2007年01月07日の読書
2007年01月07日(Sun)
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本日の再読図書: 金田一耕助もののマンガ版、JET先生のものです。 先日録画していた稲垣版を見てみたら、つい読み返したくなってしまいまして。ちなみに原作(紙書籍)は、いま母が読み返ししております(笑) JET先生のバージョンは、ほんとに原作の雰囲気がそのまんまで、改変も改変なりに納得のいくものが多くて大好きなんですよね。 ところで今回の稲垣版「悪魔が来たりて笛を吹く」も、なかなか良い出来でした。稲垣版は、ほんとに回を重ねるにつれ、良い感じにアクが抜けていくように思います。ちょっと今回は抜け過ぎだったくらいで(笑) 以下はネタバレにつき「全文を表示」からどうぞ。
全体的に言って、よくあのややこしい話をここまでにまとめたな、という感じでした。 元の話がとにかく人間関係ぐちゃぐちゃなものなので、ほんとに判りやすくなってたと思います。その代わりと言ってはなんですが、過去の因縁と人間関係を語るために、現実の事件がちょっと置いてけぼりになっていた感がありましたが。第一の事件の密室トリックをざっくり削ったためにか、風神雷神像の存在がちょっと浮いてたように思います。タイプライターとか、庭の防空壕とかも思い切って削られてましたし。 でも、淡路島のあたりをきっちり語ってくれたのは嬉しかったです。時代設定が終戦直後の荒れ野原だったのも。闇市の風景とか、華族の没落云々とか、そうそうこれが見たかったんだよ! と。
嬉しかったと言えば、金田一さんの事務所が「三角ビルヂング」!! いえ、原作ではこの時点だと割烹旅館松月に転がり込んでるんですが、でもでも、三角ビルヂングですよ、お嬢さん! はじめて見ました、映像化された金田一で三角ビルに事務所構えてるの。 おまけに、ついに出ましたね(ふふふ) 磯川警部からのお手紙がvv 稲垣金田一ではすっかり刑事役を橘署長がお務めになっているので、もしやこのまま両警部は登場なさらないのか……と、しょぼんとしていたのですが、ついに磯川警部が(名前だけだけど)ご出演vv これはあれですか、今後への布石ですか? 橘署長は東京に腰を据えるっぽいですし、今後地方で起きる事件は磯川警部がご担当ですか!?(←浮かれすぎ)
そして不満な点をひとつ。 ……古谷版でもそうでしたが、なんで金田一さんフルートの謎自力で解いちゃうんですかぁぁあ。 あのラスト「あなたは何故、あの曲を誰かに吹いてもらわなかったのです」という、あの台詞が聞きたかったのに〜〜。あれが格好いいのに〜〜〜〜(じたばた)
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No.998
(映像)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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