こうして口伝は変容してゆく
2012年03月10日(Sat)
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昨日の日記を書いた後、ふと思いついて「みかんの花 手遊び」で検索してみたら、いくつかの動画を見つけました。 ……が、どれも私が子供の頃にやってたのと、微妙に違う。 基本は似てるんですけど、手を打って、相手と右手の甲をぶつけつつ手のひらを合わせ、もう一度手を打ち、左手を以下同文のあとがまったく違います。 「はーながー」と歌う短い間に、三度目の拍手→右手を下向き左手を上向きにして相手と打ち合わせ→手の向きを逆にしてもう一度打ち合わせ→両手を上向きにして以下同文→両手を下向きにして以下同文→向かい合って両手を以下略、というハイスピードな動きを要求されてたんですが。 ちなみに「両方上」「両方下」は、事前にどちらがどちらを先にやるかの打ち合わせが必要です。
そう言えばアルプス一万尺も、何年か前に出身校の現役小学生とやってみたら、間に拍手がひとつ増えていたりして、タイミングが合わずに苦労しましたっけ。 ちなみに私の頃は一番から三番まで全部違う振り付けだったんですけど、今はどうなってるんでしょう? あと「あぶくたったにえたった」は、ちょっとマザーグースっぽい怖さがあると思います。まあそれは「かごめかごめ」や「とおりゃんせ」とかもそうですが。
……こういう手遊びこそ、学校という閉鎖空間で先輩から後輩へ口から口に伝えられていく『口伝』ですよねえ。ケードロとかゴロヤとかも、学校によってのローカルルールがそうやってできていくんだと思うと、なんか興味深いなあ。七不思議とかより、よっぽど面白い観察対象かもしれません。
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No.3657
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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