領民0人スタートの辺境領主様 1巻 蒼角の乙女
2019年06月01日(Sat)
読書記録: あらすじについては、WEB版を読んだ時 に書いているので割愛。 第二章のラスト、隣領の新領主エルダンと出会ったところまでが収録されています。 書き足しでまず目立ったのは、アースドラゴンとの戦闘がより緊迫感のあるものになっていた……っていうか、私はもともとコミカライズ版から入ったので、こちらのほうが馴染みのある感じなんですが。 ■領民0人スタートの辺境領主様|コミック アース・スター https://www.comic-earthstar.jp/detail/zeronin/ WEB版ではひたすら甲羅殴るだけで、反撃一切されないまま倒しちゃったのが、書籍ではちゃんと戦闘になっています。コミカライズはそっちに準拠していたんですね。 アルナーが攻撃された時の、ディアスの豹変っぷりもちゃんと挿絵がありましたしvv そうそう、挿絵もコミカライズとさほど違和感のない雰囲気です。 ディアスがちゃんと年相応で、かつ戦斧振り回すパワーファイターに相応しい、ゴツくて傷だらけで素朴なおっさんであることが非常に好感度高く。 気になるのはひとつ、セナイとアイハンが挿絵だとちょっと歳いってるかなあってところでしょうか。 本文を読む感じ3〜4歳。行ってても5〜6歳だと思うんですが、本文挿絵だともうちょっと上に見えるし、2巻の表紙に至っては十歳ぐらいっぽい……アルナーが15歳で母親役やるんだから、そこはやっぱりしっかり幼児であってほしいのですよ。 けっこう過酷な草原の暮らしで、我儘をある程度微笑ましく見守ってもらえるのも、幼児だからこそでしょうし。 でもそれ以外はすごく雰囲気出ている感じで満足至極。 書き足しに関しては、他にも巻末に35ページぐらいほど、ディアスとアルナーの賊退治(共同作業)と、あとディアスが知らない結婚式(ディアスの中では婚約式)の翌日のアルナー視点のお話がありました。さらに初版限定特典リーフレットに、アルナーが染め物をする日常SS。 後書きでも触れられていましたが、この作者さんは本当に遊牧民の生活について興味がおありで、いろいろ調べておられるんだなあとしみじみ思います。日々のなんてことない習慣とか、染色のやり方とかが、すごく地に足ついた「こういうのありそう」っていう描写で。 中世ヨーロッパ系が多く見られる異世界モノとしては、かなり珍しいテイストかと。 自覚のある馬鹿と言うか、学はないし記憶力なんかもアレだけれど、でも本当に大事なところはきちんと押さえている主人公が、過酷な世界情勢の中でも親しい人達には慕われながら、自分の手の届く範囲をほのぼのと幸せに形作り、日々堅実に過ごしていく優しい世界観に安心させられるのでした。
No.1270
(読書)
に基づき、今日もひたすら紙書籍を読みふけり中。 ……最近はチェインの巻糸を固定する左手の小指にも、朝起きた時にばね指の兆候が見られているので、指休めにもなるのではないかと思ってみたり。 うう、GWに書きかけた小説もまた途中で止まってるし、著作権切れテキストも入力したいし、録画したまま見てないあれこれもあるし……時間と集中力が切実に欲しいッス……
No.1271
(日常)
パピヨンルージュと嵐の星 海賊と女王の航宙記1
2019年06月02日(Sun)
読書記録: 積読消化週間に基づき、積みっぱ(ry リィ達学生組が登場しない巻は、別シリーズとして独立させることにしたのでしょうか? 今回はクラッシュ・ブレイズの中の一冊だった「大峡谷のパピヨン」のほぼ続編でした。 大峡谷〜で伝説の飛翔士として鮮烈に駆け抜けて姿を消したジャスミンことパピヨンルージュに、整備士だったガストーネから、ちょっとやっかいな新レースのテストパイロットをやってほしいとの依頼が。自分はもう引退した身だからと断ったら、ディアス社の筆頭株主としての責務があるだろうと突きつけられて、「そういえばそうだった」と思っちゃう、ひとつの星の一流企業からの収入程度、まったく目に入っていないジャスミンがww で、テストコースまで送り届けついでにちょっと見物するだけのつもりが、「あのパピヨンの旦那!」