よしなしことを、日々徒然に……
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 ゼロさんと外字フォント
2008年02月29日(Fri) 
本日は、帰宅時に郵便局に寄って直帰というコースだったため、16:30 には会社を出られるという、予期しなかった自由時間を得られた日にございました。
そんなわけで、ちょうど思いついた外字作成作業にいそしんでみたり。

この外字。自分で様々な記号を作成できるというなかなかに便利な機能で、ワープロやパソコンを使い始めた当初は、楽しんでずいぶんいろいろ作っていたものです。
が、しかしひとつのマシンで作成した外字は、基本的にそのパソコンでしか使用できないという制限はなかなかに大きく、結局、仕事で複数台のパソコンをわたり歩いたり、他人に渡すこと前提でデータを作成するようになってからは、まったく使わなくなり、すっかり忘れ去っていた機能でした。

それを、なんで今さら思い出したのかというと、ここしばらくの旧字体テキスト読書のせいなのですよ。

私は、旧字体のテキストを読む際には、UCX J0213古典明朝-R フォントという文字を愛用しています。
このフォントは、普通の新字体で入力されたテキストを、表示フォントを変えるだけで旧字表示してくれるという優れものなのです。
……が、正直言ってかなり……高い(汗)
まともに購入すると12000円プラスアルファ。たかが電子読書につぎ込むには……さすがにちと辛いお値段です。しかしありがたいことに、登録文字数の少ない廉価版が存在しておりまして、こちらだともろもろ手数料込みでも5000円弱で入手することができるわけです。

まあ、そのあたりの詳しいいきさつは、この日記の過去ログに埋まっているので割愛するとして。

ともあれ、廉価版のフォントを選択したため、普通の文字はともかく、記号の類が幾つか収録されていなかったのが、電子テキストを読む上でネックになってしまったわけなのです。
収録されていなくて困った記号は、とりあえず「―(ダッシュ)」、「\(バックスラッシュ)」、「〜(チルダ)」の三つ。
そのうちダッシュは、「─(細線素片)」を代用することでなんとかなりましたが、問題は後のふたつ。「〜」は物語倶楽部、「\」は、青空文庫のテキストで「二倍の踊り字」に使用されています。

ちなみに、古典明朝フォントでこれらの文字を表示するとこんな感じ。


 *二倍の踊り字は「/\」
 〜

 と、表記しています。

読めません(−_−;)
……仕方ないので暫定処置として、どちらも「ゝ」に置換して読んでいたのですが、それでもやっぱり雰囲気が違ってきます。

で、思い出したのが外字だったわけで。
どうせ置換作業はするのだから、DLしてきたテキストを加工する手間は同じこと。

さっそく「スタート」→「アクセサリ」→「外字エディタ」でエディタを起動。
文字体自体は他のフォントからコピーしてくればすむので、編集は楽なものです。



縦書き表示前提なので、「〜」は90度回転させて、と。
ポイントは「ファイル」→「フォントのリンク」で「すべてのフォントにリンクする」を選択しておくこと。

で、できあがった外字を適用するべく、それぞれのフォントを置き換えて、と。


 *二倍の踊り字は「/・」
 ・

 と、表記しています。
 (↑は、私のPC以外だと文字化けしているはず)

うっしゃ、ばっちり表示〜〜〜わーいへ(^○^へ)(ノ^○^)ノ

でもって、ここまで来たからには、ゼロさんでも使用できるようにしないわけにはいきません。

パソコンの C:\WINDOWS\Fonts にできている外字ファイル「EUDC.TTE」をゼロさんの \Windows\Fonts フォルダにコピー。 Pocket の手を使って、「日本語環境設定」→「フォント」で外字ファイルを適用させたのち、再起動。

 参考:Smart-PDA.net 「携帯電話の絵文字を見られるようにしたい

使用ソフトは青空子猫。
右が従来の「/」と「〜」を使用した行。左が外字を適用した行。
ふふふふふ、全然違和感ないじゃないですか♪

 ※ Word Mobile や PocketHpte では、文字化けして表示できませんでしたが。

これでますます、電子読書が楽しく進められそうです。
……さて肝心の外字ファイルは、今後のためにちゃんとバックアップとっとかなければ……

長くなったので、メルフォお返事はまた後日<( _ _ )>
No.1839 (電脳)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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