道化じゃなく道化を演じてるんだと思う
2015年05月31日(Sun)
|
|
|
アルスラーン戦記だけは、ほぼリアルタイム視聴を続けてます。 ……台詞聞き落とした時とかのために、数分遅れの録画再生で追っかけ見ですが(苦笑) 今日は第9話「仮面の下」。 だいぶアニメオリジナル展開が増えてきましたね。 水を汲もうとして転んじゃうアルスラーンは、相変わらずドジっ子属性。 それでも民を助けるためにルシタニア兵の前へ出て行くのに、装飾のある剣を隠すぐらいの機転はあったのか(苦笑) そしてエトワールとアルスラーンが、よもやもう再会するとは。ここでエトワールがアルスラーンに聖典を渡し「イアルダボート教を学べ」と告げる展開は、異教を異教としてただ反発するのではなく、相手の存在を知った上で、それでも己を貫くパルス陣営という形になって、アルスラーンの人格に深みを与えるのかなあと思いました。 ナルサス一人から(先進的とはいえ)偏った教えを受けて、一種の洗脳教育をされていたと言えなくもない原作と異なり、他からも知識を取り入れ、ゆくゆくは王として自分で道を選んでいくようになるのではと期待できる点でも、これはいい改変でしょう。 さらに焚書を行うボダンと同じ回に、このエピソード入れたこと。 これで野蛮な文化の破壊者ルシタニアVS敵を知れば百戦危うからずなパルス、という印象に持って行けたのではとか。 エクバターナにナルサスとダリューンが潜入し、焚書を見てナルサスが怒りつつ、銀仮面とファーストコンタクトするのは原作通り。 ……並んで歩いてると、ダリューンよりナルサスの方がちょい背が高いっぽいのが意外でした(笑) まあダリューンはがっちりガテン系で、ナルサスはすらっと貴公子系だからな……
そんなこんなで楽しんでるアニメですが、ファランギースとギーヴの扱いが、少々微妙ですかな。 ファランギースは衣装がアレだし、ギーヴはさすがにちょっと軽すぎるというか、コメディタッチにも限度があるだろうというか。ギーヴは軽いけど、あくまでそれは意識してやっていて、ファランギースに振り回されることすら、彼にとっては楽しい遊戯なんだと思うんですよ。そこのところをもうちょっとなんとか、ねえ。 ことギーヴに関しては、角川版アニメのほうが好みだったなあ……
そして話は違いますが、スマホのバッテリパックを入れ替えました。 本体につけずに外して保管しているバッテリーは、半年ぐらいごとに状態を確認して50%程度に充電し直すのが良いとどこかで見かけたので、最初から付いていたのと契約一年後に無料サービスで貰った予備パックとを、半年ごとに交換することにしています。 ……さて、あと何回交換できるぐらい、スマホ本体が保ってくれるかな……?
|
No.6849
(映像)
|
|
|
|
この記事へのコメント
|
paoまま
2015/06/03/12:33:29
|
アルスラーン戦記、お勧めを受け、毎週見ております。
>ファランギースは衣装がアレだし ですよねー! 彼女が初登場した時、思わず 「まるで犯って下さいといわんばかりの衣装じゃー」 と、隣で見ているパパさんに言ってしまいました。 角川版アニメでもこんな衣装なのですか? ちょっと男性視聴者にサービスし過ぎとちゃいますか?
結構ギーヴが好きです。 ヘラヘラした軽メンを演じてますが、実は凄腕という設定は好みです。 ファランギースも結構好きなんですよ(パパさんは言うに及ばず)
アルスラーンをもうちょっとしっかり者に描いて欲しいのですが・・・ あんまりドジな王子は好きじゃないのよー 優しいだけの王子はどうなんかねぇ、って思っちゃう。
|
No.6857
|
神崎真
2015/06/03/21:10:36 [HOME]
|
こんばんはー、ままさん。 TVアニメのアルスラーンは、絵も脚本もそこそこ及第点なんですが、あの二人がいろいろと微妙で。 荒川先生がお書きになっているマンガの方では、(ファランギース登場まではまだ読んでないんですけど)、ここまで感じなかったのに。 ファランギースの衣装なんて、まさに襲って下さいと言わんばかりですし、あれじゃ野宿だって無理でしょ。ってか、腕上げたら胸がポロるよ! 弓使いなら胸当てぐらいしろや!! って思います(−ー;)
そして原作小説におけるギーヴのキャラは、良いですよ〜〜。特に最初はファランギース目当ての成り行きでくっついてくるのが、じょじょにアルスラーンを気に入って、「王族なんてものは気に入らないが、まああの王太子のためなら、らしくないことをしてやっても良かろうて」ってなふうに変わっていくのがたまらんのですvv
> 角川版アニメでもこんな衣装なのですか?
