よしなしことを、日々徒然に……
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 筋肉ムッキムキ(笑)
2015年07月20日(Mon) 
さてさて、今週のアニメ・アルスラーン戦記15話「シンドゥラの黒豹」。
ついに待望のジャスワント登場ですよ★
先週も突っ込んでましたが、瞳の色が緑vv そして筋肉ムッキムキvv
OPやEDで見た時も驚きましたが、何と言うかもうちょっと、鞭のようにしなやかな引き締まったタイプを想像していたので、いささか意外でした。 腹筋がシックスパックどころの騒ぎじゃねえ(笑)
特にOPでものすごいスピードで動いてる敵を切り倒すシーン、コマ送りにしてみると瞳がめっちゃ緑に光ってるんですよ。すげー。
今回のアニメ化では、どのキャラもすごく瞳の表現に力を入れていると思います。アルスラーンの「夜空色の瞳」は言うまでもなく、ダリューンの黄金色の目なんてまさに猛虎将軍ショラ・セーナニーの二つ名に相応しいですし、アルスラーンの横に立つエラムの深緑の瞳も互いに引き立てあっていい感じ。ギーヴの目なんてなんだか猫っぽくて、彼の気まぐれさ、なにを考えてるのか掴み所がない部分を見事に表してるんじゃないでしょうか。
第一話を見た時なんて、廊下に立つタハミーネ王妃の目の色が、横から差す光を浴びて左右微妙に異なってるところとかに、製作陣のこだわりを見た気がしたものでしたっけ。
で、ジャスワント。
実に見事なコバルトグリーン。そしてそして、ちょっと薄暗くて判りにくいんですが、宰相マヘーンドラの瞳もまた緑っぽいんですよ! これってやっぱり狙ってますよね、ね!?

……って、目の話だけでどんだけ(笑)

そしてできるだけアニメ単体を楽しもうと、小説の方は現在封印中なんですが。それでも気付いた削られて悲しかった部分としては、まず別行動を提案してきたラジェンドラに、糧食やら地図やらを要求しまくるシーン。あそこでアルスラーンが「それは多すぎはしないか」と言ってナルサスが「あの御仁(ラジェンドラ)は自分が強欲ゆえ、相手にも同じように振る舞われたほうが理解ができて安心するのですよ」みたいなことを言うところ。
そして只者じゃないジャスワントが案内人として派遣されてきたことを警戒するダリューンに、「あるいは自分(ラジェンドラ)にとっても危険な人物を我々に押し付けたか……」とナルサスが考察する、すなわちラジェンドラもまたジャスワントがガーデーヴィの間諜だったと気付いていたのではないかと示唆する部分。
この二つがなくなったことで、ラジェンドラだってちゃんといろいろ思惑を巡らせてるんだよ〜お互いに化かしあってるんだよ〜〜という印象が薄れてしまったのではないかと。
まあ、どう転んだところでしょせんはナルサス卿の掌の上★ なんですがね(笑)
あとジャスワントが殿下を蛇から助けるエピソード……これは確かアニメオリジナルだと思うんですけど、せっかくそれを入れたのなら、ラストで殿下がジャスワントを解放してやる際に一言「彼には一度命を助けられたから」とか口にすれば、ジャスワントがとっさに子供(殿下)を助ける誠実な真面目人間であることを印象づけつつ、今後やってくる「殿下はあの者の命を三度救われました。その恩をあの者が〜〜(うろ覚え)」の台詞がさらに生きてくるだろうに、もったいないなあと。
ああでもそうすると、ナルサスの「正直お甘いと思いますが、まあいいでしょう」の台詞と違和感が出てくるのか……むう。難しい。

