|
かたりと、立て切った戸を動かす音が耳に入る。 振り返ると、土間の暗がりに、人の姿が見えた。 見慣れない人影だ。このあたりではまず見ることのない洋装に、わずかに丸められた背中。 (・・・・老人か?) そう思ったのは、ほの白く浮かび上がる、淡い色の頭髪からだった。 だがよく見れば、己とそう変わらない年頃の男だとわかる。 「・・・・誰だ。この家は今取り込み中だが」 問いかけに、男は口にくわえていた煙草を、ゆっくりと右手に取った。そうして嗅ぎなれない、一風変わった香りのする煙を、静かに吐き出す。 「失礼。邪魔をするつもりじゃあ、ありません。ただ話を聞いて、これは『こっち』の仕事なんじゃないかと、そう思ったもんですから」 低くかすれた、穏やかな声がそう告げる。 その声が、どこか闇の底から聞こえてきたもののように感じられたのは、なにかの錯覚だろうか。 「こっち、だと」 「ええ・・・・」 男はうなずくと、うつむいていた面をあげ、化野を見上げてきた。 長い白髪の間からのぞくその瞳は、はっとするほど深い碧色をたたえている。
「ああ、名乗り遅れました。・・・・蟲師の、ギンコと申します」
---------------------------------
・・・・ってな感じの妄想が、午前中脳内をぐーるぐーるとしているのですが、どうしたものでしょうか(汗) 感じとしては原因不明の病人を診ている化野のところへやってきた怪しい蟲師。医家としてのプライドと、患者の命を秤にかけて得体の知れない相手に頭を下げる化野と、それを認めるギンコ、みたいな〜〜〜 く、くそう、書きたいけどあの世界観を表現するには筆力がたら〜ぬ(涙)
|
No.683
(創作)
|
|
|
|
|
年末から編んでいたセーターが、ようやく完成いたしました。 いやもう疲れた……パーツは先日全部揃っていたので、はぎ合わせるだけなら午前中で終わるな、とかたかをくくっていたら、なにがなにが。結局夕方までかかりきりでした。敗因はメインがかのこ編みだったことですな。まったく、目を拾うのにどこに針刺せばいいのか判りゃしねえヽ(´〜`)/ そして最終的に毛糸二十玉も使っちゃったということは、イコール始末しなきゃならない糸端が単純計算して四十箇所。そりゃー時間もかかるってーの……
でもまあ、最終的になかなかいい具合に仕上がったので満足です。 ただ思い切り厚手なできあがりになってしまったので、さすがに今シーズンはもうちと辛いかと。厳寒仕様ですな。
一昨日に引き続き、今度は左薬指の爪を上から包丁でやっちまいました。またも相手はタマネギです(苦笑) もうちょっと角度がずれて指本体に行っていたら、えらいことになってそうな勢いでしたが、さすがは爪、ちょっと血が出ましたが今は白い筋がある程度で。 しかし母よ……料理手伝うようになってから二十日以上、それで一昨日と今日一箇所ずつ切ったぐらいで「ああもう! あんたは三日に一回は指切ってるじゃない。私がやるから貸しなさい!」とかゆわんで下さい。練習っつーのはなんのためにあると思ってるんですか……
2014/03/18 追記: この記事に対するスパム書き込みがあまりに頻繁なので、URLを変えるために投稿日付を変更しました。本当は29日の記事です。
|
No.372
(創作)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|