よしなしことを、日々徒然に……
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 2009年11月25日の読書
2009年11月25日(Wed) 
本日の初読図書:
4140055537天地人〈上〉天の巻
日本放送出版協会 2008-11

by G-Tools
大河ドラマ一回も見てない私ですが、時代物読みたい熱がひき続いているので、大河始まる前に母が買ったのを借りてみました。ちなみに母と次兄はけっこう歴史物が好きで、母は今、次兄が持ってた「坂の上の雲」を読んでいます(笑)
で、直江兼続。
某コバルト世代 ―― ただし途中で挫折 ―― な私は、直江と言えば信綱なんですが、今回読んでみて、なるほど地味だ……としみじみ納得しました。
しかし同時に「一夢庵風流記」(「花の慶次」の原作)ファンとしては、直江兼続……というか、上杉謙信の『義』にこだわる美しさに惚れ惚れとしてみたり。
とはいえ、かなり地名や人名について親切に書かれているにもかかわらず、まだ「歴史が判ら(略)」とか言ってる私は、歴史物読むのに向いてないかもしれません。いやあ……言葉だけ知ってた「御館の乱」が景虎と景勝の戦いだと初めて知りました。

今まで読んできたもののほとんどが織田とか徳川とか豊臣側からの話だったので、この先どういうふうに歴史が進んでいくのか、ほんとにさっぱり判りません。とりあえず母からのネタバレで、畳の上で死ぬことはほぼ確定してるので、それだけは安心して続きが読めるかと。
No.2524 (読書)

 
 この記事へのコメント
 
雪華  2009/11/27/01:07:05
こんばんわ、雪華です。

>某コバルト文庫(笑)
私も第三部(太陽信仰の民辺り?)から挫折したクチです〜〜(笑)。
でも、最終巻の最終章だけは立ち読んでたり(爆)。ああいう「ハッピーエンドとは言い難いんだけども本人達は幸せなのかなぁ〜」な終わり方もありだと学びました。
この作者の「風雲縛魔伝」もラスト2巻が何年も出なくて、主人公(女)が何故か男に変わってしまったくらいまで立ち読んだきり最終話は読まず仕舞いです。結局どういう終わり方をしたのでしょう??

コバルト文庫って風呂敷を畳まないままいつの間にか流れ去っていく作品が微妙に多い気がします。
前田珠子の「聖獣シリーズ」とか「女神様の〜」とか物語の途中でちょんっと止まったまま何年経つことやら……。破妖なんてあんまり出ないで諦めようと売った次の月に新刊が出やがりましてね……(遠い目)。もう立ち読みで済ませます。
高遠沙耶の「レイティア〜」とか「姫君と〜」もあれだけ伏線張り巡らしながら回収もせず放置エンドしたみたいで、やっぱり諦めて売りました。レイティアは主人公の設定の所為かどんなにハッピーエンドに見えてもどことなく影がある作風が好きだったので中途半端な終わり方をして大変残念です。処女作だからこそきちんと完結して欲しかったです。

話は変わって、短編連作って『何処から読んでもオールオッケー』なタイプと『やっぱり一話から読まないと意味が分らない』タイプの二通りありませんか?
概ねだいたい後者のタイプですが、「導士リディオ」は2巻から読んでも3巻から読んでもバッチオッケーな貴重な短編集です。1巻から普通に「以前の仕事で〜」みたいな書き方をしているので、巻を飛ばして読んでも「ああ、昔の知り合いにこんな奴がいたんだなぁ」とか「ああ、今はコイツと旅してるんだ」とか普通に納得できて時間軸が前後しても違和感がないのです。お気に入りのシリーズなのですが4巻以降の新刊がでません。忘れた頃にでるシリーズなのできっといつか5巻が出る………かもしれない、と期待しています。
 
No.2527
 
雪華  2009/11/27/01:09:56
文が長いとダメ出しをくらいました(苦笑)。

>花の慶次
これの原作は「歌舞いて候」だと思っていました(驚)。違ったんですね。
この作品もお供の小さな少女の里に行った辺りからさっぱりです(苦笑)。
そのくせやっぱり最終回はジャンプで読んで知っているのですから我ながらとっても微妙です。確か坊主頭で歌舞いて、琉球に船出して〜なラストだったと思うのですが??

>るり子さんvv
のお料理本を予約してきました!!
るり子さんの日記風料理本なんて買わなきゃですよ!
親友と担任の小話付きなんて読まなきゃですよ!!
ついでに夕士とプチの小話も欲しかったですけれど贅沢でしょうか?
 
