よしなしことを、日々徒然に……
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 2013年09月10日の読書
2013年09月10日(Tue) 
本日の初読図書:
4592186575花よりも花の如く 10 (花とゆめCOMICS)
成田美名子
白泉社 2012-03-05

by G-Tools
買ったっきり長らく積みっぱなしにしていたら、もう12巻が発売されてしまった花花です(苦笑)
……とりあえず前の巻から読み返そうかと思ったら、キレイさっぱり内容を忘れていて、結局7巻から読み返しましたよ。それでも思い出せない部分がかなり……(−ー;)
最近は葉月さんとの恋愛色が強くなっていて、しかもそれが全然進展を見せないじれじれっぷりで、いい加減ちょっと……と思っていたのですけれど。しかしそんな心の揺れさえをも能に生かせないかと、一人夜中に舞う憲人さんに、ガツンと一発もらった気分でした。
少女マンガ特有の惚れた腫れたばかりで人生が構成されとんのか!? 的話運びではなく、嫉妬や悩みさえをも芸の糧にしようとする。そこに憲人さんの能役者としての『業』を見たように思います。
そしてトニーさん改め琳さんは、憲人さんにとって初めての『能』に関係ない対等の友人なんじゃないかなあ、とか思ってみたり。いやまあ、琳さんは厳密には憲人さんの教え子になっちゃってますけど。でも玄人さんじゃないですし。

あと今回は、ナイスミドルキャラ! ゴッホ先生こと隆生先生が御登場。格好いいです。こういうお茶目な御年輩キャラ大好きですvv

例の若女の面も、衝撃の事実が明らかになりましたね。ふふふ、巡り巡った因縁がおもしろいです。やっぱり二年後の道成寺でしたねえ(にまにま)

舞ってる役者の横で、黒子(?)が蝋燭をさしかけている映像は、白黒映画の歌舞伎のシーンで見たことがあります。あれはあれで、いまのあけっぴろげなほど明るい照明では醸し出せない、鳥肌の立つような凄みを感じさせるんじゃないかなあ。
……映画を見ているときは、衣装や鬘に燃え移らないかと、別の意味でドキドキもしましたがね(苦笑)

凄みのある映画と言えば、7巻目で仲代達矢の「切腹」に触れられていたので、どんな話かとちょっと検索してみたのですよ。
……駄目だ、あらすじ読んだだけで、恐ろしくってとても見る勇気が出ない _| ̄|○
本物の真剣を使ったという殺陣のシーンだけは、ネット上に動画があったので見てみましたが……確かにすごいですね。
昨今のスピード重視のチャンチャンバラバラとはまた違った、ゆっくりと静かに動きつつ、重厚さと気迫が伝わってくるような立ち会いでした。派手さこそないですけれど、ある意味とてもリアルだったんじゃないかと。
No.5108 (読書)

 
 この記事へのコメント
 
paoまま  2013/09/12/21:47:54 [HOME]
まこっちゃんこんばんはダス。

成田美名子センセですね。
なんか懐かしい気がする。
漫画家さんて随分長い年月第一線で活躍されるものなのですね。
ふーん、お能ねぇ。
成田センセのは画がスッキリしていて綺麗だからお能にも向いてる気がします。
ちなみに私は花夢コミックスなら樹なつみセンセが好き。
花咲ける青少年とかオズとか好きだったにゃ〜

そういや「マツコの知らない世界」で、少女マンガの世界、っつうのをやってたわ。
ニヤニヤしながら見ちゃったぁ。

>ナイスミドルキャラ
 まこっちゃんっておじさま好きだよね。
聖女の結婚でもジョシュアは軽く仔犬扱いだし。
まあ16歳じゃあ仔犬と言われても仕方ないか。

録画して「宇宙戦艦ヤマト」見てるんだけど、私の大好きなデスラー総統がなにげに微妙デス。
話しの展開も「ホヘっ?」連発。
でも初代ヤマトを見て育った者として最後まで見届けねば。
 
No.5110
 
神崎真  2013/09/12/22:32:15
成田先生は、花ゆめで書かれている中でも、特に古参のお一人だと思います。
私が雑誌掲載をリアルタイムで読んでいたのは、「アレクサンドライト」あたりだったかなあ。
このお話は、お能についてすっごく取材をして書かれているのが伝わってきて、なかなかいろいろタメになりますよ。
「遊びをせんとや生まれけむ♪」で思い出すのは、私の中では大河ドラマではなく、このマンガです。

> 樹なつみ
私も好きです!
OZかあ、懐かしいなあ!
口髭の傭兵さんと、半端に感情を持っちゃったアンドロイドとの、恋になりきれない関係とその結末が切なかったです。
そして私はやっぱり「八雲立つ」が一番はまりましたねえ。何しろ舞台が出雲!ですからvv ドラマCDもそろえたし、ビデオアニメも見ちゃいましたよ、ふふふふふ。

あとは花ゆめだとひかわきょうこ先生とかも、息が長くて面白い話を書かれる人だと思います。「荒野の天使ども」とか「彼方から」とかオススメですよん♪

> おじさま好きだよね
男の魅力は三十から! と力説していたのが、遠い昔のようです(苦笑)<今や三十路はオッサンとは思えない
やはりねえ、年輪を重ねた男の深みと渋さはこたえられないと思うのですよvv
それにほら、SMAPだってTOKIOだって、今やみーんなアラフォーじゃないッスか(笑)

> ヤマト
なんかいろいろあるみたいですね〜〜
私は15話ぐらいで止まっちゃってて、録画がどんどん溜まって行ってるんですが、話を聞くとなんだか見るのが怖いような……<デスラー総統小物説とか、守兄さんが●●●る説とか
うちの次兄は、初代ヤマトを見ていない人なので、これはこれで面白いって言ってますけどね。
ガミラス側の描写が増えているというのは、良いのか悪いのか……
 
No.5111

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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