2011年08月05日の読書
2011年08月05日(Fri)
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本日の初読図書: 齢二十を数えると、猫は尻尾が二股に裂け、言葉を話す妖怪になる。それが猫又だ。 華道の家元 草薙家に住む猫タマは、ごく平和な猫又である。火を吐くわけでもなければ、人間に悪さをするわけでもない。 そんなタマが猫又だと知っているのは、孫息子の理生(みちお)だけだ。気が弱くて引っ込み思案の彼は、タマのことを知っても誰にも言えず、逆に愚痴をこぼしたり相談事を持ち込んでくる。 この春高校に入学した理生は、半ば無理矢理華道部に入らされることになった。ところがその華道部は茶道部と敵対関係にあるという。廃部も間近いような貧乏華道部と、成金娘が部長を務める茶道部とが、部室として使用する和室を巡って対立しているらしい。気弱な理生は使い走りの一年生として、それらに否応なく巻き込まれてゆき、そうしてタマに泣きつくのだった。
猫又相談所とあるだけあって、主役はタマです。メイン視点が猫。 まあ、猫は高校に行けないので、理生視点の部分もありますが、この子がまた本当に気弱で引っ込み思案なものですから、読んでいてなかなかもどかしいです。 華道については細かく書かれていますが、いまひとつ消化不良な感じが拭えないのは何故でしょう……なんというか、つっこみどころがけっこう多いお話でした。
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No.3302
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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