まさか! 角川版では、ちゃんと鎧をお召しでしたよ。腕ぐらいはむき出しでしたけど。 本棚を探したら、映画公開時のパンフレットが出てきたので、載せてみますね。 ↑の[HOME]をクリックしてみて下さい。
あと、アルスラーンは、それなりに強いうえに苦労人なんですよ。原作では。 10歳ぐらいまで王宮じゃなく町中で育てられてて、平民や奴隷の子達とも普通に遊んだ経験を持っていて、両親だと信じてた乳母夫婦が死んだのを機に、初めて王宮に引き取られたってのが原作設定です。 剣だって、馬鹿強いわけじゃありませんが、一般兵二人ぐらいなら相手にできますし、荒川版マンガでも逃亡しながらダリューンに稽古つけてもらって、懸命に努力してます。 そこらへんを削っちゃったのが、あのアニメの惜しいところなんですよねえ……
|
No.6859
|
paoまま
2015/06/04/14:30:40
|
角川版のファランギースとギーヴ、拝見致しました。
ああ、やっぱりこうですよね。TV版は如何にも衣装の布の量が少なすぎる! 絶対寒いし。
ギーヴもファランギースも少し大人びた感じの絵ですね。
で、アルスラーンはそんな苦労人なんですか。 TV版では、ほんそほんそとお育ちになられた坊ちゃんとしか思いませんでしたが・・・
んでもって王妃さんタハミーネはどんだけ男心を惑わす役どころなんでしょう。 そういや、タハミーネ妃の衣装も胸が大きく協調されてたなぁ。
原作読んだ方が良いのかなぁ・・・
|
No.6863
|
神崎真
2015/06/04/21:33:04 [HOME]
|
ファンタジー系デザインとはいえ、まだこちらの方がしっくりきますよね<鎧姿 映画版だとギーヴの方がよっぽど軽装です(笑)
> ギーヴもファランギースも少し大人びた感じの絵ですね
荒川先生の絵柄は、大人でもけっこう丸顔っぽいというか。モブキャラ及び壮年〜老年描かせると、バリエーション豊かなマンガ家さんだとは思うんですけど。
原作小説、私が読んだのは旧角川文庫版ですので、イラストは天野喜孝氏でした。 ……雰囲気はありますけど、あんまり脳内イメージの役には立たなかったっけ(苦笑) 今だと新書版で出直していて、イラストは丹野忍さんとやらのようです。これはこれで雰囲気があって良いかもしれませんが、ファランギースの衣装がやっぱり(以下略) あと光文社文庫でも出てるようですね。こっちは表紙イラスト山田章博さんで、本文には挿絵ないみたいですね。ほどよくかっこ良くほどよく軽すぎないキャラデザで素敵かも。ただ7巻表紙が誰だか判らない(笑) ……はっ、もしかして銀仮面を脱いだ彼なのか!?
もしも小説を読まれるのであれば、個人的に文庫版なら7巻、新書版なら(7)(8)と付いている4冊目までをオススメします。 アルスラーン戦記はね、第一部「王都奪還」で終わっておくべきだったと思うんだ……(遠い目)
あ、アルスラーン戦記の地図を見つけたので、参考までに[HOME]にURL入れときますね。 これ一体どこから引っ張ってきたんだろう……?
|
No.6864
|
|
|
|
この記事のトラックバックURL
|
https://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary/sfs6_diary_tb.cgi/201505316849
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|