よしなしことを、日々徒然に……
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 やはり妥協はほどほどで
2015年09月19日(Sat) 
さて、やってまいりましたシルバーウィーク初日。
朝一番で天気予報をチェックし、今日はそこそこの日差しが望めそうだと確認できたところで、ワクワクしながら初・レジン(紫外線で固まる透明樹脂)細工の作業に着手しました♪

まずは、昨夜のうちに下準備しておいた、レジンの空枠。



以前にもメモしておいた、↓こちらのサイトを参考に、木工用ボンドでクリアフォルダに貼り付けることで、レジン液の流出を防止するようにしてあります。

■カラ枠にレジンを入れる:小鳥のアクセサリー・雑貨 「Kotorika」
 http://kotorika22.blog129.fc2.com/blog-entry-411.html

上の写真は乾燥途中かつ、隙間を見つけて一度ボンドを足したので、白い部分が残っています。今朝目を覚ました段階では、完全に固まって半透明になっていました。

次はこれに流し込むための、レジン液を準備。
ついつい急いで作業するあまり気泡を作ってしまうことを予防するべく、嫌でも時間がかかるように、まだ直射日光が室内まで届いていない朝から始めました。

使用したのは、ダイソーのUVレジン(ハードタイプ)と、セミプロ絵描きの次兄に分けてもらった油絵具。ホルベインのインデアン イエローです。



油成分が多いと固まりにくくなるので吸わせたほうが良いというネット情報を元に、ティッシュの上に出してみましたが、どうも数日ぐらいはこのまま置いておかないと意味がなかったような?
……まあそこらへんは、気休め程度で(苦笑)
例によって、牛乳パックを洗って切ったものに、たっぷりめのレジンを絞り出し。
そしてできるだけ気泡が入らないよう、爪楊枝の先で少しずつ絵の具を入れては、静かに静かに混ぜていきました。やはり液体同士のためか馴染みがよく、ムラなく簡単に色が広がってくれます。
もう↑の写真を見れば既に、先日のクレヨンで着色した場合とは雲泥の発色なのがお判りでしょう。

そしてこの段階で目に見える気泡はなかったので、そのままレジン枠に入れました。
予想以上に枠の容量が小さく、爪楊枝の先から垂らした粘度の高い = 大きめになったただの一滴で、いきなり枠の外へ溢れ出しそうになって焦ったのも、今だから笑える話★
楊枝の先でつつきながら隣の穴に盛り上がった液を移動させ、どうにか決壊を回避。一滴ずつ増やすのは危険だと、楊枝の先につけたわずかなレジンを接触させては、表面張力で吸収されるのを利用して足していくという細かい作業に。

ちまちまとどうにか必要な量を流し入れたあとは、いったんお椀をかぶせて光(紫外線)を遮り、十分間ほど放置して液を落ち着かせました。ここで焦ってはいけないと、アラームをかけてきっちり十分、我慢の子です。
そのうえで、流しこむ際にできてしまった気泡を爪楊枝で潰し、ようやく直射日光が入り始めた窓際へとセッティングできました(ため息)

多めに作って残った着色済みレジンは、枠の脇へと丸く垂らし、硬化具合をつついて確かめるサンプルに。
そうして待つこと、一時間半ほど。
良い感じに強まった陽光のおかげで、きれいに固まってくれました。
懸念していた、油絵具の影響による硬化不良やベタつきなども、まったくありません。綺麗な透明感のあるものに仕上がりましたよ。
先日、クレヨンで着色実験&レジンを扱う練習で作ったもの(左二つ)と並べると……



同じ「蜂蜜」を目指した結果が、この通り。
発色も気泡の入り具合も、比べ物になりませんね!
ダイソーでも油絵具は売られているそうですし、レジン専用の顔料粉末も小袋でですが置いてありました。
……第一回試作のエポキシ接着剤&クレヨンが、何時間経ってもベタベタした上に発色も微妙だったことといい、百均製品を使うところまでは妥協しても、やはり代用品を使うのは程々にしておいた方がいいのだと、しみじみ思い知った次第です。

さらに、もうかなり固まってきた段階で、大きめの気泡が一個残っているのを見つけてがっかりとかもしていたのですが。
完全に硬化したあとPPシートから剥がしてみたら、外部と繋がったくぼみ状になっていたので、埋めがてら裏側からも透明のままのレジンを薄く塗って、さらに三十分ほど日に当てて、と。
そんなこんなの間に、使用済みのあれこれを片付けつつ、その他のパーツを組んだりとか。

そういった末に出来上がった完成品は、こんな感じになりました。



名付けるなら「蜜蜂と巣ハニカム・ビィ」ってところでしょうか?
下にぶら下がっている二つの雫は、やはり若気の至りで買ったっきり、1〜2回しか使わなかったイヤリングをバラしたものです。久しぶりに出してみたら、金具とかとっくに壊れてて、使おうにも使えない状態になってました(−ー;)
……それでも「あのイヤリングを使えば面白くなるだろう!」と思ったからこそ、このチャームをポチった訳で。今になってこうして再利用できたのだから、やはりなんでも取っておくものですねえ(笑)

そして蜂の頭についている、巣と繋がる部分の輪っかが予想以上に小さくって、ちょっと油断すると蜂が上に跳ね上がったまま、引っかかって動かなくなってしまうというのが難点、かな(苦笑) いっそもう揺れなくてもいいから、ボンドで固定してやろうかしら。

今回かかった材料費。
蜂の巣チャーム → 他に買った別パーツと送料を頭割りにすると、およそ155円。
UVレジン → ダイソーで5g入り108円。保存がきかないらしいので、おそらく残りは廃棄。
上部の丸いビーズ → 同じくダイソーの108円。ただしミックスビーズ詰め合わせなので、今後いろいろ流用できそう。
以上371円と、あとは手元にあったありあわせの組み合わせ。

ここ数日、ああしようかそれともこうしようかと構想を練ることで楽しんで、さらに実際の作業も面白く。おまけに(おまけかい)かんざしパーツも一個増えて、費用対効果は非常に高かったですvv
レジンの基礎を覚えたのも収穫ですね。
私のセンスと不器用さと貧乏性では、お洒落で素敵なあれこれを作るのは無理でしょうけれど。でも手元には百均でチャーム買った時セットでついてきたミール皿(底があるタイプのレジンの土台)なんかもあるし、レジン液も半端に残っているし。日差しが弱まらない今の季節のうちに、また何かやってみるのもあり、かも?
No.7107 (創作:: レジン)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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