更新情報(2014年08月15日)
2014年08月15日(Fri)
閲覧室の「その他書架 」で、著作権切れテキスト「凾中の密書(コナン・ドイル著、三津木春影 翻案)」の十章目をUPしました。 これにてこの話は終了です。 全話一括のテキストと青空風XHTMLは準備中。また後日UPいたします。 さてこのホームズ翻案「凾中の密書」。原作は「第二の血痕」あるいは「第二の汚み」とか「二つの汚点」とかと訳されている作品です。 ざっくりまとめると、政治家の元から重要文書が紛失した! 国家の危機だ!! 実は身内が犯人だった!? こっそり返してめでたしめでたし★ と、箇条書きマジックにすると「海軍条約文書」と混同しがちなお話ですが、この作品はなんといっても最後の決め台詞をどう訳すかが見どころではないかと。 格好いいあの台詞を、今回は「〜テ」って(笑) やはり最後の最後までこの翻案は、保村さんの言葉尻で笑わせられましたvv ストーリーがほぼ原作に忠実なだけに、こういう細かいところが無性におもしろいと思います。ワトソンさんこと須賀原くんが、ちゃんと対等な相棒関係にあるのも好感度高し。 三津木春影さんは、ほかにも呉田博士シリーズとしてホームズ翻案をしてらっしゃいますが、そちらはだいぶ原作と雰囲気が異なるのですよね。 作数は呉田博士の方が多いものの、個人的には保村さんの方が好きです。 さて、次はどの作品に行こうかなあ……
No.6133
(更新)
この記事へのコメント
paoまま
2014/08/18/15:54:59 [HOME]
NHKで子ども向けの人形劇シャーロックホームズのセカンドシーズンが放送されると、例の「シャーロキアンまでいってない」彼女(以降モンちゃんでイイですか?)がSkypeして来てくれたので、ファーストシーズンから録画して見ることにしましたじぇ。 旦那さんはさすがに人形劇はパスだって。 お盆休み前にちょっとだけモンちゃんとジェレミーさんのシャーロックホームズの話しをして(Skypeで)盛り上がりました。 今度モンちゃんに質問せねば 「シャーロックのフルネームを知ってるかい?」 彼女知っとってかね? ワクワク、ワクワク
No.6140
神崎真
2014/08/18/23:36:04
お、あの人形劇、ままさんご覧になられるのですか。 私も存在は知っていたのですが、人形劇だということと、なんだか学園モノ? に改変されているとかいう話を聞いて、どうにも手が伸びずにいました。 ご覧になったなら、また感想なとお聞かせくださいませ。 ジェレミーさんのグラナダ・ホームズ、このところ録画したまま溜めていたのを、三本立て続けに見てみました。ううん、やっぱりこのお方のドラマが、一番イメージに近いですわあvv > シャーロックのフルネーム うふふふふ、SHERLOCKシーズン3の三話目で、シャーロックがフルネームを名乗るシーンは、何度見ても画面のこちらで悶えてしまいます。深読み深読み〜〜♪
No.6141
ちなつとも
2014/08/19/15:20:54
先行放送見たっす。 笑えるっすよ。 ただ不満もひとつ。 ワトソンさん、もうちょっといい顔でも良くね!? ともあれ、自分は予約済みっすよ。
No.6143
神崎真
2014/08/19/22:53:33
へえ、きみも見たんかい<人形劇 ……意外と人気?? 今画像検索してみたけど……たしかにワトソンさんのキャラデザは微妙だな……そしてホームズは無駄にハンサム(笑)
No.6144
しろまゆ
2017/08/30/15:51:25 [E-Mail]
初めまして。しろまゆと申します。 僕はドラマ『SHERLOCK』と『エレメンタリー』に触発されて、「舞台を現代の日本に移した日本版シャーロック・ホームズ」を構想中(妄想中)なので、神崎 真さんが公開されている明治期のホームズシリーズは、とても参考になります。 「凾中の密書」を読もうとしたら≪著作権切れフリーテキスト他≫では『犯人は二人』と紹介されていたのですが、どちらが正しいのでしょうか? 長々と話してすみません。
No.8416
神崎真
2017/08/30/17:30:07
はじめまして、しろまゆ様。ようこそいらっしゃいませ。 そして……うわぁぁあああ!? ほんとに間違ってる(汗) すみませんっっ、ご指摘ありがとうございました!! 「凾中の密書」の原作は、この記事に書いている通り『二つの汚点( The Adventure of the Second Stain )』の方です。サイトの方が誤りです。先ほど修正してきました。 あの原作名の記述は、何本かテキストをUPしたあとからふと思いたって、まとめて追記したのですね。どうもその時に「2」というキーワードで混同してしまったのでは……ないかと(汗) おそらくご指摘いただけなかったら、ずっと気づかずに放置していたと思います。本当にありがとうございました <( _ _ )> そしてしろまゆ様は、日本版ホームズに着手中なのですか! それはまた、難しくも楽しそうな試みですね。 明治大正時代の翻案作品は、人名や舞台などが日本のものに置き換えられているところがまた、たまらなく面白いところだと思います。現代版ドラマSHERLOCKも、原作とは全然異なっているようでいて、しかし随所に散りばめられた原作小ネタが、ファンとしてはニヤリとさせられますし。 しろまゆ様の構想が、素敵な実を結んでくれることを、陰ながら応援させていただきます。 何度も言いますが、ありがとうございました!
