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本日は母と二人、ちょっくら遠出をして参りました。 現在、出雲大社が六十年に一度という平成の大遷宮を行っているのですけれど、期間限定で本殿の檜皮屋根葺きかえ工事を見学できるのですよ。一生に一度見られるか見られないかという大行事(とか言いつつ、母は二度目だったりしますが/笑)。これは逃したくないと言うわけで、軽自動車を駆って行って参りました、出雲大社。
当日券もあるにはあるものの、そこは安全を見越して事前予約。十日以上前に往復ハガキでのみ受付という限られた方法だったので、母のスケジュールとも照らし合わせた結果、今日しか取ることができませんでした。時間は第一希望が通って十時を予定。 お盆で道が混むと行けないので、ちょっと余裕を見て八時半出発。ところが案外車通りが少なく、九時二十分には到着してしまいました。こんなにガラガラで観光地として大丈夫なのかと話しつつ、まずはきっちりうがい手水に御参拝。出雲大社の柏手は二拝四柏手一拝と、よそとはちょっと違っているので気を遣います。 それから特別拝観の手続きに行ったところ、まだお客さんが少なかったからか、ひとつ前の九時半のコースに入れていただけました。 この拝観にはまたドレスコードがありまして。ジーンズは不可。Tシャツやミニスカも不可。襟のあるシャツに女性は長いスカートかズボン。男性も半ズボンは不可。サンダルやミュール不可。スニーカーや半袖はOKといった具合に、言ってみれば「神様に対して失礼ではない服装」が求められております。さらに入口で「首元のスカーフや帽子は取ること。ズボンからシャツの裾を出している方は中に入れること」などの注意がありました。これをうるさいととるかどうかは人それぞれでしょうが、私はありだと思いました。観光の途中で思いたって立ち寄った方には厳しいかもしれませんけどね。我々は最初から拝観目的だったので、きっちり整えて参りました。母なんてこのためにわざわざ上着を新調したぐらいで(笑) で、実際に拝観した感想ですが、まず驚いたのは、現在神様がおわします仮本宮が思いのほか立派だったことです。って言うか普通の建物だよ! これ遷宮が終わったら壊しちゃうの? ってぐらいきちんとした建物でびっくりです。さすが神様のお宿りになるところですね。 そして本宮。いつもは手前までですら、年末年始の時にしか入れない場所なのに、今度はそれを奥から見下ろしちゃうんですよ。ドキドキものです。実際には周囲を囲むように足場兼の建物で覆われており、全体像を目にすることは叶わなかったのですけれど、ほぼ葺き終わった檜皮屋根はしっかり目にして参りました。重なった檜皮の厚さ、軒の部分で1mぐらいあるんですよ! 幅三寸ぐらい、長さ三〜四尺もある檜皮を六十万枚も使うんですって! 実際に目の前にしても、ちょっと現実味が出てこない枚数です。 お盆中で作業はお休みだったため、実際に葺いていく工程が見られなかったのはちょっと残念。でもそのかわり、ヘルメットを被らずにすんだのは助かりました(苦笑) 午前中かつ薄曇りだったせいか、内部も思ったほどには暑くなかったので良かったです。随所で扇風機まわってたし。惜しむらくはマイクや拡声器は持ち込めないのか、神主さんが肉声で説明される声がよく聞き取れなかったのが残念でした。 三十分近く内部で過ごして、修理中の寄せ木の破風(?)などを眺めつつ出てきたあとは、お守りにこれまで屋根を葺いていた檜皮の一部をいただいて、以上終了です。 思ったよりあっさりとした流れでしたけれど、ひとまず満足です。 ああ、こうなると前回の本宮の天井絵を特別公開していた時に来られなかったのが悔やまれる…… そして驚いたのは、帰りの駐車場の混み具合です。入口から外の道路まで何百mも車が列をなしていました。来たときの閑散ぶりが嘘のようです。三十分早く動いていて本当に大正解でした。
帰路では出雲に行った際にはお約束の「島根ワイナリー」でちょっと休憩して、運転中だから試飲は葡萄ジュース。 それからせっかく外出したのだからと、松江城下にある「松江歴史館」にも足を伸ばしてみました。以前から母とふたり、一度は行ってみたいね、と言っていたのです。 ……とはいえ、うーん。こちらは思っていたほどではなかったかな? 収蔵品の多くは古文書などで、あまり華はありませんでした。館内のあちこちで紹介ビデオを流していたので、せっかくだから全部眺めてきましたけれど。 一番目を惹かれたのは、武家屋敷を模した建物の庭に、出雲ナンキンのいる池と変化朝顔の鉢があったことでしょうか。「おお、貧乏武家の内職の定番」と思っちゃいました(笑) 変化朝顔の実物を見たのも初めてでした。写真撮っておけば良かったなあ。
帰宅したのは一時過ぎ。 汗まみれだったので即行でシャワーを浴びて、それからあとは、母と二人でぐったりとしておりました。
ちなみに長兄と次兄は我々よりあとに出かけ、先に帰っていたのですけれど、その成果がこちらです。
アジゴ、概算115匹。 ……いくら入れ食いだったからって、さすがに釣り過ぎやろ(汗) 夕食に天ぷらにして食べましたが、さばいて衣つけて揚げるのに二人がかりで一時間半かかりました。つうか、一人あたりノルマ二十匹超って……いや美味しかったけどね。香ばしくって。塩でもカツオ出汁でもポン酢でもいけました。 それでもさすがに残ったので、明日は南蛮漬けにでもなるのでしょうか。 ともあれ、私も母も兄達も、楽しい一日を過ごせたようです。
……父は?
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No.3314
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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