さらにに半日ほど試行錯誤した結果、W-ZERO3 で使用するのによさげな設定が探り出せてきました。 まずポイントは、設定で「カラーページ検出サンプル数」を0にすること。こうしないと、日焼けして色が変わったページなどが、すべて挿し絵扱いになり認識されてくれません(もっとも天城さんの環境では、この設定にしても駄目だったそうですが……) そしてあまりにも傾きがひどいページは、あらかじめフォトショなどで傾きを補正しておくこと。 書き出しサイズは、 Adobe Reader 2.0 for Pocket PC の全画面仕様で読むことを考慮に入れて、 450×606 を選択。最初からこのサイズで書き出しておけば、Adobe Reader 側で拡縮処理する必要がないので、気になるギザギザ表示はおきません。この解像度で、縦の文字数が20文字前後になるように、設定の「読み込み画像拡大率」で文字サイズを調整します。
で、結果がこちら
かなり古い岩波文庫を Adobe Reader 2.0 for Pocket PC でフルスクリーン表示したものです。 ページがかなり焼けているため、文字のまわりに灰色がのってしまっていますが、文字自体はしっかり視認できます。 ちなみに、同じ文庫をこのツールで処理せず、スキャンした画像そのままで表示したのがこれ。