No.2528
 
神崎真  2009/11/27/22:12:18
うわあ、な、懐かしすぎるタイトルが次々と……(笑)
やはり私も途中挫折したものばかりですが、破妖〜ってまだ続いてるんですか!?
風雲〜は終わったのかあ。あれ二冊しか読まなかったよな確か……(懐)
某コバルトはやっぱり最終巻の最終章だけ立ち読みしましたが、間が空きすぎてて、何がなんだかさっぱり??でした。結局全何巻だったんだろう(汗)

道士リジィオ>
あれは良いですよね! 読み切り連作どこからでもOK。
ちなみに二冊ほど角川mini文庫で豆本が出てましたが、そちらはチェックされてます?
私はこのシリーズ、ひそかにスニーカーの「風の歌 星の道」とリンクしてるんじゃないかとにらんでます。だって初代国王の設定があまりにも似すぎてて……

花の慶次>
マンガも全巻持ってるんですが、個人的に原作の方が好きです。おすすめですよ。ちょっと分厚いけど一冊で終わりますし、史実あんまり知らなくても充分楽しめますし。ちなみにお供の少女は、原作には出てきません。ラストは坊主頭で歌舞きおさめた後は、落ちぶれた上杉家にあえて仕官し、捨扶持もらって静かな余生を送るのです。

るり子さんのお料理本>
ん〜私は迷ってます。お料理があんまり好きじゃないんで、レシピ集には食指が動かないんですよね……親友と担任の小話は気になりますが。るり子さんの日記がどんな感じかがネックです。本屋なり図書館なりで現物が確認できると良いんですけど。
 
No.2531
 
雪華  2009/11/28/01:03:50
>破妖
先々月くらいから本編の続きが出始めました。相変わらず主人公は最強属性で、お相手は最凶属性。さらにヒロイン以上の無茶振りを“意図的に"かましてくれる無敵属性の母親まで暴れまわって人外魔境絶頂です。サティンが癒しな辺り絶対何か間違っています。
そして、相変わらず脇道にそれまくった挙句暴走して帰ってこない作風に完結させる気があるのかとっても疑問に思います。
作風はもろ好みなんです。ヒロイン最強設定も、お相手がもれなくヒロイン限定でへたれ入ったS属性なのも、本当に好みなんです。ラスもアークも桜子も本当に本当に好みのヒロインなんです。
ただ、脇道&外伝にそれまくった挙句本編全然進まない完結しない症候群なのが本当に残念ですよね、前田女史は―――

>角川mini文庫
買い逃しました……。アレは中々本屋に置いてなくてオーフェン以外は買い逃しました。多分立ち読みもしてない気が。やっぱりリジィオはミスフォーチュンにべた惚れされていましたか?
スレイヤーズもここ数年で自力購読始めたので死霊術師のmimi文庫を買い逃しているのですよね。借り読みはしましたが。小粋でアドリブの利くゾンビの作り方の伝授者はかの美少女死霊術師だと信じています。
 
No.2532
 
雪華  2009/11/28/01:04:27
>「風の歌 星の道」
え? リンクしてますよね? 確かどれかの後書きで読者からの突っ込みに「さぁて、どうでしょうね〜? ふふふふふ〜〜」なコメントを返していたような??
セラのシリーズで庭仕事やってる初代国王が登場しますが、外見描写がまんまリジィオですよね。さすがリジィオ野良着がよく似合う(褒めてます)。最期まで借金に負われ借金取りに追われた人生が憐れで笑いを誘います(酷ぇ)。さすがドラマガ至上にて借金王の名を戴いた男。不動の地位は生涯動きませんでしたね。
彼の一族を『神と魔に最も近い』って表現した周囲の人々の表現力も素敵です。きっと代々とんでも吃驚なことをやらかし捲くったのでしょうね。本当に、いったい何時何処で空飛ぶ子豚を使役したのか。空腹で落ちていたところを拾って餌を与えたとかだったら微妙です。…………リジィオシリーズなら在りかも。
 
No.2533
 
雪華  2009/11/28/01:06:12
冴木忍女史の作品は私的に好み不好みがきっぱり別れます。
富士見ファンタジア文庫は概ね好みですが、「妖怪寺」は頂けませんでした。あの話で宇宙人説はもって来て欲しくなかったです。最後まで妖怪ネタで締めて欲しかった……。続編の「妖怪寺異聞」は好きなんです。徹頭徹尾妖怪ネタで、纏まりがあって好きなんです。親友の寿命も切ないですが、人魚の少女の初恋も切なかったなぁ……。でも、ああいう寂しくて侘しくて切なくて優しい話は大好物です。

角川文庫はもう明暗はっきり分かれています。作品の明暗ではっきり分かれているとも言えます。
「星の船」、痛いです、もう本当に痛いです。救いって何処にあるんですか、本気で(涙)。
太陽と月の魔術師(他称)が主人公のシリーズも痛かったです。ヒロイン死亡エンドなんてあんまりでしょう(泣)。結局、誰より身勝手に自分勝手した男だけが幸せエンドなんて(涙)。ずっと背景が暗いのが一番痛かったかもしれません。
半陰陽の主人公のシリーズは結局どんな最終回を迎えたのでしょうか?なんだか微妙に痛そうで買わなかったのですが。
ソードとその娘のシリーズは優しくて大好きです。癒されました。冴木女史の主人公はもれなく不幸なのですが、こんな幸せ前提な不幸なら夫婦喧嘩のたびに妖魔攻めされてもいいじゃないかと声を大にして言います(ドキッパリ)。
「ドラモンド家の花嫁」は幸せなシリーズでほっこりしました。ミンミンを私も愛していますvv

またまた長くなって申し訳ありません。
最後に、最後にこれだけは言わせてください。
「天高」の真主人公は不幸度からパジャですよね?
 