ということで関係者連中にケリーまで取り巻かれーの、テスト飛行では相変わらず周囲の度肝を抜きまくりーの、前回目的だけ果たしてトンズラしたツケでいろいろあったことへのフォローにまわりーので、割とほのぼのした日常展開が続くと思ったら、最後の最後できな臭い事件が起こり、表面上はさくっと解決つけたものの裏にはまだ事情が隠れていそうで……というところで、この巻はおしまい。 次巻もあると知ってはいましたが、ここまではっきり話が続いているとは思いませんでした。内容的には前後編とか上下巻に近いですね、これ。大峡谷〜と合わせて、上中下巻と言っても良いかも。 さらっと触れられていたディアス社の経済状況とか、妙に思わせぶりな大統領の息子の嫁とかは、次巻で関わってくるのかなあ。 そして今回はジャスミンにくっついて回って、あちこちで腹抱えて笑ってることが多かったケリー、次巻はタイトルに《門》とあるだけに、活躍を期待したくvv ……しかし、大峡谷〜でもけっこういい味を出していて、今回も話の軸のひとつとして登場シーンが多かったのに、まったく挿絵に描かれなかったダイナマイトジョーが悲しい……ほんとに内面いい男だから、身長差30cmのツーショットをぜひイラストで見てみたかったのに〜〜 ところでダイナマイトジョーというレースネームを見て、最初にサイボーグ009を想像したのは私だけでしょうか(笑)<あっちはハリケーンジョー
No.1272
(読書)
海賊王と開かずの《門》 海賊と女王の航宙記2
2019年06月03日(Mon)
読書記録: WEB再録じゃない書籍をここまでがっつり読むのも久しぶり。 ともあれ。 「パピヨンルージュと嵐の星」の続きですが、さらにその前、2007年に刊行されている「大峡谷のパピヨン」もおさらいしておかないと、やっぱりいろいろ判らなくなると思いました<もちろんおさらってから読んでる 「大峡谷〜」のラストでは、なんかいろいろ面倒になったのか、密輸業者への報復とかもせずに放り出して行っちゃって正直あれ? ってなっていたのを、いまになっての回収ですよ。長えわ! ざっくりまとめると、前巻ラストで起きた監禁立てこもり騒ぎの主犯を、「大峡谷〜」ラストで追放された阿呆二代目が手引きした疑惑が浮上。捕まえて締め上げたら、借金で首が回らなくなったので、父親の形見のペンダントを売り飛ばし(騙し取られ)てた。そのペンダントは、立てこもりが起きた宇宙施設のすべてを制御できるマスターキーになっていて、使えば施設の大部分をパージ(切り離し)することすら可能というもの。増築に増築を重ねて、現在は数万人が居住&複数の一流会社の開発工場すら入っている施設でそんなことをやられたら、立派な大規模テロになるってことで、超特急で回収するべく奔走する羽目に。 で、いろいろ調べている内に、ペンダントを騙し取ったのが、「大峡谷〜」の最初でケリー達が間違われた、未登録の《門》を使う密輸業者と判明。そしてその密輸業者が今まさに運んでいるのが、ジャスミンの元同僚が務める会社から横流しされた、宇宙空間の障害物排除用核兵器。 そんなものを人が住む惑星に落とされれば、共和宇宙全体を巻き込む大騒ぎになる! と話が大きくなってきたところで、めったに安定指数が上がらないため、どこに繋がるか密輸業者しか知らない未知の《門》をケリーが跳ぶ! 的な感じ? ……前巻で気になっていたディアス社の経済状況や、いろいろやらかしていた『善意』の空回りお姉さんは、今回まったく関係ありませんでした。おのれ、きっとなんかの伏線だと思ってたのに(苦笑) あと、今回は《門》関係だからケリーの活躍よね! って思ってたのに、またもいろもろ女房に持ってかれてました……いや例によって安定度数六十五の《門》跳んじゃったりしてるけどさ……そう言えばもともとケリーって、どっちかと言うと内助の功(笑)なタイプだったっけ。あの女王様を『内助』できるってだけで充分すごいけどww 口絵登場のゲストキャラ、売れっ子モデルのオルガさん及び彼女の故郷(二手に分かれて内戦中の、世間知らずな独裁政権という、第二のウィノアの異名持ち)に関しては、相当な設定とキャラ付けがあるっぽいので、これはまた別の巻でいずれフォローありかな……? むしろ俳優のトレミィが再登場してきたことにびっくりです<こっちも、ついでに「サイモンの災難(2008年刊)」おさらってなかったらたぶん判らなかった ……判らないと言えば、ケリーが博物館化したクーアキングダム振り回して、息子と一緒に大気圏近くに跳躍やらかす活躍回があったと思うんですけど、あれってどの巻だったっけ……? 250センチ砲とやらがいつ登場したのかも思い出せない……
