2015年07月24日の読書
2015年07月24日(Fri)
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本日の初読図書: 「1パーティーに1人、俺オススメです。 改稿版(小説家になろう)」〜初心者講座1日目 http://ncode.syosetu.com/n0616cr/ 「1パーティーに1人、俺オススメです。(小説家になろう)」〜考察 http://ncode.syosetu.com/n9345cj/
勇者召喚に巻き込まれ、イケメン同級生とともに異世界へ召喚された佐藤慶明、17歳。勇者の職業“聖剣の勇者”に対し、彼のそれは前代未聞の“脇役A”だった。補助職系スキルの習得率が10倍な代わり、攻撃職および攻撃系スキルが習得不可能という代物だ。 魔獣の跋扈するこの世界で、いったいどうやって生きていけば良いのかと頭を抱えた慶明に、勇者たる天原優斗は「僕と一緒にこない? 必ず守ってあげるから」と言ってくれた。 ……それから、三年。 勇者は順調にパーティーメンバーを増やしていった。召喚した国の王女、隣国にいた不遇の剣士、優秀な魔術士、元魔王の配下の吸血鬼。ちなみに全員、女性。ハーレムメンバーだ。 そしてついに、邪神がいるらしい巨大迷宮に一番近い街ジェナスにて、その時はやってきた。 「おはよう慶明君。あ、この人はね、新しく仲間になった淫魔族のリリスさんだよ」 勇者の恩恵が行き渡るのは、当人を含めて6人まで。故に勇者パーティーは6人と決まっている。 「みんなと相談して、慶明君はこの街で待っていてもらおうということになったんだ」 申し訳なさ気な優斗をよそに、他のメンバーたちは遠慮なく口を開く。 「これからは邪神を倒しに行くだけなの! なら、いたら便利ぐらいの人よりも戦力になる人を入れるに決まってるでしょ!」「そうですわ。男なら潔く身をひいてこの街で待っていなさいな」「キリアの言っていることは妥当。サトーはこのパーティーから外れるべき」 散々に言われた。どうやらこれまでに、アピールを潰したり良い雰囲気を壊したりしてきたことで、よほど恨まれていたようだ。 でもな、優斗が特定の女の子とくっつくと、このパーティー崩壊するの分かってます? とは口にせず、慶明はおとなしくパーティーから外れることにした。 この三年間、従者としてこき使われてきた代わりに、勇者の恩恵(パーティーメンバーも含め取得経験値と熟練度が5倍)を受けて、メイン職業“脇役A”のレベルは856にまで上がっている。 サブ職業、調理師・裁縫師・罠師・解体師・薬剤師・斥候に至ってはカンスト999。 これからはパーティー仲間から白い目で見られることもなく、自由を謳歌できる。とりあえず冒険者として活動しつつ、人生のパートナーを捜すとしますか、と。 従魔師スキル・レベル1の習得と、孵化させる方法が不明かつ労力が必要な代わり、生まれる従魔も一線を画すというロマンある卵を入手した慶明は、見どころのある将来有望な冒険者として新たな一歩を踏み出し始める。 一方で、野営の準備に夜間の見張り番やポーション類の調合及び在庫管理、装備の手入れから日々の食事の支度、はては獲物を解体して素材化、持ち運ぶところまで慶明の支援スキルに頼りきりだった、勇者のパーティーはというと……
巻き込まれたと思われた方が、実はよっぽど有能でした系。見返しザマァ展開の異世界召喚モノ。 一見ヘタレな平凡のようでいて、実はめっちゃハイスペックな優良物件が好みな私としては、なかなか好みな話運びなのですが。 ……惜しむらくは、最初の連載がめっちゃ中途半端ところでいきなり休載。 そして改稿版の方は開始して10日、やはりキリの悪いところで前触れもなく更新停止。 作者のプロフィールページは公開されていないため、活動報告とかもなし。 感想欄の雰囲気も正直あまりよろしくない感じで、これは作者様のモチベーションが潰されたかなあ……と。 まってくもって、もったいないことです。
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No.6965
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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