私は自作品がある程度書きたまると、自分用に自家製本しています。 電子媒体もいいのですが、やはり紙書籍には読みやすさと味わいがあると思うのですよ。 ちなみに参考にさせて頂いているのはこちらなのですが、 ■Wordで作る自家製本。 http://jikasei.fc2web.com/ Word で説明されているのにもかかわらず、私は今まで一太郎を使用していました。 なぜなら Word だとルビふり作業が非常に煩雑(普通にルビをふると、そこだけ行幅が変わったり、ルビが欠けてしまう)だったからです。あと私のXPは Word と相性が悪かったこともあって、最初にちょっと試してみただけで、ずっと敬遠していたのですよ。 しかしこのたびPCを Win7 に変えたことで、一太郎が使えなくなってしまいました。 さらに Acrobat もバージョンが低くて7に対応しておらず、なんとかインストールはできたものの、印刷コマンドからPDFを作成する AdobPDF が作動せず _| ̄|○ これではもう、自家製本もできなくなってしまうなあ……と思いつつ、つらつらと「Word ルビ」「Word PDF変換」とかで検索していたらば。 ……なんか Word2010 って、「名前をつけて保存」のファイル形式にPDFが入ってるんですって!? びっくりして試してみたら、まあなんてことでしょう!(某リフォーム番組風に) AdobPDF を使うよりずっと早く簡単に、PDFが作成できるではありませんかvv さらに、上記のサイトに、以前はなかったこんな一文を発見。 > 画面上でルビが欠けたりなどしても、印刷してみるとちゃんと印刷はされます。 ななな、なんだってーーーー!? 以前に Word での作成を断念した最大の理由は、この「行幅と文字サイズをちょうど良くすると、ルビが欠けてしまう」だったのですよ? 試しに Word でちょっと文章を配置して、名前をつけて保存でPDFに変換してみました。
左が Word 画面。右がそれをPDFにしたもの。 ふぉぉぉおおお!? ルビが欠けない点も配置も行幅も、まったく見事に理想通りーーー( ;゜Д゜) むしろなんで今まで Word にしてなかった自分、と言いたいぐらいの仕上がりです < Win7 の導入で、過去の製本データが編集できなくなった ちなみに超面倒な『"書式"→"段落"で、"行間"というところで「固定値」を設定』あんど『フィールドコードを直接調整してルビの位置を変更』する作業ですが。 行間については、まず全体の文字サイズと行間が決まった段階で、 Ctrl + a で文書全体を選択 → すべての行間を『固定値』に設定してやれば、いちいちルビを振るたびに行間を編集しなくても大丈夫になります。 そしてルビ位置調整については、ひとまず全部のルビを振ったあとで、やはり Ctrl + a で文書全体を選択 → 適当なルビの上で右クリック→ 『フィールドコードの表示/非表示』ですべてのフィールドコードを表示する → Ctrl + F でルビの書かれている前の数値を一括検索して書き換え → 同じ手順でフィールドコードを非表示する、という手順でかなりの手間が省けてくれました。 あ、ちなみに上記サイトで紹介されている中の『\*jc2 を削除』は、なぜかしなくても大丈夫だったりとか。 Word のバージョンの問題ですかね?? そして私がわざわざファイルをPDF変換することにこだわる理由は、 Adobe Reader に「小冊子印刷」の機能があるからだったりします。あと別のPCにデータを移しても、フォントが変わったり改行位置がずれる心配がないということもあるんですが。 やあしかし、こうしてうまく作れそうな手応えを感じちゃうと……やっちゃうか? 作っちゃうか?? 生憎うちの新しいレーザープリンターは、「おお、両面印刷機能があるvv」とホクホクしていたら、「B5では両面印刷できません」って出ちゃったのが非常に残念でしたが(しょぼん) 奇数ページ、偶数ページを分けて印刷すると、途中で二枚重なって出ちゃって、ページがずれることがままあるからなあ…… とりあえず「日月堂〜」なら、次に更新する予定の話を入れると、大体のページ数は……(ぶつぶつ)……ああそういえば、「竜神祀」もまだ製本してなかったっけ……
No.5381
(電脳)
この記事へのコメント
paoまま
2013/12/19/17:59:30 [HOME]
まこっちゃん、寒いよ寒いよ、寒いよ〜 私も登記申請をB5版の縦書きで提出していた時代には、一太郎ちゃんを愛用しておりました。 縦書きは、Wordより一太郎ちゃんの方が優れていたと思います。 ですが、B版がいつの間にやらA版になり、縦書きが横書きになり・・・ フト気づくと、すっかりWordばっかり使っている今日この頃です。 でも時々Wordって 「ああー、イタシイ」 って思うんよネ。 私はあんまりWord君には好かれて無い気がします。 まこっちゃんはエクセル君に愛されとるんよね。 私も愛されたいわぁ。
No.5388
神崎真
2013/12/20/02:27:52
ままさん、お風邪の方は大丈夫でしょうか(心配) どうか生きたカイロ(と書いてパオちゃんと読む)を抱きしめて、暖かくしてお休みになって下さい。 公共提出書類がB版……お互い年がバレますねvv あの頃は自分も周囲の方もほとんどが、一太郎・三四郎(そして花子と五郎)搭載モデルのマシンを使っていましたっけ…… 罫線を引いたり、行幅を調整して表を作ったりといった作業が、Word よりずっと解りやすくて使いやすかったんですよねえ(しみじみ) 結局私はその後、 Word ではなく Excel の方へ移行してしまい、施工計画書とかの長文テキストがメインの書類も、みんな Excel で作るようになったので、 Word さんとはほとんど接点を持たずに来ました。たまにどうしても縦書が必要な時は、ふっるい一太郎を引っ張り出してくる次第で。 なので今回、初めてまともに Word をいじってみて、意外に高性能になっていることにびっくりしたのですよ。 ……それでもやっぱり欧米文化で作られたソフトだからか、縦書やルビふりといった点は、ふっるい一太郎にまだ分があるかなあと思います。 そもそもマイクロソフトはIMEの語彙がお粗末すぎて…… 小説書くのにATOKを使いたいがためだけに、今まで一太郎にしがみついていた点が大きいです。 今回 Win7 に変えたら今まで使っていた一太郎(ATOK)が入らなくなったので、とりあえずフリーの Google 日本語入力をインストールすることで、かろうじて満足の行く変換精度を保っています。幸い、ATOKの単語登録も移植できましたし。 Excel の愛……は、あるんだろうか……(悩) 今回 2010 にバージョンアップしたおかげで、いろいろと試行錯誤の日々です。 ああでも、それすら楽しいと感じてしまう私は、もしかしてM……?
No.5390
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プロフィール
神崎 真 (かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。