2011年12月26日の読書
2011年12月26日(Mon)
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本日の初読図書: 南町奉行所の物書同心 藤木紋蔵は、所構わず眠ってしまうという奇病を持っていた。そのため出世の道からはずされてしまい、内勤の例繰方に配属されてもう三十年。妻と四人の子供を養うため、役宅の土地を一部人に貸したり書写の内職をしたりして、どうにか糊口をしのいでいる。 そんなうだつの上がらない紋蔵の元へは、何故か様々な事件が舞い込んできて ――
何年か前に、館ひろし主演でドラマ化されたという作品。短編集。 現代ならナルコレプシーとかいうのですか? 睡眠障害を持つ中年男が、様々な事件に出会っていきます。 ……読む前にはもうちょっと捕物帖的な話を期待していたのですけれど、あんまり紋蔵さんが事件解決してたりはしませんでした。どちらかというと傍観者的立場が強い感じがします。なんだかすっきりしない終わり方の話も多く、爽快感を求める方にはちょっと向かないかもしれません。 江戸の風俗とか奉行所の仕組みとかは細かく書かれているので、そこらへんに興味がおありの方は楽しめるかと。
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No.3538
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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