2011年03月03日の読書
2011年03月03日(Thr)
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本日の初読図書: 新宿に古くからある店「酒場」。酒場に「酒場」と名付けるあたりが店主のひねくれぶりを現している。客のほとんどは常連で、一見さんはお断り。それでも常連が連れてくる知り合いや家族などで客はそこそこ入れ替わり、いつも店内はそれなりに賑わっている。 ある日のこと、オーナー店主の義娘である中学生ののり子が、百円ショップで買ったという妙な缶を持ち込んできた。それには「とっても不幸な幸運」と書かれており、蓋を開けたところ亡くなったのり子の母の姿が見えたというのだ。 それを父に訴えてもはかばかしい反応が返ってこず、のり子と店主は冷戦状態になっているらしい。 ところが件の缶を常連達が調べてみたところ、空だったはずの中から、マジックマッシュルームを乾燥させたようなものが出てきて……
独特な雰囲気を持つ「酒場」を舞台に、謎のアイテム「とっても不幸な幸運」の缶がきっかけとなって起こる、様々な事件を描いた短編集。 読んでいくにつれ、前回は脇役だった常連が今回は主役になりと、だんだん感情移入していけます。最後は謎の多かった店主の過去話。 先代店主の敬二郎さんが、渋格好いいです♪
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No.3080
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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