逆に今回嬉しかったのは、新年の儀式をやってくれたこと。そして天幕内での作戦会議で「殿下にお祝い申し上げます」「殿下の部下に阿呆は一人もおりませぬようで」の台詞があったこと。うんうん、毒舌ナルサスはこうじゃなきゃですよねvv
あと良いのかこの時間帯のアニメでとうっかり心配してしまうほど、相変わらず戦争シーンがきっちり殺し合いなところとか。冒頭からいきなりダリューンが顔面まで血まみれだったり、安定のセコムっぷりで殿下の危機に槍を投じ、串刺しになった敵大将が容赦なく死んでたり。
……最近ほんとに、残虐描写がどうので気を使いすぎたあげくに逆に変な方向にねじ曲がり、かえって命が軽くなってるアニメを見てきたせいか、個人的にそこらへんを非常に評価してしまいます。
戦争は綺麗事じゃないんだよ……(しみじみ)

でもって。
先週の影の薄さを挽回するかのように、ギーヴ大活躍vv
ジャスワントの力量を見るために手を抜いて戦ってみたり、二人で使者に立ってみたり、発火筒に火を点けようとするジャスワントを取り押さえてみたり。
特にジャスワントとの二度目の戦いが、めっちゃ楽しそうなこと。
「あんなところで、本気出すわけないだろ?」が表情も相まってかっこ良くてかっこ良くて。
この「〜〜ないだろ?」って、以前河に飛び込むふりした時とかジャスワントに最初に斬りかかった時にも言ってますし、アニメ版ギーヴの口癖なんですかね。なんか発音が独特で妙に耳に残りますvv
ジャスワントの縄を剣で切る場面なんかも、ついうっかり「先週のダリューンに張り合ったか??」「『そうおっしゃると思いました』って、あんたもすっかり殿下の理解者セコムの一員ね(笑)」とか思っちゃって。
ただジャスワントが、出て行く時に一礼してくのは、まだちょっと早いんじゃないかという印象が。あそこはやはり、振り向かずに駆け去って行ってほしかった。そしてナルサスに「結果的にシンドゥラに被害をもたらした彼が、果たして受け入れてもらえるかどうか……」とかなんとか言ってほしかった。
そこらへんはやはり、残り話数の問題ですかねえ……

あとは随所で作画が崩れたり、戦闘シーンの動きがカクカクしてたのが残念でしたが……それになんで軍師が最前線で槍ふるってるんだとか、殿下の護衛がエラム一人……どころか夜間行軍で一人にすんなよとか、突っ込みどころはいろいろと(以下略

とかなんとかまあ、
文句はいっぱいつけましたが、今回も総じて楽しかったですvv
ファランギースの露出もちょっと減ってたし(苦笑)
来週は戦象部隊かあ。そういえば角川映画版では、ラジェンドラも白象の頭に仁王立ちして、無茶苦茶やってたっけ……
あの頃は改変部分に文句つけるなんて考えもせず、動いてしゃべる彼らを素直に楽しんでましたが……今にして思うと突っ込みどころは今回のアニメの比じゃなかったなあ(遠い目)


補足:
今回のエンドカード、字が潰れて一時停止しても読めなかったので、ネットで画像を確認。

■アルスラーン戦記 15話 エンドカード
 https://twitter.com/arslan_anime/status/622684395929927680/
photo/1

右・青いカード
「ナルサス卿、おぬしを宮廷画家として迎えよう」
「なかなかどうして」
「殿下、ナルサスを宮廷画家になさるなど、パルスの文化史上に汚点を残すことになりますぞ」
「いいではないか、ダリューン。しはらった代償が額装されて史上に残れば、戦争の峻烈さもまた史上に残ろう」
「殿下」


左・赤いカード
「王よ、目をひらいて広く国政の実情をごらんください。美しいものばかりでなく、みにくいものを直視するよう、おつとめいただければ幸いです」
「うぬ、ナルサスめ、登用してやった予の恩を忘れ、したり顔で己が絵を推挙するか!」
「王よ」


でした。
ナルサスの絵の扱いって(笑)
そして「絵心の心得」ってのは平仮名にしない状態での回文に。
……ってか、ネット上の感想を見たら「エンドカード、原作の文章丸写しで面白みもなんもない」とか「読めても意味がわからん」とか「つまりどういうこと?」とか言うのがあって、本気で若者の活字離れとやらが心配になってきた……(汗)
No.6956 (映像)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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