よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年05月29日の読書
2014年05月29日(Thr) 
本日の初読図書:
4253169821Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (2) (秋田文庫)
手塚 治虫
秋田書店 1993-07

by G-Tools
二巻目の収録作品は「針」「おばあちゃん」「シャチの詩」「三者三様」「地下壕にて」「ダーティ・ジャック」「友よいずこ」「誘拐」「流れ作業」「助け合い」「ストラディバリウス」「ハッスルピノコ」「病院ジャック」「座頭医師」の14作。
特に印象に残るものとしては、
「針」→BJも人体の神秘には叶わない
「シャチの詩」→種族を越えた友情と別れ
「友よいずこ」→BJが顔の色違いの皮膚を再手術しない訳
「助け合い」→無償の善意に報いるためなら金も力も惜しまないBJ
「ハッスルピノコ」→学校に行きたいピノコ
「座頭医師」→盲目の鍼灸医登場
と言ったあたりでしょうか。いやうん、どれも名作なんですけど!
「シャチの詩」がまた切なくてですね……これアニメ版では、トリトンちゃんと助かるんですよ。実は悪者でもないし。
原作「万引き犬」に出てくる犬のラルゴも無事生き延びていたりとかというあたり、原作ファンにはアニメはぬるい! と感じられるかもしれませんが、個人的にバッドエンドが辛いお年頃としては、それもありかなあと思ってしまいます。ほんとに、改めて読むと「シャチの詩」は悲しい……
「針」は子供の頃に親から「縫い針をなくすな。踏んで刺さったら血管に入って心臓に刺さって死ぬぞ!」と脅かされたのを思い出して怖いです。幼心に本気で信じてたんだよなあ。
そして「助け合い」は、こういう話があるからBJ格好良いと思うんです(しみじみ)
他にも「ダーティ・ジャック」「ストラディバリウス」「病院ジャック」では、彼をしても救えなかったものに苦悩する場面があります。BJはけっして万能ではなく、悩み苦しみ、そしてあがき続ける一人の人間である所が共感を覚えさせてくれるキャラクターなのでしょうね。
No.5873 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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