よしなしことを、日々徒然に……
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 2010年11月15日の読書
2010年11月15日(Mon) 
本日の初読図書:
4101157383剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 2002-12

by G-Tools
シリーズ八冊目。
ちょっと間を置いたら、大治郎さんの門弟とかのサブキャラが誰が誰やら判らなくなってしまってました(苦笑)
こういう時こそ、ネットで調べ調べ。便利ですねネットって。
今回は「狐雨」というのが、ちょっといっぷう変わってました。大治郎さんの知り合いで一道場の主、ただし弱っちい人が急に強くなるのですよ。その理由が「狐に憑かれたから」というもの。しかし狐は足かけ三年しか憑いていられないので、その三年の間に正真正銘強くなるため、大治郎さんのところへ死に物狂いで出稽古にやってくるという……ふぁ、ふぁんたじー?
小兵衛さんだけが、人ならぬものの存在をおぼろに感じ取るという話でしたが、いやはや剣客商売でこのような話を読むとは。
その他には「仁三郎の顔」というのも、盗賊ネタでちょっと鬼平犯科帳を思わせたんですが、終わり方が秀逸。これってドラマでやったら違った演出にされるんだろうなあと。まさに池波さんの文章ならではという感じでした。こういう、読者の想像力に後を任せる書き方って、面白いなあと思います。

「シーフな魔術師(小説家になろう)」〜165
 http://ncode.syosetu.com/n5035l/

下町出身の少年ウィルは、盗賊ギルドに所属するシーフだった。が、仕事の依頼を受け魔術学校に忍び込んだ際に見つかってしまい、捕まるか!? と思いきや素質を認められ、そのまま奨学金で入学することに。
魔力や身体能力などはそう突出していないが、魔力の流れや物の構造を見極める心眼だけは超一流。
魔法回路の開発や召喚魔法のやり方など、地道に色々学びつつ、学生生活をエンジョイする彼だったが、やがて将来の道を考える段階に入り……

雪華さんお勧め。
約半年で165話も更新されている、かなりハイペースな作品です。最初は魔法学校物ですが120話ぐらいで卒業して働き始めてました。冒険や事件もありますが、基本的に仲間達と道具開発をしている感じです。
一見地味に見えて、実はけっこうハイスペックな主役スキーにはなかなか好み。
魔力が電気みたいな感じに扱われていて、ランプ作ったり冷蔵庫作ったり電気ポット作ったりしています。
主役が何故か精霊に気に入られたりしてるところも好みかな。

……そういえば、卒業後に奨学金を返済している描写がないのですが、作者さん、忘れてらっしゃる?
No.2934 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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