よしなしことを、日々徒然に……
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 2011年07月12日の読書
2011年07月12日(Tue) 
本日の初読図書:
4592884140超少女明日香 (第2巻) (白泉社文庫)
和田 慎二
白泉社 1998-12

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収録作は「明日香子守歌」「ビーナス翔ぶ!」「明日香・妖精狩り」の三本。
〜子守歌は、花ゆめコミックス版を買った記憶があるのですが、手元にも蔵書リストにもありません。これもまた、蔵書リストを作成する前に人に貸して戻ってこなかった一冊なのか……(寂)
このあたりから、一也と明日香の不自然なほど頻繁な邂逅が見えてきます。普通のマンガだと(たとえば金田一少年で事件遭遇率が異様なほど高いとか)どうしても不自然になってくるその偶然を、「自然によって後押しされる、運命の二人」と理由づけることで、必然にするあたりはさすがです。
それにしても和田さんのマンガは、ときどきほんとに容赦がないです。スケバン刑事よりはほのぼのしていると評されるこのシリーズでも、人質はガンガン殺されるわ、実はちょっと良い人?的描写のあった敵方もあっさり片付けちゃうわ……やはりそのあたりが女性作家と男性作家の違いなんでしょうか。
実はシリーズ一話目の四重奏の扱いが、ちょっと不公平だなあとか思わなくもないんですよね。四人のうち二人は駆け落ちさせて幸せにしちゃうのに、一人は結果的に雇い主を裏切ったから自業自得とはいえ、もう一人も気絶した明日香のために会社に遅れていくような気遣いを見せながら、あっさりと殺されちゃうし……二話目の紅輪忍軍も、行き倒れた明日香を拾ってくれた相手に対して、なんだかんだで内部崩壊を画策して全滅とまではいかずとも何人も死なせちゃう。かなりそのあたりシビアです。
っていうか、良く考えるとシリーズ一話目など特に、やっぱり私の好きな「直接手を下さず自滅に追い込む復讐譚」なんだなあと思ったり。
No.3252 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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