よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年11月22日の読書
2014年11月22日(Sat) 
本日の初読図書:
「天井裏からどうぞよろしく(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n6313bi/

先代皇帝の度重なる遠征により、百の属国を抱える大帝国。
先代の皇帝は日々を戦に明け暮れたが、世を平定すると早々に年若い息子へと王位を譲り渡してしまった。幼き頃から神童の異名をとったその息子は、属国にも自治を認め、帝国の支配は表面上は平和的なものになっている。
しかし属国側にとって、帝国の動向は気になるところだった。特に年若い皇帝など、若さゆえの気まぐれで、いつまたおかしな政策を打ち出すか知れたものではない。
そこで各国は諜報活動に力を入れ、特に帝国の中枢 ―― 皇帝陛下の執務室などは、多くの諜報員によって監視されていた。
……もはやそれは、各国諜報員の溜まり場にも等しく。
もと孤児であった少女もまた見習い諜報員として、一年ほど前から天井裏に出入りし、様々な国の諜報員達からチビと呼ばれて可愛がられていた。互いに顔も名前も所属も判らない。それでも同じ立場にある彼らは、どこか和気あいあいとした時を天井裏で過ごしている。
しかし間もなく成人を迎える彼女は、その日を限りに異動が決まっていた。城での諜報活動から外れ、半年ほど床の技術を学んだのち、別の監視対象である貴族の愛人になることになったのである。
少女の義父を含めた諜報員達はみな、年若い少女の未来に心を痛め、寂しくなると別れを惜しんだが……中に一人、もっとも年若い青年だけは、覆面の下で口を引き結び、鋭い目をして宙を睨んでいて ――

「名も無き者達の幸福」とシリーズタイトルがついた、名無しキャラクター達のささやかな幸せ短編集の第一話。読切短編です。
アルファポリスさんでWEBコミックが公開されていたのを読んで、けっこう面白かったので元の話も読んでみました。

■天井裏からどうぞよろしく | アルファポリス - 電網浮遊都市 -
 http://www.alphapolis.co.jp/manga/viewOpening/392000086

一話目で短編のお話がすべて語られていますが、どうやらこれ、大幅書き下ろしで書籍化され、既に二巻目も出ているようです。どうしよっかなあ。買おうかなあ。

4434185993天井裏からどうぞよろしく (レジーナブックス)
くる ひなた
アルファポリス 2013-11

by G-Tools

短編故の、いろいろ削りまくったスピード感も魅力なので、悩むところではあります。
No.6384 (読書)

 
 この記事へのコメント
 
paoまま  2014/11/24/12:08:25 [HOME]
まこっちゃんこにゃにゃちは。
金曜日に大田市と三郷の役場周りを済ませ、先日来からの作業は完了いたしました。
また土曜日には田舎でハデにかかっていた天日干しの稲もモミになる工程まで済ませたので、色んなモノが終わってくれました。

読書の冬到来となるかしらん。

>半年ほど床の技術を学んだのち
「ん?床をはる職人の仕事をするの?」
って思ったら、そっちの床でしたか。
床の技術って・・・学んだり教えたり出来るものなんかいな。
などと野暮なツッコミはまぁ置いてといて、最近はネットで公開された作品が割と短時間に書籍化されるのですか?

時代は変わったネ〜(シミジミ)

 
No.6385
 
神崎真  2014/11/24/13:45:31
お役所仕事に農業にと、お疲れ様です、ままさん。
おかげさまで、先日から例のニコマルを食させていただいておりますvv
心なしかモチモチしつつ、癖のない味で食べ終わるまでご飯食べてることを意識しない、良い意味で空気のような(ないと困る)美味しさです。

そしてままさん読書の季節の到来ですか??
薦めちゃいますよvv あれとかこれとか、オススメしちゃいますよvv

> 床をはる職人の仕事
その発想はなかった Σ(゜ロ゜ノ)ノ
いやあ、さすがはままさん。職業ならではの解釈ですね(笑)

この短編を書かれた作者さんは、これ以前にある程度の連載期間がある長編作品などを、何作も出版されているようです。ですからこの方の作品なら、長編でもイケる! と出版社がGOを出されたのかもしれませんね。
それに最近は、「小説家になろう」自体が、出版社の青田買い市場っぽくなっている面も否めません。
ある程度人気があって売れそうな作品は、まだ連載中でも出版社から声がかかって、書籍化 → ネット上からは削除もしくはダイジェスト化 → 結局売れなくてネットからも出版社からも消滅、というパターンもしばしばあり、オンライン小説愛好家としては複雑な部分もあったりして。

そういう意味では、どこの出版社から書籍化されるかも重要な点です。
本になってもネット上からの削除を求めない出版社もあるかと思えば、連載作品でも出版部分はダイジェスト化させたうえ、売れなかったらすぐ打ち切りにできるよう続き物でも1冊目には巻番号をいれない出版社とか、いろいろ、いろいろとですね……(ふふふふふ)
 
No.6386

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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