No.8417
しろまゆ
2017/08/30/21:02:29
お役に立てたようで良かったです。 今はまだ構想段階なので詳しい内容は話せないのですが、登場人物の名前を日本人に置き換える作業と、『SHERLOCK』のwikiを参考に正典の小ネタをまとめたり、正典読破を目指しています。 年内には一作目を書き上げたいなと思っているので、完成したらお知らせいたします。
No.8419
神崎真
2017/08/31/01:40:44
正典読破、知名度の割には意外と本数少ないとは言え、改めて読もうとするとけっこう大変そうです……お約束の小ネタも、ファンとしての目から見ると、あれも入れたいこれも入れたいって、目移りしてしまいそうですし(苦笑) あと翻訳者によっても、だいぶ雰囲気が違ったりしますからね……こだわりだすときりがなさそう(^ー^;;) 個人的に「ちゃんと役に立ってる有能なワトソン」が大好きなので、ひっそりとそのあたりをプッシュしてみたかったりとかします。 ともあれ完成のお知らせ、楽しみにお待ちしておりますvv コメント、ありがとうございました。
No.8420
しろまゆ
2017/09/04/15:06:15 [E-Mail]
こんにちは。 神崎さんは「ちゃんと役に立ってる有能なワトソン」が大好きとの事ですけど、ドラマ『名探偵シャーロック・ホームズ』―通称『新ロシア版シャーロック・ホームズ』―をオススメします。 このドラマが今までのホームズ作品と違うのは、 「ワトソンが主人公」で「正典を解体して再構成した事件を元に大衆受けする小説にワトソンが書き換えた」というストーリーになっている事です。 世界観だけじゃなくて登場人物の設定を変わっています。 ワトソンは「40代の老練の退役軍医で、射撃と拳闘の使い手の作家志望」で、ホームズは「頭脳明晰で推理力も高いが射撃と拳闘が苦手で、眼鏡をかけた冴えない風貌の青年」になっています。 ハドソン夫人も老婆ではなく日本人で例えるなら沢口 靖子さんのようなチャーミングな美魔女になっています。⤵続く
No.8426
神崎真
2017/09/05/01:53:30
こんばんは、しろまゆ様。 ほう、新ロシア版なんてドラマがあるのですね! 1979年のロシア版は一作ほど見たことがあるのですが、そちらは初耳でした。 ワトソンが作家志望で、作品にかなり捏造が入っている。ホームズより立場が強い(?)というのは、ちょっとコメディ映画「迷探偵シャーロック・ホームズ 最後の冒険(推理しているのはワトソンで、ホームズは役者崩れの阿呆の飲んだくれ)」を思い出したりする設定ですね。 いやあれよりはホームズさんちゃんと探偵しているみたいですけれど(笑) しろまゆ様のご紹介やウィキを読んでいて、これ面白そう……と思っていたら。 > 日本では未ソフト化 _| ̄|○ 見られないじゃないですか〜〜! 生殺し〜〜〜・゜・(ノД`)・゜・ そしてうっかり、リチャード・ロクスバーグの「バスカヴィルの獣犬」を注文してしまいました……いえ、アナログ放送を録画したDVDしか持っていなかったので。 あれも「強くて有能なワトソンさん」が格好良くて、けっこう好きな映像化です。 ホームズさんが『事件中に』コカインやってるのと、犬が光ってないという2点さえ除けば、個人的には完璧だったのになあ……
No.8427
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プロフィール
神崎 真 (かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。