今日は「ボヘミアの醜聞」と「踊る人形」を鑑賞。 どちらもオチまでちゃんと覚えている名作だけに、見ていても楽しい楽しい。ボヘミア〜は放送第一作にして、ホームズエッセンスをこれでもかと言うほどぶち込んであって、それ一話でお腹一杯って感じでした。特にホームズの得意技、変装シーンなんて見事の一言に尽きます! とても同じ役者さんが演じてるようには見えません。 踊る〜は、個人的BESTホームズ3つに入る作品でして、こちらも楽しく見ました。ワトソンがちゃんと暗号解読作業について行っていて、警部に解読方法を解説したり、自分でも暗号を読めたりするところはたまらん嬉しいです。 ……惜しむらくは……ホームズが最後に出した偽手紙。あの「COME HERE AT ONCE」が踊る人形の暗号で描かれていたと、明らかにしているシーンがないことです。ただ「秘密の手紙で呼び出された」とスレイニーが口にするだけ。これでは原作を知らない人には、いささか不親切ではないでしょうか。ほんの一瞬手紙の文面を映すか、「暗号の手紙で」と言葉にするだけですむのに……英語ではちゃんと語っていて、字幕ではそこを訳しそこねたのでしょうか。吹き替えは確認しなかったんですけど……そこがこの話最後にして最大のミソだと思うのに。実に、実に残念だったのでした。