よしなしことを、日々徒然に……
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 2016年06月02日の読書
2016年06月02日(Thr) 
本日の初読図書:
「婚約破棄は円満に。(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n3490cx/

前世の記憶持ちがさほど珍しくないその世界でも、彼女は異質であった。大国の辺境伯の長女として生まれた彼女は、過去ではなく500年ほど未来の記憶を持っていたからだ。それも鮮明に。
歴史を改変する気など毛頭ない。この大陸は、これから大きな戦争も飢餓も疫病もなく、400年は平和に豊かに発展するはず。正直に、己と家族が平和に暮らせたら良いとそう思っていた。
問題なのは、長い歴史ではなく目の前の現実であった。
何故なら彼女は、知っていたのだ。自分の婚約者である王太子が、後に歴史に名を残す君主となることを。そしてその理由を。
ゆえに前世の記憶を取り戻した頃から、全力で婚約破棄に向かって努力していた。そのはずなのに……何故か気がつけば、悪役令嬢の立場にいる。学園に入学し、婚約者である王太子のとなりには一人の少女。前世でプレイした乙女ゲームにそっくりのシチュエーションだ。しかもやってもいない虐めをやったことになっている。
そもそもその乙女ゲームは、歴史を元ネタにしていた。この現実が本当に乙女ゲームの世界なのかどうかは判らない。だが可能性があるならば、避けるに越したことはなかった。
そうして彼女は、ある計画を胸に学園の卒業パーティーへと臨んだ。ゲームの中でのクライマックス。悪役令嬢が婚約破棄を言い渡されるその舞台だ。
エスコート役の父親とともに彼女が向かったのは、王太子ではなく、その父親である国王のもとで……

お約束の悪役令嬢モノ。短編です。
異世界未来 → 異世界過去への逆行転生。……いや異世界と名言はしていないのかな?
乙女ゲームとかあるあたり、異世界未来は現代日本とそう変わらない感じっぽいですし、「歴史に名を残す君主」も、モデルはヘンリー8世なのだとか。
ああでもそうすると「大陸の三分の一の領土をもつ大国」という条件からは外れるから、やっぱり架空の異世界なのか。
後の世に歴史ヒ●トリアとかで、「あの王の、秘められた真実の愛とは」なんて語られそうな展開が面白かったです。
No.7602 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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