2007年02月14日の読書
2007年02月14日(Wed)
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本日の再読図書:捨て子だったカラスは、生きるために盗賊となった。自分を疎んじる大人を憎み、世のすべてを恨んでいた彼は、あるとき盗みに失敗し命を落としかける。そして他の死体と共に滝へと捨てられ、死者の国へと流れ着いた。 そこは忘れ去られた旧神イザナミが治める、死体から造られた異形の人形が住まう国だった。ただ一人、人間と変わらぬように見える、イザナミの娘テンガ。彼女の存在に心を救われたカラスは、テンガを連れて死者の国を逃れようとする。 それは、やがて世界すべてを巻き込むこととなる、変革への第一歩だった。
記紀神話と仏教をモチーフにした異世界ファンタジー。少年向けになってますが、ファンタジーDX連載だったし、少女向けじゃないかと。 連載当時読んでいたときは、基礎知識がほとんどなかったので普通のファンタジーとして楽しんでたんですが、いま読み返すといろいろ別の意味で面白いです。個人的には、出雲族がおいしい役割になってるのが嬉しいですね。島根県民なもので。
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No.1097
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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