カ イ ン
 


ジーンと同じく六枚翅のミレーナ星人。
外見年齢二十代半ば。身長180p後半。手足の長い痩せた身体つきは、とても荒事にむいたそれには見えない。精悍な顔立ちに涼しげに整った目元。切れ長の瞳は銀灰色。細くて柔らかいつや消しの黒髪が、不揃いに切られて首にまとわりついている。浅黒い肌とあいまって、どこまでも無彩色な姿。
口数が極端に少なく必要なことしか話さないので誤解を受けやすいが、根は……根は……(汗)
とりあえず気を許した相手や弱者には無器用な優しさを見せる。

装備としては顔の上半分を覆うバイザーグラス。金属鞭メタル・ロッド。漆黒のノーマルスーツ。

戦闘担当。敵には全く容赦しない、というか味方と決めた人間以外は眼中に無し。どこにあれだけの膂力が……という体格をしているが、強さの秘訣はためらわないこと。実は腕力などの直接的な身体能力は、さほど優れている訳ではない。それは鍛錬の問題ではなく種族的問題。手先が器用で(やはり種族的特徴)、料理や家事一般は彼が担当している。これはジーンと一緒に暮らすようになってからますます磨きがかかった。

↓以下はネタバレにつき要反転
犯罪組織にさらわれた最愛の幼なじみローズを救出に行ったが、間に合わず彼女の肉体に脳移植されたジーンと出会う。
最初はかなり戸惑ったが、今はジーン自身を相棒として認めている。ただし徹底的に言葉が足りないのでジーンの方ではそれに気付いていないようだ。
もともと彼の種族はあまり肉体を重視していないので、彼にとっては中身が代わった時点でローズとジーンは別人である。彼がジーンに女性的な服やアクセサリー、髪型を勧めるのは、あくまでジーンが『少女の肉体を持つ個体』だからで、見目良い姿形を望むのは当然のこと。


 




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