2012年11月29日の読書
2012年11月29日(Thr)
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本日の初読図書: 「異世界居酒屋「のぶ」(小説家になろう)」〜しのぶちゃんの特製ナポリタン(後篇) http://ncode.syosetu.com/n9773bj/
石造りの古都の路地裏に、一風変わった店があった。漆喰と木で作られ、屋根は帝都で流行りのスレート葺きなのか、妙に波打っていて不思議な趣がある。大きな木の一枚板に、異国の文字とやらで書かれているのは、“居酒屋ノブ”の店名。 マスターはノブ・タイショーという。黒髪をほとんど爪の先ほどの短さで刈り揃え、独特の服装をした、おそらくは辺境の民だ。 出される料理は日によって変わる。だがそれがとてつもなく旨い。 客は席についてまず最初に“トリアエズナマ”と“オトーシ”を注文する。 冷えたエールという、よそではまず見ない“トリアエズナマ”を一度口にしたならば、いままで飲んでいたものなど牛の小便にしか思えなくなる。 給仕の女性もまたただ者ではない。黒い髪に黒い瞳に肉感的な身体。しかし黒髪を後ろにまとめ、白い三角巾を被った姿は、なんともエキゾチックで、少しもいやらしさを感じさせない。働き者の彼女は、日が落ちた危険な時間帯でもためらわず“百円スーパー”とやらへ食材を仕入れに行くし、タイショーがいないときは“ナポリタン”という素晴らしいパスタも作ってくれる。 これはそんな不思議な居酒屋を巡る、小さな物語たちである。
たまたまたどり着いたら、なんか書籍化作品もお持ちの作者さんが、気分転換に書いているお話だそうです。道理でおもしろい。 ……ただ最新前後編が、何故か早々に削除されてしまっているそうで残念無念。 とりあえず、熱々サクサクの鳥の唐揚げ食べたくなりましたvv もちろんレモンを絞って(笑) まだなんで居酒屋が異世界に出店してるのかとか、そのシステムやタイショーたちの背景が明らかになっていないので、今後に期待です。
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No.4358
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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