マクラメ石包み スカート編みのやり方(自己流)


穴の開いていない石を包む際に使う、スカート編みの作り方メモ。

※注:神崎はマクラメ初心者です。
あくまで独学の自己流なので、間違っていても責任は取れません。
……むしろ正しいやり方を誰か教えて下さると、私が喜びます(苦笑)

※写真はクリックすると拡大します。この画面へはブラウザの「戻る」で帰って下さい。



↓ 完成品↓
完成品1

完成品2

使用しているのは、ダイソーのリリアンに仏壇の蝋燭でロウ引きした糸と、ビー玉です(笑)
ポリエステル100%の糸が10m×6色、108円で入手できるため、試作とか練習には便利なんですよね……一応、ライターで焼き留めもできますし。

そんな自作ロウ引き糸の作り方は、こちら

作業中にかなりロウの粉を吹きますが、仕上げにドライヤーの熱風を当てれば馴染みます。

まあ、あくまで練習用ですけどね(苦笑)


さておき。
まずは必要な材料、

・ビー玉:1個

・基本フレーム(ハシゴ編み)部
 芯紐(水色):40cm×2本
 編紐(水色):120cm

・装飾(スカート)部
 芯紐(青):40cm×2本
 編紐(青):150cm
 編紐(紺):100cm

計7本。水色2m、青2.3m、紺色1mの、合わせて5.3mです。
これは石を包むのに必要な部分だけで、後に作るバチカンなどの分は含んでいません。
ビー玉はちょっと小さめの直径15ミリぐらいのやつだったので、石の外周は5cm弱というところでしょうか。

とは言えこれは、あくまで目安。編み目の細かさとか糸の太さでいろいろ変わってくるので、多少長めに用意しておいたほうが良いと思います。
ただこの結び方の場合、芯紐以外は裏側で目立たないよう継ぎ足せるので、そこまで神経質になる必要はない、かもです。


ではまず最初に水色3本を使い、基本のフレーム部分をハシゴ編み(タッチング結び)で作ってしまいます。

これに関しては、検索すればそれなりに出てくるので割愛。
って言うか、作業中の写真を撮り忘れました(^ー^;;)ゞ

これは別のものを作成した時の写真ですが……



こんな感じで、石を包むのに必要な長さだけ、先に基本フレームを編みます。
コツとしては、できるだけ編み目の間をきつく詰めて、石に当ててみた時に2目ぐらいぶん隙間ができるぐらいの長さにすること。
幅は包む石にもよりますが、1cmぐらいが適度なんじゃないでしょうか。

この基本部分で私が参考にさせていただいたサイトは、↓こちらです。

■石を包む@【紐の準備】|マクラメづくり
 http://ameblo.jp/meiken-okoge/entry-11757563567.html


さて、ここからが本題。


手順としては、基本フレーム部(水色)に三分の一ぐらい重なるような形で、スカート部(青+紺)を編みつけていきます。



編んでいくと徐々にスカート部の方が長くなり、基本フレーム部が引きつって行きます。しかしその状態で丸い石を包めば、外側になるスカート部の方が末広がりになってくれるので、そういう仕様なんだと思います。

スカート部を編む、具体的な手順は以下の通り。



まずこれが最初の状態。
一番左に外側へ向かって突き出している、青い糸がスカート部の「編み紐」です。

この編み紐を、四本の芯紐(青・青・水色・水色)のうち一番左(青)の下をくぐらせて内側へ向け、その先が内側へ向かう形で縦巻き結びします。




で、次は今の青い編み紐を芯にして、紺色の編み紐で横巻き結びします。



私はやりにくいので、土台のボードごと全体を90度回転させて作業してますが。

で、次は再び青を編み紐に戻して、次の青い芯紐に、フレーム編みに向かって縦巻き結びします。



次が一番のポイント。
針を使って、フレーム部にスカート部をくっつけます。



スカート部の編み紐(青)を、フレーム部の編み紐にくぐらせて、きっちり引き締めます。
ここがゆるいと、スカート部がグラグラになるので要注意。

続いて、引き締めた編み紐を芯紐(青)の下へくぐらせてスカート部の方へ向けてから、スカート部に向かって縦巻き結び。



編み紐(青)を芯にして、紺色の糸で進行方向へ向かって横巻き結び。



青を編み紐に戻して、一番左の芯紐(青)へ外側へ向かって縦巻き結び。



これでスカート部が二段編めて、一番最初の状態に戻ります。



以下、同様の手順でひと目ずつフレーム部(水色)の編み目を拾っていき、フレーム部の編み終わりまでスカート部を作っていきます。


全体を結び終えたら、フレーム部の芯紐(水色)2本(両端で計4本)を引っ張って、フレーム部分の編み目を隙間がなくなるまできっちり締めます。



こうして締めることで、全体が末広がりの馬蹄状になっていきます。

編み目が締まったら、中に石を入れます。
ここでは前述の通りビー玉を使用。



裏側のフレーム部の芯紐(水色)同士を本結びします。
ここが緩むと石が外れてしまうので、隙間ができないよう渾身の力で締めましょう。
最初に2目ぐらい少なめにフレームを作っておくのは、ここできつく締めあげるためです。
結ぶ前に石と本体を何度か合わせて、編み目が均等になるようよく馴染ませておくのもコツのひとつかと。

ひっくり返して、表側の芯紐も結びます。



こちらも隙間ができないよう、固く締めます。

残りの糸は、まあ適当に(苦笑)
表面に響かないよう注意しつつ対になる紐を結んでいき、不要なものは焼き留め、バチカン作成に使えそうな部分は残したら……



マクラメによる石のフレーム包み、スカート編みタイプの完成〜〜★
※ドライヤーをかけ、ロウの粉を溶かして馴染ませてあります。


……本当にこのやり方が正しいのかは、判りません。
むしろいろいろ間違ってるんだろうなあという予感がひしひしと(汗)

探し方が悪いのか、ネットで検索しても具体的な編み方が見つけられず、図書館とかでも載ってる本がなかったんですよ(しょぼん)

そんなこんなで、あちこちのサイトさんの完成品とか作ってる途中の写真とか、ブログコメントでのやり取りを参考にして、なんとかこういう形にたどり着きました。

そんな訳で、時間が経つと忘れてしまいそうなため、もっぱら自分用の備忘メモなのでした。



2016/04/16 追記:

一番最初、外側に向かった巻結びから内側へ向かう巻結びへと折り返す際に、間へもう半目だけの巻結びを挟んだら、よりスカートが末広がりになりました。



それぶん、スカート部の編紐は必要な長さが増えます。
これは碁石を包んでますが、それでだいたい2mぐらい必要でしょうか(今回は途中で足した)。




なお、私は本番の作品を作る際、こちらの糸を利用しています。


20mで300円前後と、本格的にマクラメをやるのではなく、ちょっとだけ小物を作ってみたいという人間にとって、程よい量と値段の商品なのでした★


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