よしなしことを、日々徒然に……
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 爽快感は大事
2014年12月19日(Fri) 
NHKで放送の、宮部みゆき原作の時代劇「ぼんくら」が、ついに昨夜で最終回。
原作での後味の悪いあのラストをどうするのかと思ったら、ちゃんとお徳さんと勘九郎が、ささやかながらも仕返しをしてくれましたね。
個人的にあの作品は、続編の「日暮し」まで読まないと、湊屋たちの身勝手が鼻につくと思ってしまうので、ああいう形でちょっとでも「バチ」を当ててくれたのは嬉しかったです。
……続編もドラマ化してくれないかなあ。
佐吉はちゃんと幸せになってほしいのですよ、やっぱり。
No.6447 (映像)

 
 この記事へのコメント
 
paoまま  2014/12/21/20:47:07 [HOME]
こんばんは〜

見ましたよ「ぼんくら」の最終話。
原作を読んでいるので、どのような展開になるかは分かっていても、
「どんな仕上げにしてくれてんかしら」
と、ワクワクしながら視聴。
隣で本を読んでいないパパさんが、素人推理を展開するのを
「まぁ見よってみんさいどうなるかを」
と軽くいなしながら(笑)

湊屋さんそんなに身勝手でした?
なんか鶴見慎吾さんが結構良くてね、あんま気になりませんでした。
大河ドラマの「黒田官兵衛」で小早川隆景役をやってくれちゃったんですが、それがちょっと良かったのよ。
なんか好きかもー、時代劇の鶴見さん。

個人的にはお藤さんが一番コワイなー
こういう女の人を登場させたら
「女はコワイ!」
って言われそう。

宮部さんは病的に悪い奴は、読んでいて気分が悪くなるくらいな描写をされますが、特に悪人でもない、その辺のごく普通の人の凝った黒い心を書くのも上手いですね。
お藤さんのような人と連れ添って生きていくのも、随分と静かにゾッとするだろうなぁ。

弓之助ちゃんの頭の回転の良さやおでこちゃんのPC並みの記憶力は羨ましいなー
もうね最近は体力に脳力もフラフラしてますからねー
羨ましいの一言です!


 
No.6449
 
神崎真  2014/12/21/23:02:34
「ぼんくら」、かつてなく原作に忠実で映像も綺麗で、良いメディアミックスだったと思います。
ただ個人的に原作の後味が微妙だったので、あのまま映像化するとモヤッとしたものが残りそうだなあ、と心配していたのです。原作だと続く「日暮し」で、湊屋と葵さん側にもいろいろ事情があったんだなとか判ってきましたけど、「ぼんくら」単体だと、どうにもこう、ねえ?
まあ、ドラマの湊屋さんは、原作ほどの身勝手さは感じませんでしたけどね。ほら、女遊びはあくまでカモフラージュで、あちこちに無責任な隠し子ばらまいたりしてませんし(笑)
でもねえ、やっぱり普通にそれぞれへはした金一封包んで、穏便に長屋を畳むんじゃいけなかったのか? とは思ったり。
あのずるい岡っ引き(名前忘れた)が騒いで、正妻さんに葵が生きてると知られるのが、そんなに怖かったんですかねえ。佐吉の人生をねじ曲げても構わないほどに<しょせんは連れ子か

> 本を読んでいないパパさんが、素人推理を展開
あっはっは(笑)
うちの父も、横で見ていて「あの長屋に葵の死体が埋まってるんじゃないか?」とか言い出したので、うっかりネタばらしちゃわないよう、ニヤニヤしながら口をつぐんでおりましたvv
先を知っていると、ついつい解説したくなりますよね。
ちなみに父はそう言うとき自重しないと言うか、むしろ嬉々として先をバラしたがるので、いっしょにテレビ見る時は要注意です(^ー^;;)

> 特に悪人でもない、その辺のごく普通の人の凝った黒い心を書くのも上手いです
そうなんですよ。人の心の深層心理に潜むマイナス感情を、見事にえぐり回してくれる人だと思います。
宮部さんの書かれる病的に悪いタイプは、読んでいて鬱になりそうで手が出せずにいるのですが、江戸ものは比較的、「普通の人の心に潜む闇」レベルに留まっているので、なんとかどうにか。
それでもあれだ、「ばんば憑き」とかはゾッとしたっけなあ……
 
No.6450

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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