よしなしことを、日々徒然に……
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 2011年10月25日の読書
2011年10月25日(Tue) 
本日の初読図書:
4488175031赤い拇指紋 (創元推理文庫 (175‐3) シャーロック・ホームズのライヴァルたち)
オースチン・フリーマン 吉野 美恵子
東京創元社 1982-08-27

by G-Tools
医学校を卒業したは良いが、それで蓄えを使い果たしてしまったジャーヴィス青年は、助手や代診といった半端仕事で日々の糊口をしのいでいた。
しかしある日のこと、学生時代の友人だったジョン・イヴリン・ソーンダイクに再会する。彼はジャーヴィスが医学校を出たあともそのまま残り、検死官を目指して弁護士資格を取得。さらにちょうどポストが空いた医学校の教授に就任しつつ、現在は弁護士事務室で専門知識が関わってくる事件の分析を行っては、弁護人や科学的証人をつとめているらしい。
ソーンダイクの自宅を訪れ旧交を温めていた二人の元へ、無実の罪を着せられたという青年が弁護士と共に訪れた。雇い主の金庫室からダイヤモンドが消え、その場に残されていたメモには、彼の血染めの指紋がついていたのだという。
自分は確かに無実であると主張する青年だったが、有罪は確定かに思われた。
しかしソーンダイクは、彼の無実を証明できると言い、その調査協力を正式な仕事としてジャーヴィスに依頼してきた。

科学調査を旨とする、ソーンダイク博士の一作目。長編です。昨夜遅くに読了。四日ほどかかりました。
んー、長さ的にはそんなになかったんですけどね。 300 ページほど。なんというか……これ、短編でもよくね? みたいな。
以前、同シリーズの短編集を読んだ身としては、トリックも犯人もごく初期にほぼ丸判り(どんでん返しはありませんでした)。見どころは、ソーンダイク博士が法廷でいかに鮮やかに周囲を論破するかなんでしょうが……そこまでが長すぎ。博士が途中、犯人Xに命を狙われるのも「なんだかなあ」という感じがしました。
ワトソン役ジャーヴィスの恋模様に至っては……(苦笑)
とりあえず、ソーンダイクとジャーヴィスの関係及び、なんで博士があんなに警察からいろいろ相談持ち込まれるのか、その理由が判ったことぐらいが収穫だったでしょうか。
図書館にはもう一冊、短編集があるんですけど……どうしようかなあ……
No.3447 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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