登 場 人 物
|
||
■ |
||
17歳/男/本編主人公 身長160ちょいの、ちょっと小柄で童顔な他は、ごく普通の男子高校生にしか見えない少年。亡き祖母ゆずりの次元の歪みを視認する能力を有しており、【特処】のバイトとして半年前から働いている。 |
||
■ |
||
24歳/女/風使い キャリアウーマン然とした雰囲気を持つ、色白黒髪美人……だと思われるが、常に顔の上半分を覆うバイザーグラスをかけているため、素顔を見た者はほとんどいない。 風を操りカマイタチや突風を生み出すことができ、また、大気の流れを読むことで【歪み】の存在を認識できる。 |
||
■ |
||
28歳/男/実働一課課長 中肉中背。ぼさぼさの艶のない黒髪に黒縁眼鏡。いつもにこやかなあやしいお兄さん。普段濃い灰色の瞳は、力を使うとき金色を帯びる。 【歪み】を視認できる数少ない人材の一人だが、現在は現場に出ることはほとんどせず、後方で指揮をとるにとどまっている。 |
||
■ |
||
28歳/男/事務処理担当者 二課を含めた実働課の中でも一〜二を争う巨体の持ち主だが、非常に物静かな雰囲気をしているので、はっきり言って影が薄い。デスクワーク全般を受け持っており、業務上判らないことが生じたらこの人に訊くのが一番。 |
||
■マオ 実働一課所属 |
||
23歳/男/符呪士 短く刈り込んだ茶パツにピアス、不健康そうにやせた身体の、どう見てもチンピラの兄ちゃん。生まれは中国だが数年前日本に帰化している。 この世ならぬものを見聞きする見鬼としての能力を持っており、【歪み】の存在を認識できる。【妖物】との戦闘時には呪符と小刀を使用。 |
||
■フォン 実働一課所属 |
||
21歳/男/退魔剣士 長身。黒髪黒目の寡黙な男。寡黙というより全くしゃべらない。表情もない。威圧感ばかりを漂わせた、同じ部屋にいるだけで気詰まりな存在。 【特処】にスカウトされる前からマオと組み、フリーの退魔士をしていた。 両刃の大剣を武器としており、その刃にかかった【妖物】は塵と化す。 |
||
■ |
||
42歳/女/実働課総括課長 パーマをあてたショートカットに赤いマニキュア。身体のラインの出るタイトスカートのスーツとハイヒールの完全装備。女性にしてはかなり長身の、豪奢な印象を持つ美女。ちなみに既婚者。 特殊処理実働課に異能力者の配備を提言したのは、当時一介の職員だった彼女。実働一課課長を経て、現在は一課と二課を総括する立場にある。 |
||
■ |
||
58歳/男/霊能力者 半白いがぐり頭の小太りのおっさん。課内一の古株で、実働一課が正式発足する前の、試験配備時からのメンバー。 密教だか修験道だか陰陽道だか余人にはよく判別がつかない術を使い、現場に出るときは山伏のような格好をしている。普段はくたびれた背広姿。 |
||
■ |
||
享年82歳/女/霊視能力者 拓也の祖母。穏やかな印象を漂わせた小柄な老女で、あわただしい現場の中、上品な和服をまとって微笑んでいる様は、実働課内でも名物だったらしい。 息子夫婦を交通事故で亡くし、女手ひとつで孫を育てていたが、経済的理由から【特処】のスカウトを承諾する。 半年前、外出先でのくも膜下出血により死亡。 |
||
■福田/清水/久保田/浜崎 実働二課所属 |
||
二課に所属する隊員達。浜崎が小隊長格で他の三人はその部下。 実働二課は一課と異なり従来通りの銃火器や、【妖物】の研究をすることで開発された各種装置を利用して任務にあたっている。彼らも訓練こそ受けてはいるものの、ごく普通の人間。 |
||
|
Copyright (C) 2006 Makoto.Kanzaki, All rights reserved.