よしなしことを、日々徒然に……
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 2017年06月19日の読書
2017年06月19日(Mon) 
本日の初読図書:
■じい様が行く 〜18.黒幕貴族。
 http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/961114158

押し込み強盗に刺されて不慮の死を遂げ、異世界に勇者として転生する少年……を守って死んだのは、齡73歳の実の祖父であった。
「あれ? お爺さんは誰ですか? アサオタクミ君を呼んだはずなんですが」
「タクミは孫じゃが、お主は誰なんじゃ?」
どうやらこの神さま、このまま死ぬだろうと予想した魂を呼ぼうとして、間違えてしまったらしい。
「一度呼んじゃった魂は戻せないのに、どうしよう、、、」
孫を守れたのなら本望だと飄々としている爺 ―― 朝尾晴太郎を前に、青年の姿をした神さまは頭を抱えこんでしまう。
「儂が転生すれば、問題は丸く収まるのかのう?」
「全てが丸くとまではいかないけど、ある程度は」
「ならば転生しちゃるわい」
「いいんですか?」
孫に付き合ってオンラインゲームをたしなみ、ラノベにも手を伸ばしていた爺は、この事態に順応するのも早かった。
思いつくままにいろいろと要求すると、全面的にこちらに非があるのだからとすべて通ってしまう。かなりのチートに仕上がってると思うんじゃがな? と思いつつ勇者云々について確かめてみると、他にも勇者候補はいるので大丈夫だと言う。ただもしうまく行かなければ、手伝いを頼むことはあるかもしれない、と。
「お手伝いくらいなら構わんぞい。ここまで我が侭聞いてもらったんじゃからな」
でもできるだけのんびり暮らそう。魔法の力はいろいろもらったが、基本は拘束からの逃げで。モットーは『いのちだいじに』じゃ。
かくして十五歳ほど若返った姿で異世界に降り立った爺さんは、天災級モンスター並みのステータスやら神様の加護やらを背景に、マイペースな異世界ライフを満喫することにしたのだった。


まあ、お約束といえばお約束。
主役が爺で、若返りも十五歳だけで年齢58歳というあたりが斬新かな。
ステータスとかをそこまで延々と書き連ねていないのは好感度高いです。あれよく判んないんですよ、ゲームしない人間にとっては(苦笑)
ただまあなんというか……展開とか設定とか、文字通りのライトなノベルだなあというのが今のところの印象ですかね。まだ17話ほどなので、そのあたりは今後に期待ということで。
爺ちゃんが、悪いことしてくる相手をなあなあで済まさず、突き出すべき相手はきっちり突き出し、嫌な相手もさっさと見限るあたりはすっきりできます。



あとマヌケなFPSプレイヤー〜が終了したことに驚きを禁じ得ない私です。
いやちょっと前に「あと数話で終わります」的なお知らせがありましたけど、てっきり「現在の敵との戦いが」だと思っていたので。覇王華とかいろいろ回収されてない気が……あとあの展開だと対外的にはヒロインが、帰ってこない恋人諦めて新しい相手見つけたように取られちゃうのではとか、微妙に消化不良感がですね……
No.8283 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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