No.1273
(読書)
天使たちの課外活動6 テオの秘密のレストラン
2019年06月04日(Tue)
読書記録: 茅田さんの未読分、ようやく消化終了。 あ……もものき事務所がまだ一冊残ってるか……? あーまあ、ともあれ。 刊行から一年近く経ってるのにようやく追いつけました。 ……珍しくリアル店舗で購入したら、奥付確認した店員さんに「新刊じゃないですけど大丈夫ですか?」って念押しされたよ(笑)<未だに初版が帯付きで平積みされていた 内容はタイトル通り。故人なのが惜しすぎるスーパーチートなアンヌ奥さんの生前の手配りにより、老朽化した店舗を改装することになったテオドール・ダナー。 店を閉めなければならない三ヶ月間のこともちゃんと手配済みで、昔テオやアンヌと同じ店で給仕をやっていた、実は実業家の息子だった男が中央座標(セントラル)に新たなホテルを建てるというので、そこで本格開業前の試用期間中、料理長を務めながら若手料理人を仕込んでほしいという流れ。 いきなり店の情報サイトが勝手に書き換わっていくわ、故人からメールが届くわで、最初はパニックを起こした息子夫婦と義父さんたちですが、アンヌだからですべて終わるあたりがww<テオさんは料理できればどうでもいい人だから驚かない その後は、開店前のホテルでいつものテオさん節であっちゃこっちゃを振り回しまくった挙げ句、こりゃ自分たちだけで親父のフォローは無理だと判断した息子夫婦がルウにヘルプを求め、週末だからと金銀天使も同行。 いつものごとく、値段なんか関係なしに一流の調度品をガンガン選んでいく中で、最後にテオが「ここには、前にアンヌが気に入ってたあの絵がいい」と言い出したのが、よりによって人類の至宝とも呼ばれる「あの絵」で……と。 はい、茅田さんのファンならば、「あの絵」がどの絵かはもうお判りですね(笑) 今回は金銀黒天使よりも、完全にテオ。っていうか、課外活動シリーズは半分がテオのお話になってませんかね。この巻なんて、怪獣夫婦もライジャも出てきてませんし。 ただ後書きによれば、この話、まだ終わってないそうなんですよ。実際、「いよいよ開店だった」ってとこまでしか到達してませんし。 上流階級向けの隠れ家的ホテルなので、試用期間が始まったら、怪獣夫婦やジャスミンなんかも泊まりに来るんじゃないかなあと期待しつつ、続刊を待つことにします。
No.1274
(読書)
コミック シャーロック・ホームズ 赤毛連盟
2019年06月05日(Wed)
読書記録:JET 宮越 和草 天野 瑰 コナン・ドイル 宙出版 (2015-10-26) 売り上げランキング: 241,041
400ページちょいある、コンビニ廉価版の、漫画版シャーロック・ホームズ。 ……てっきりJETさんのものだと思って購入したら、三人の共著でした。JETさんのやつ、全部別の傑作選 で読んでたよ _| ̄|○ 『赤毛連盟』『曲がった男』JET 『緋色の研究』『白銀号事件』『四つの署名』宮越和草 『唇のねじれた男』『入院患者』『マスグレイヴ家の儀式』『黄色い顔』『黒い盗人』天野瑰 他のお二方も、以前お見かけした絵柄ではあるんですが……うーん(苦笑) 宮越和草さんは、かなりすっきりしたタッチで少女漫画チック。ワトソンさんに髭があるのと、ホームズさんがコカイン使用してるのは評価高し。そしてホームズさんがかなり判りやすくワトソンさん大好きっ子(笑) 『四つの署名』のラストで、さて反動が来たとコカインの壜取り出すホームズさんを見て、「やっぱりほっとけないなあ」とため息をついて、帰っていくメアリを見送っちゃうワトソンさんという展開になってました。……そう言えばグラナダ版もこうだったか? 天野瑰さんの絵はちょっと雰囲気があって、あえて言うなら耽美より? 限られたページ数の中で取捨選択が必要だと判ってはいますが、ちょいまとめきれていない印象。『唇のねじれた男』では、ワトソンさんが同道した意味がまったくない上、謎が解決した後のセントクレア氏についての説明も全然なし。