よしなしことを、日々徒然に……
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 2008年01月14日の読書
2008年01月14日(Mon) 
本日の初読図書:
4797342986カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)
霜島ケイ ミギー
ソフトバンククリエイティブ 2007-07-12

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賽河原町には表と裏が存在する。
表はごく普通の人間が住む町。裏は半魚人やのっぺらぼうや狢などが住まう、妖怪達の町。
高校生の太一が下宿することになったのは、そんな表と裏の町、双方との境目に立つ空栗荘(からくりそう)だった。
住んでいるのは人間とはいえ、大家も住人もみな一癖ある人物達ばかり。
「あちら」と「こちら」が入り混じるその場所で、太一が出会う様々な不思議とは……?

ううむ、抜粋して紹介文書くと、香月日輪さんの妖怪アパートみたいな感じになっちゃいますな。
こちらの主役の太一くんは、幼い頃の経験が原因で、非常になんというか、ものに動じない性格になっております。バスを降りた途端、目の前を半魚人が歩いていこうが、カエルが自転車乗って豆腐売りしてようが、あるいは通りすがりに道に落ちてる生首から話しかけられようが、全然まったく動じてません。
……ほんとはもっと「動じる」ようにならなければならないのでしょうが……しかしこのキャラが失われるのは正直惜しいと思わなくもなく(苦笑)

そして個人的に、空栗荘の住人。関西弁のミヨシさんがお気に入り。
一見、口が悪くて取っつきにくい兄ちゃん ―― その実はけっこうお間抜けで面倒見の良い、ガキ大将がそのまんまおっきくなったようなタイプ、大好きです。

本日の再読図書:
4061851624講談 碑夜十郎〈上〉
半村 良
講談社 1992-04

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上下巻を読み返し。
現代から江戸時代へのタイムスリップもので、以前NHKでドラマ化されてました(見てないけど)
タイムスリップした本人ではなく、江戸の住人側からの視点で書かれております。本人は当初記憶を失っているため、最初の頃は謎の人物のまま話が進んでいきます。
……っていうか、もはや完全にノリと勢い(笑)
夜十郎はどこまでも格好良く、周囲の人間をタラシまくって、悪党退治を繰り広げます。
難しいことは考えず、楽しく読むのにおすすめかと。
No.1765 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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