よしなしことを、日々徒然に……
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 まだまだ修行が足りない
2016年12月10日(Sat) 
先日読んだタティングレースの本に書かれていた、「ふっくらとした柔らかい質感や、自然の肌触りを大切にしたいものです」という、聖光院さんの言葉。
そしてその言葉の通り、緩め緩めに結っていかないと、外周の長さが足りなくなって、あっという間にお椀状になってしまう構造の編み図。

本に載っているモチーフを数枚試作してみて、自分が今までどれほど糸を締めすぎていたのか、実感させられました。
もうね、編地の手触り、その柔らかさが、本の通りに作った場合だと全然違うのですよ!

さらに言うならば、間違えた時のほどきやすさも、糸始末時の糸端の縫い込みやすさも雲泥の差です。
以前「初心者は糸を締めすぎがち」という記述をどっかのブログで見かけて、いったん意識を切り替えた際にも同じことを思ったのですが……今回はまた桁が違いました。あの程度の切り替えでは、まだ全然足りてなかったんです。

そこらへんは、以前にマクラメをやっていたことも原因の一端だったかもしれません。
マクラメでタッチング結びをする際は、ひと目ひと目をきっちり締めて、固く緩みのない仕上がりになるようにするのがコツのひとつでしたから。
そういう意味ではタティングレースと真逆と言えるでしょう。
とは言えあの経験があったからこそ、結び目の正しい形や、どちらの糸を「芯」にするかが大事だというポイントが、頭に入っていたことも事実。
むう、難しいものです。


ともあれ。
糸を緩く結うことで、完成がどれだけ違ってくるものか。
もうちょっとはっきり実感してみようと、前に作成したものとまったく同じモチーフを結ってみたのですよ。
選んだデザインは↓これ。



これを作ったのは、まだ最初の意識改革すらする前のことでした。
日記によれば8月末だから……タティングレースを始めて、やっと二ヶ月経ったかどうかといった頃でしょうか。ようやく#40の糸を使い慣れてきたぐらいの、まさに初心者も初心者といったあたりだったと思います。

そして今回。
緩めに緩めに、目指せふわふわの柔らかい仕上がり……とひたすら念じながら作成したものと、↑上記写真のモチーフを実際に並べ比べてみた結果、



……これですよ(愕然)

もちろん、左が以前のもの。右が今回作成したやつです。
同じ太さの糸を使って、まったく同じ目数で作成して、これだけ完成品の大きさが変わってしまう。この衝撃の現実ときたら、もう言葉を失うほかなく。 ああ、まったく同じ目数というのはちょっと語弊がありますか。四隅のリングを隣と繋ぐため、ピコを2つずつ増やしてありますが……違いと言えば本当にそれだけです。

まったく、どんだけぎっちり締め上げてたんだ、3ヶ月前の私は……
左のものだって、すでに10枚以上を作成して、もうだいぶ作り慣れたと自負した状態での一品だったんですよ?

……ってか、こんなちっちゃなモチーフでここまでサイズ差が出てくるとなると、例の作りかけの大物なんかは、この締め具合に切り替えた場合、新旧モチーフの境目で思い切り波打ってしまうのではないかと(汗)

うっわー、マジかよどうしよう……さすがに今さらアレを、最初からやり直すのは荷が重すぎるぜよ?

……いっそ縦横を入れ替えて、今までの部分が中心に来るようにして、周囲を緩めの編み目の大きめモチーフで囲むように配置すれば、なんとか収まりがつくか……?(ぶつぶつ)

初心者がいきなり大物に挑戦するなというのは、こういうところが問題だからなんでしょうねえ、ふふふ。
棒針編みなんかも、セーターで左右の袖の長さが違うとか、マフラーで編み始めと編み終わりの幅が(ry とか、お約束ですもんねえ。
常に一定の強さで編み続けることが大切。
しかしその「一定」の、自分なりにベストな強さを見つけ出すには、二ヶ月や三ヶ月、ましてや半年程度の経験では、まだまだ到底足りないということですね、ははははは……はあ……(−ー;)
No.7926 (創作:: タティングレース)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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