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ドラマビブリア古書堂『UTOPIA』を見たのです。 以下辛口につき、記事を畳みます。
……前半は、前回『晩年』からのヒキでして、笠井さんとの決着がつき、そして後半は足塚不二雄のUTOPIAを入れることで、これまで謎だった母親について、行方不明だという事実とその得体の知れなさが語られたわけですが。 むむむむむ……確かにエピソードはおおむね忠実に描かれている。改変はそんなにない。削られているだけ。 だけど、なんでよりによってそこを削る!? 的な。 わざわざ時間短縮してUTOPIAを入れ込むぐらいなら、もっとこう! 大輔さんと栞子さんの葛藤をさあ!!
……栞子さんが大輔さんに、何よりも大切な『晩年』を渡そうとすることで、互いに歩み寄りを見せる。そこがこれまで培ってきた二人の関係へひとつの区切りをつける最重要部分だろうに。そして大輔さんは『本が好きだけれど、自分では読めない』からこそ、栞子さんとつきあっていけるのんじゃないのか〜〜〜《o(><)o》
これじゃあ、単なる栞子さんの色仕掛けじゃん(しょぼん) っていうか、母親譲りの「同情引ける過去を話して、うやむやに流しちゃえ話術」にも見えちゃうよ?
そして何度も言っていますが、本の扱いが(ry 貴重な古書のまわりに、茶を淹れた湯呑みを並べまくるな。そんなぞんざいな手つきでめくりまくるな、古書を伏せて置くなっ(半泣) 本に対する愛がないのは、お前のほうだーーーーっっっ(号泣) 大輔さんが殴られた口元の痣はすぐ消えてるのに、栞子さんの顔の傷は退院してもまだ残ってるとか、そんな細かいところに力を入れるより、まずは本! だろう!?
……栞子さんの『本のためなら何でもする。警察だってたばかっちゃう』という『闇』が語られなかったことといい、今回はいつもにも増してもにょりました。 ここ二回ぐらいは、けっこうおもしろかったんだけどなあ……
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No.4586
(映像)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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