No.2534
 
神崎真  2009/11/28/22:10:14
前田女史の作品は、一時は作者買いしてたんですけど、あまりに終わらなかったり作中辛い描写が続くのに疲れ果てて、めっきり買わなくなってしまいました。設定は好みなのが多いんですけどね。いま続き読む可能性があるのは、美しいキラルぐらいですかねえ。既に一冊積んでますけど……

角川mini文庫>
ミスフォーチュンは出てませんが、相変わらず幽霊に取っ憑かれ、借金取りに追われ、周囲に振りまわされつつ、金にならない仕事をこなしてます。冴木さん一流のやりきれなさを感じさせる話も混じっていたりして、良い感じでした。
私はスレイヤーズの方読んでませんね。スレイヤーズはガウリイファンなので、番外編は早いうちに切っちゃったからな……

庭仕事やってる初代国王>
うぉぉお! そんなシーンありましたっけ!? 娘世代は流し読みになっちゃってるからなあ。ううう、PDFにすると、気軽にパラパラめくってシーン探しという事ができなくなっちゃうのが困りどころだ(泣)

冴木作品は私もかなり好みが別れます。辛い終わりのは本当に辛くって。やっぱりご都合主義でも何でも、最後は幸せほんわかが良いです。精神的に。おかげで手にも取れてない作品がけっこうあったりして。
ちなみに私は、富士見だとむしろ妖怪寺が一番好きです。あの宇宙人という突拍子のなさがたまらないんですよ(笑) 逆に続編は切ない話が多くてなあ……(涙)
角川だと「空みて歩こう」が一番好きですvv ヒロインの前だとヘタレた良い人になっちゃってる、元は冷酷で最強な武人兼能吏なサイがツボでツボで。ラストの馬鹿ップルぶりもたまりません。

天高>
それはもうもちろん。
私は彼を「ついに主役の名すら他キャラに奪われた、最不幸主人公」だと信じてます。
 
No.2536
 
雪華  2009/11/28/23:34:01
>庭師な王様
確かセラシリーズの最終巻、幼馴染の王子様と過去に迷い込んだセラ達が、飛んでいったリルを追いかけていった先で出会ったはずです。
子孫の王子様に「おい、庭師!」呼ばわりされていたような(苦笑)。両親の元に帰りたいと泣く子供達の為に未来への道をあっさり開いてくれる外観庭師(笑)。何て怪しい(爆)。
帰ってきた先で初代国王の肖像画を見て気づくシーンがあったような無かったような……

>空見て
おお、そんなツボヒーローがいるのならぜひ読まねばなりませんねっ!! 古本屋を巡ってきますっ!!
「空見て」と言えば、「俺なんて題名からして『苦難』なのに、なんてあっちは題名からしてあんな明るいんだっ!! 不公平だっ!!(地団駄)」なネタを思い出します(爆)。冴木作品の主人公はみな不幸なれど、その不幸にすら不幸な不公平が在る(笑)。誰は一番不幸なのか?

>最不幸主人公(笑)
やっぱりみんなそう認識しているのですね(笑)。
ちなみにセラシリーズの公式主人公は王弟だと言うのはご存知でしたか?
 
No.2537
 
神崎真  2009/11/29/07:53:23
庭師な王様>
確認してきました! 最終巻じゃなく、最後から二番目でしたけど、あれは確かにリジィオっぽい(笑) リルが懐いているあたり、やはりリルを入手したのは彼なのかもしれませんね。もしリジィオなら、変なモノにほど好かれそうですし。
初代国王だと匂わせる記述は見当たりませんでしたが、判る人にだけ判るニヤリとした演出だったのかもしれませんね。

パジャ>
成長のしぶりと良い、得たもの失ったもの、そしてプロポーズでシメといい、どう考えても彼が主役ですよ(笑)
フェイロンは一巻の頃から出来が良すぎて、なんだかなあと言う感じです。
王弟はやっぱり主役でしょう。あの不幸ぶりはvv
 
No.2538
 
雪華  2009/11/29/20:45:30
ガウリイファン>
では、短編スレイヤーズシリーズに1作ガウリィが主役の短編があるのはご存知でしょうか?
リナと出会う直前のシリアスガウリィです。「俺は何のために剣を取るのか」みたいな脳みそスライムじゃないガウリィです。
アレを読んだ後で本編を思うとガウリィにとってリナはひょんな出会い方をしたファム・ファタールだったのかもしれません。リナといっしょにいれば常にトラブル満載で剣を取る理由なんて考えるまでもないですから(笑)。

ミスフォーチュン>
「ミス・フォーチュン(Miss Fortune)は 、レディ・ラック(Lady Luck)よりも、足繁く訪れる」
諺というか川柳みたいなものでしょうか? こういう遊び心いっぱいの言い表しは大好きです。
リジィオはミス・フォーチュンにベタ惚れされているでしょう(笑)?
 
No.2539
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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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