2010年01月08日の読書
2010年01月08日(Fri)
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本日の初読図書: ワトソンが少部数だけ出版していたホームズの続編を、後年になって再版したという体裁のパスティーシュ集13編収録。かつて海外で放送されていたラジオドラマをノベライズしたものらしく、雰囲気が微妙に原典とは異なる、かな? ドラマチックな要素が多めだったり、毎度の決め台詞(「獲物は飛び出した」)とかあったりしますし。 しかしアイリーン・アドラーの娘が登場したり、モリアーティーとの初邂逅が描かれていたり、ライヘンバッハの滝後の失われた数年間や引退後のサセックスでのエピソードがあったり、お馴染みタイトルのみで語られなかった事件簿などなど、なかなかファンには嬉しいところをついているのではないでしょうか。 あとやはりアンソロジーよりも一人の作家で書かれたものの方が、全体のトーンがまとまっていて読みやすいですね。 個人的には★三〜四つと言うところでしょうか。 ラストの錬金術云々はちょっと蛇足だったかなあと思わなくもなく。
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No.2605
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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