原作にない遠乗りなんかしてる暇があったら、そこらへんにページ割いてくれよぅと思っちゃいました。あ、もちろんメアリは影も形もなかったです。『マスグレイヴ〜』も、ホームズさんが回想話を語って聞かせるのではなく、二人で旧友宅へお呼ばれして、いっしょに宝探ししてるし。これもグラナダ版と同じ展開でしたっけ? そして最後の『黒い盗人』は、タイトルも内容もまったく覚えがないなあと思ったら、やっぱりドイルの原典には含まれていない作品らしく。 ちょっと検索してみたんですが、パロディ(パスティーシュ)ともオリジナルストーリーともあって、正確に誰の作品かは判りませんでした。 話的にはまあそれなりに面白く。あ、トリックは一発で判りました(苦笑) ただ、ああいう判りやすい人情を露わにするのは、ホームズさんよりワトソンさんの役目じゃないかなって印象でした。ライヘンバッハから帰還した後を想定してるのかなあ。
No.1275
(読書)
C.M.B.森羅博物館の事件目録 35巻
2019年06月07日(Fri)
読書記録: 日本人バックパッカーがタイで安い大部屋に泊まっていたら、いきなり警察に踏み込まれ、荷物の中から身に覚えのない覚醒剤が出てきて逮捕されてしまい……「ドミトリー」 死亡した大富豪の元から大量の美術品を買い付けたマウが、保管料や保険料などの経費を安く上げるために取った方法は……「クリスマスのマウ」 山で遭難した親子連れ。意識のない父親に代わり電話で山岳救助隊へ助けを求めた少年だったが、彼の説明に合致する場所に、二人の姿はなく……「ドングリとマツボックリ」 二週間前、自社ビルで起きた殺人事件。その犯人に合致するのはお前しかいないと、警察に詰め寄られたサラリーマン。しかし二週間も前の夕方に、何をしていたかなどなかなか思い出せなくて……「アリバイ」 以上、四編が収録されていました。 なんというか、雰囲気がだいぶ初期の頃に戻った気がします。特に「ドミトリー」と「〜マツボックリ」は、久々に森羅の博物学的知識が活用された印象が。あとどの話も、そこまで後味が悪くなかったのも、安心して読めました。 QEDもCMBも、ときどき容赦なく人の心の闇を抉ってくるから、予断を許さないんですよね……
No.1278
(読書)
一般人な僕は、冒険者な親友について行く
2019年06月08日(Sat)
読書記録: ■一般人な僕は、冒険者な親友について行く 〜119 https://www.alphapolis.co.jp/novel/198287835/346159012 どこにでもいそうな、ちょっとおとなしめで優しげな雰囲気を持つ男子高校生 新田聖と、その幼馴染にして親友である佐藤春樹。彼らは二人並んで学校への道を歩いていたが、聖が何かを踏んで滑ってしまい、とっさに隣にいた春樹の腕を掴んだ。そして次の瞬間 ―― 二人はそれまでいた場所とはまったく似ても似つかぬ、だだっ広い草原の中にいた。 よく判らないが、とにかく自分は何かをやらかして、それに親友を巻き込んでしまったらしい。それだけは理解した聖が、まず謝ろうと口を開く。 「ごめん春樹、なんか巻き込ん―― 「っっしゃあ――っ!! 異世界テンプレチートきたコレぇぇぇ!!」 ――だのは問題ないんだね。よくわかったとりあえず落ち着いてくれ話し合おう」 鋭い目つきや、先祖に海外の血が混じっていることで茶色がかった髪と瞳をしていることから、周囲や親からさえ不良のレッテルを貼られていた春樹だったが、実はそんなことなどまったくなく。むしろ彼は読書やゲームが大好きな……重度のオタクだった。 異世界トリップと言えば冒険者。冒険者と言えばギルド。そんな春樹の主張により、とりあえず近くの町を探し、やはり存在した冒険者ギルドへと二人は足を踏み入れた。そうして貼られている依頼表を眺めてみる。 と、春樹が首をかしげた。 「なんでスライムなのにゴブリンとかより高いんだ? なんか特殊なのか?」 その瞬間、ギルド内を衝撃が駆け抜ける。 「おい、今、スライムが弱いって、言ったか?」「……まじか……」「誰かギルマス呼べ! 落ち人だ!!」 そうしていきなり面会することとなったギルドマスターから説明された内容によると、この世界には違う世界から何らかの原因でやって来た者が、物語に登場するほど昔からそこそこの数存在しているらしい。