よしなしことを、日々徒然に……
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 2016年07月10日の読書
2016年07月10日(Sun) 
本日の初読図書:
4529041700やさしくタティングレース
藤重 すみ
日本ヴォーグ社 2005-09

by G-Tools
図書館で借りてきた指南書二冊目。
……うーん(苦笑)
レビューで酷評されまくっていた通り、写真がアカンです。前半に載せられている作品写真が、見本ではなく「写真集」の撮り方になっています。写真として見るにはお洒落かもしれませんが、この本を読む人間が求めているのは、細部がどんな構造になっているのかなのに(><)

それなのにほとんどの写真が演出的なフォーカスをかけてあったり、作品を斜めや遠景に配置していたりするので、どこにどういう結び目が使われているのかさっぱり判りません(−ー;)
ひどいのになると、いくつも連結された同じモチーフの、その1個分でさえ全体像を見ることができない状態。
あと糸始末の仕方とか、これピコのサイズは? とか細かいところの説明が足りてないので、最初に買う一冊としては向かないんじゃないかと。

内容的には、比較的気軽に挑戦できそうな、ファンシー系小物が多いと思いました。
カバンなどに縫い付けるワッペンや、布製コースターのまわりにつける縁飾り、変わり種だと、立体に作る卓上クリスマスツリーなんてものも。あと8段ある大きなドイリー(丸い敷物)とか、ベストやスカーフといった大物もいくつかは載っています。

ざっと見た感じ、使用する技術も本当に基本のみなのかな? 少なくともスクリプトステッチなんてものは見当たらないような。シャトル2個使いはけっこうあるようですが。
リング・ブリッジ・ピコ繋ぎがひと通りできるようになった人が、ステップアップの二冊目に選ぶのには良いんじゃないかと思いました。

とりあえずこの本からは、まず雪のモチーフに挑戦。



編み図で指定されていたのは#40の細い糸だったので、#20の糸で作るにあたって、すべての結び目を倍の数に変更しています。おかげで出来上がったサイズもちょうど倍の、7cm直径に。
……これもご覧の通り、見本写真では完成形がよく判らなかったので、実際はどういう形なのかを確認してみたかったというのが正直なところだったりして。

で、
エコバンドで作ったピコゲージの5ミリ用を使用して、まずは中心部分の一段目を作成。



ここでいったん糸を切って処理するのですが、あれか、ここでモックピコなる技術と昨日のスクリプトステッチをうまく利用すると、糸を切らずにそのまま二段目に進めるってことなんでしょうか?

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース モックピコ(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-393.html


二段目からは、シャトルが二つ必要でした。



実は最初それが判らずに、これまで通りシャトル1個と糸玉で作業していました。が、なんか途中で「あれっ?」ってなりまして。
急遽、糸玉に繋がってる方の糸を5mぐらい繰り出してから切断。、別のシャトル(写真右下のほう)に巻きつけました。ちょっと長く切りすぎたせいで、シャトルからいささかはみ出してます(苦笑)

なぜそれが必要だったのかというと、「ジョセフィンピコット」という部分を結ぶためでした。



この、赤丸部分です。
他の部分はほぼすべて、右手で動かすシャトルの糸を軸に、左手に持つ糸玉の糸を巻き付けて結んでいきます。しかしこの、ブリッジと呼ばれる部分の上に突き出すようにつくるリング、「ジョセフィンピコット」だけは、それまで巻きつける側だった糸を軸にして、その軸へさらに同じ糸の先を輪にして持ってきて巻き付けていくという形をとるのです。なのでその作業をするには糸玉ではなく、もうひとつ別の、サブシャトルから糸が伸びていなければならない、と。

……これまで、複数の色を使う作品はともかく、単色の作品の場合でもシャトルが複数いるという編み図があるのは何故なんだろうと、疑問に思っていたんです。なるほどこういう場合などに必要なのですね。 ってかもしかして、先日から作っている花モチーフのぶら下げ部分も、このジョセフィンピコットで作ればカーブの向きが合うんじゃ??
たぶん他にもいろいろな技術があって、必要なシャトルの数が増えていくのでしょう……すでに今日、三個でも途中が怪しかったし<また買い足してしまいそうな自分が(汗)

ともあれ紙書籍は、やはり便利ですね(しみじみ)
ネット上でフリー公開されている編み図より、ずっと種類が豊富だし、なにより目の前に開いたまま、ゆっくり作業できるのがありがたいです(しみじみ)



さあて、返却期限が来る前に、次はどれに挑戦しようかな……?


2017/08/23 追記:

このジョセフィンピコットって、他に「フローティングリング( Floating Ring )」とか「リングオンチェイン( ring on chain )」・「リングオンリング( ring on ring )」とも表現するみたいですね。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース SSする?
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-486.html

そちらの方が判りやすくて、個人的にもしっくり来ます。
ジョセフィンピコットとジョセフィンノット、しょっちゅう間違えちゃうんですよ……
No.7696 (読書)

 
 この記事へのコメント
 
paoまま  2016/07/11/17:26:17
こんにちは

まこっちゃんが激しくタティングレースだのなんだのと、モノ作り記事もお書きになるので、私も早くクラフトテープでパオの昼寝カゴを作らねばっ!
と、思いつつも材料の仕入れに行っておらず、ひたすらパオがお昼寝している姿の妄想に励んでおりました。
が、ふと「昔編み物してた時の毛糸が残っとらんかね」と思い探したら、かぎ針に棒針が仰山、それとコットンの毛糸が一玉ありました。
昔を思い出しながらコースターもどきを一個作ってみたですよ。
でもさぁ、「すっかり忘れとるじゃん!」
ネットで編み方をググりましたじぇ。
なんか小さいのが出来ました。
仕上がりはいい加減でショボいけど、なんか嬉しかったデス。
 
No.7697
 
神崎真  2016/07/11/23:36:15
こんばんは、ままさん。
って、おお!? ままさんがついにハンドメイドの道に Σ(゜ロ゜)
ふふふ、一歩を踏み出したら、のめり込むのはあっという間ですぜwww

ままさんは、むかし編み物をしていらしたのですね。
最近はかぎ針も棒針も百均で気軽に揃えられますけれど、やはりちゃんとしたメーカー品は、使いやすいし長持ちすると思います。私が使っている道具の中にも、母から譲られた年代ものがいくつもありますし。
……そういえば裏の物置に「毛糸」って書いたダンボールがあったような……母は若い頃かぎ針レースもやっていたから、探してみたらレース糸が残っているかも……?

そして作られたというコースターは、ブログにお写真UPされないのでしょうか(わっくわっく)
コップを置いておくとテーブルに水滴の輪ができる、これからの季節。なかなか役に立つのでは。
あとアクリルの極太毛糸でたわし作るのもオススメですよん。
ちっちゃいからすぐ完成するし、少しぐらい失敗しても、人に見せる物じゃないからざくざく編み進められて、いい練習になります。
うちはバスダブとかちょっとした食器を洗うのに、この適当なかぎ針編みアクリルだわしを使用しています。洗剤少なくて済むし、ヨレたら惜しげなく交換できるし。作るに良し、使うに良しで一石数鳥でっせ★
 
No.7699

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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