2014年05月14日の読書
2014年05月14日(Wed)
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本日の初読図書: シリーズついに五巻目、この方の作品の中では一番長く続いているお話ですな。そして後書きによれば、まだ先があるようで、嬉しいったらvv ……しかし立夏と高倉のじれじれカップルには、相変わらず進展がなく。むしろ新キャラUFOオタクの城野くん(大学の同級生)が立夏に告白してきたりと、むしろ二人の間に暗雲が……? ええい、しっかりしろ高倉! それでもいい大人か!? 互いの家にお泊りまでクリアしてるくせに、何もないとか、どこの熟年夫婦だ!!
そんなこんなな今回の収録作品は、「選択の行方(フェレット)」「桃色の告発(モモイロインコ)」「カメレオンの瞳(カメレオン)」「音のないコトバ(雑種犬)」「幸福の残像(ワニ?)」の五作。「幸福の〜」が全三話でページを取っており、あとの四作は40Pぐらいずつの短編で、全て合わせると320P。かなりのボリュームでした。 「幸福の〜」は、久々にこの方の本領発揮というか、可愛い絵柄でかなり猟奇的でした(−ー;) 動物霊も関わっていなくて、立夏が残留思念的なワニを見た他は、バリバリの人霊と人の心の闇からくるあんなこんなが本筋でした。猟奇的かつサイコホラーというか。笑顔の下に、言葉が通じない、奇形的な精神を隠した人物が登場するようなお話。 こういうの描かせるとうまいですよねえ、山内さんって。 あと「選択の行方」は、珍しく結果を見届けない終わり方でした。情報は渡したから、そこからどう行動するのかはもうその人次第。最後まで世話を焼く義理はない、みたいな。たまにはこういうのも、趣向が変わって面白いかと。 いつもと違うといえば、「カメレオン〜」の方も高倉が霊障で倒れてしまい、立夏が一人で頑張るというのが珍しかったです。そしてわざわざ立夏んちで寝込んじゃったんだから、もう少し二人の仲に進展があっても……と望むのは、この二人には無理なのか(苦笑)
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No.5829
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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