覚 え 書 き (旧)
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手で糸撚りをする その2
2015年10月09日(Fri)
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の続きです。
糸の準備ができたら、基本的な作業は2本撚りの場合と同じ。
1.輪になった撚り始め部分を足の指に通し、手元との間で三本(内二本は輪になった一本)の糸を、ピンときつく張る。
2.輪になった糸を、反時計回りにひたすらねじって1本にする。輪が等分に二つ折りになるよう注意。
3.ねじれが解けないよう、中・薬指などで固定して保持しつつ、糸巻きに繋がっている方も反時計回りにねじっていく。
4.軽く弾いたりしごいたりして、全体のねじれが均等になるようなじませる。
5.両方とも充分ねじれたら、2(3)本を一緒にし、今度はまとめて時計回りにねじってゆく。
6.撚り合わさった糸をたるませても絡まない程度にねじったら、念のためもうちょっとねじってから、再度全体を弾いたりしごいたりしてなじませる。
7.撚り合わさった部分が解けてこないよう、「ひき解け結び」で仮固定する。
↑1個目のひき解け結びができた状態。
大きな輪が、数センチ撚り残されています。
ここからちょっと、難易度がUP。
まず、撚り残された元・大きな輪の残りにかぎ針を通し、ぐるぐると反時計回りにねじります。
糸巻きに繋がっている方の糸も、やはり反時計回りにねじります。
そうすると両者が自然に撚り合わさっていくので、糸巻きの方の糸を最後に輪から引き出します。ここが鎖編みの原理ですね。
引き出した糸は、ずずずーーーっと引っ張って、再び作業に適した長さ(3〜60cm)の輪にします。
で、今度はひき解け結びを足の指にはめ替えて、再び1〜7を繰り返し。
撚り終えて2個目のひき解け結びができたら、親指から抜いた1個目のひき解け結びをほどいて、前後をはじいたりしごいたりして、撚りむらを整えます。
爪楊枝の指しているところが、かぎ針で糸を引き抜いた部分です。意外と目立ちません。指でしごいていくと、かすかにここかな? と感じる程度です。
あとはひたすら1〜7と、かぎ針を使って糸を引き出していく作業を繰り返せば、糸と根気が続く限り何mでも撚っていけます★
撚り終わった方の糸は、何度かはじいてなじませたのち厚紙などにゆるめに巻いておけば、収まりもよろしいのではないかと。
なおあまりきつく巻くと糸が痩せてしまうので、そのあたりは要注意。
で、完成品を比べてみると……
下から、「元の糸」「2本撚りしたもの」「3本撚りしたもの」「ダイソーのリリアン(ロウ引き前)」です。
んー、やっぱり3本撚りしないと、ちょっと太さが足りませんかねえ。
ただロウを引くと、リリアンは弾力性があるせいか気持ち細めになります。しかしこの金糸銀糸は今の段階でもほとんど伸び縮みしないので、ロウ引き後にどうなるかはまだなんとも言えません。
……そもそも、ちゃんとロウ引きができるのかとか(アイロンで溶けないだろうか/汗)、仮にできたとしても、それを火で炙って糸端始末ができるのかなど、まだまだ懸念事項は山積みなんですが。
それでもとりあえず、「手で糸を撚る」という新しいスキルをGETしたぜ★
実際にこの作業をやってみて、初めて「藁で縄をなう」という作業がどういう原理になっているのか、感覚で理解できましたよ……
ちなみに。
この糸を2本撚りにすると、長さが半分×9割程度に減ります。
元糸が36〜8mあるそうですから、全部撚れば完成品はざっと17m程度。3本撚りだと3分の1の9掛けで、10mちょっとというところでしょうか。
108円とこの労力をかけて、17mもしくは10mのロウ引き紐を入手することが、金額&品質を秤にかけて、ペイすると思えるかどうか。
それが意見の分かれどころですね(苦笑)
私はこの撚るという作業自体も、手芸の一環として楽しんでいるんですが。
……でもできれば、3本撚りの完成品が1巻で20mぐらいできてくれると、正直もっと嬉しかったなあ(笑)
あるいはリリアンとこの金糸銀糸を撚り合わせて、ラメ入り紐を作ってみるのも面白いかもしれないとか。
あと得々屋の隣にあるテナント手芸店に、ちょっと細いからと購入を見送ったポリエステル100%の糸が、それなりの色数200円以下であったような……あれいったい何m巻だったかしら……? とか。
いろいろ夢は広がりますvv
ああしかし、いったい何が私をここまで駆り立てるのでしょう(苦笑)<素直に市販の紐を買えよ
「あんなふうにしたら、こんなものができるかもしれない」と思いついたら、とにかく一度は試してみないと気持ちが落ち着かないんですよ……(^ー^;;)
そんな訳で、明日はこれらの糸にロウを引く作業をやりましょうかね♪
ついでに、まだロウ引きしてないダイソーのリリアンも何色かいっしょにやっつけて、と。
ふむ黒と銀と濃青の糸が手元に揃ったら、アーティルトをイメージしたストラップが作れるかなっ。
ロッドのも作ってみたいのですけれど、その場合はどう構想を練っても焦茶の糸が外せなくって……(しょぼん)
せめて焦茶だけでも、ちゃんとした紐を買おうかなあ。
あって困る色ではないし、どの糸と組み合わせてもそれなりに映えそうですしねえ。ふみゅう。
No.7149
(創作:: マクラメ)
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プロフィール
神崎 真
(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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