2013年07月29日の読書
2013年07月29日(Mon)
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本日の初読図書: 「こちら討伐クエスト斡旋窓口(小説家になろう)」〜魔法ギルド2 http://ncode.syosetu.com/n1383bo/
現代日本から魔法ありの異世界に生まれ変わった青年ノア・イグニス・エセックス。 彼は生まれつき鑑定士というスキルを持っていたが、そのレベルが何故かMAX。本来ならば無機物の鑑定しかできないはずのスキルで、人間を含めた生き物のステータスまで数値化して見ることができていた。さらにはその世界では自我の存在を確認すらされていない精霊達と、言葉を交わすことができる。 そんな若干チート気味の能力を持つ彼は、しかしどこまでも事なかれ主義だった。座右の銘は死にたくない。富も権力も必要なく、ただひたすら目立たず無難に生きていきたいと、そう思っていた。 そんな彼が選んだ職業は、地方の冒険者ギルドの窓口職員。 依頼を受けようとする冒険者達の書類手続きを行いつつ、笑顔でさりげなく一言添える。 「アイテムの毒消しを忘れていませんか?」 「こちらの依頼の方が、あなたには向いているようですが」 「その湖には最近ワームが住み着いたと(精霊に)聞いているので、お気をつけ下さい」 そんな彼が座る窓口の利用者は、生存率が異様に高いとひそかに評判になっていた。さらに現代日本人の感覚を引きずっているノアは、世間的に立場の低い獣人達にも分けへだてなく接するので、獣人の間では重要人物扱いになっていたりする。 そんな自分では自覚のないまま周囲から高評価を受けていた彼だったが、ある事件をきっかけにスキルの秘密がばれてしまい、王都へと引き抜かれることになって……
お約束の転生チート、連載中。 あらすじを読んでもっとライトで一話完結的なものを予想していたら、割と権謀術数渦巻く内容でした。 特に最近は、現在唯一確認されているレアスキル持ちだという事が判明して、王都で保護されつつ研究を手伝ったり、各国にいろんな意味で狙われたりと、窓口業務から遠ざかり気味です。ちょっと寂しい。 そして人タラシぶり(特に同性のクセモノ相手多し)に思わずニヤニヤしつつ、義父であるエセックス伯がただの優しい良い人ではなく、最初は打算で孤児になったノアを引き取ったけれど、じょじょに家族として認めていったんだというあたりが面白かったりとか。 主役もいろいろと自分の臆病さや狡さについて悩むのですが、人間ってどうしたって利己的な部分はあるのだから、それを自覚して悩んで乗りこえるのがリアルで良いと思います。
……まあ、フィクションでまでそんなドロドロを読みたくないという気持ちも正直あるので、これを読むときにはテンションが上がっているときの方が良いかも……
そして男装の麗人を含む様々なタイプの『美味しい』キャラが多数登場しているので、彼らの今後の活躍も楽しみですvv
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No.4993
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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