そうして彼らは何故か、ほぼ9割の確率でスライムを弱い魔物だと思っているのだと。 剣で切ればその数だけ分裂し、毒薬を投げれば吸収する。魔法もまったく効かないスライムは、討伐すること自体がほぼ不可能。それがこの世界の、子供でも知っている常識なのだと。 そんな、不思議なぐらい常識が欠落しているにもかかわらず、誰も知らないような知識を持つ人々 ―― 落ち人が、特に多数存在した時代があった。 300年ほど前のその当時、多くの落ち人たちは何故か己を特別な存在だと思い込み、この世界の人々の言葉を聞くことも忠告に耳を貸すこともなかった。結果、この世界をゲームのように攻略しようとしては、命を落としていったのだという。 そんな事情から、やはり落ち人のひとり ―― クソみたいな国にクソみたいな理由で召喚されクソみたいな扱いをされた結果、その国を滅ぼして新たな国を建国した ―― 英雄王ナナキ・アベ・サンドラスを中心として、落ち人救済運動が始まったらしい。そして現在では落ち人に関しての様々な知識が広められ、見つけたら冒険者ギルドへと連絡することが浸透しているという。 何故冒険者ギルドかと言われれば、それはいろいろあるのだが、一番の理由としては、基本的に落ち人は冒険者ギルドに集まるから、らしい。それが落ち人だから、と。 そんな訳で、英雄王が遺したメッセージとプレゼントを受け取った二人は、ギルドで冒険者登録を行った。 その結果…… 名前:ハルキ・サトウ 職業:守護者 名前:ヒジリ・ニッタ 職業:主夫 春樹はともかく聖の主夫という職業は、完全なる非戦闘職であった。 が、春樹のテンションはとどまるところを知らない。 「強くない職業を与えられた主人公。でもそれはチートの始まりだった! ビバ、異世界ファンタジー!!」 むしろ己のほうがよっぽどハイスペックで主人公っぽいであろうに、彼はひたすら聖こそが最近主流のテンプレ主人公だと主張して譲らない。 そんなこんなで、二人で冒険者として活動を始めた彼らは、とにかく楽しく生きようをモットーに、主においしい食事を求めてひたすらマイペースに突き進んでゆくこととなる。 そうして、異世界の不思議や過去にやらかした落ち人たちのあれこれに頭を抱える彼らもまた、「これだから落ち人は……」と、無自覚に周囲の者を振り回しまくるのであった ―― テンプレが多重崩壊して、もはや何がなんだか判らなくなっている、異世界トリップもの。連載中でちょいエタり気味? とりあえず、鬱展開はほぼないです。 いや、現在の時間軸でも、テンプレ召喚勇者を強制洗脳して敵国に鉄砲玉させるろくでもない国とか存在するのですが、そこに『偶然』介入していろいろ捻じ曲げちゃうのが落ち人クォリティww そして優しげな自称一般人で、怒らせると一番怖いのが主役ってのは、やはりお約束(テンプレ)ですね。 途中で登場する、同時期に召喚されたクラスメートがめっちゃうざいの(春樹を不良だと信じて疑わず、優しい聖くんを、この世界では特別になった私が助けてあげなくっちゃ! と盲信してるタイプ)ですが、きっちり(斜め上の方向で)報復していきます(笑) 春樹の方は、もともと聖が唯一だった上に、この世界では鋭い目つきも茶髪もなんら問題視されないので、もう生き生きと異世界ライフを満喫してますし。 とにかく気軽ーに読める、一周まわって清々しいほどにエンターテイメントになってるお話でした。 新たな落ち人とか、カエデ様とグレイスのお話とか、いろいろまだまだエピソードが残っているので、続きを楽しみに……したい……
No.1283
(読書)
水引風モチーフ・リベンジ
2019年06月09日(Sun)
以前にも挑戦した 、YuiYui さんちの水引風モチーフ。 ■水引風デザインのモチーフ・その2: ハッピー タティングレース http://www.yuitatting.com/2018/12/post-9bf9.html その時には、まだレシピが完全に公開される前に、結び図のみを頼りに自己流で作成しておりました。 その後、丁寧な写真解説付きのレシピが公開されてからも、本来のやり方は試さずにいたのですが……過去ログを読み返していて、そう言えばまだだったなあと思い出したのですよ。 特に確認してみたかったのは、本来のやり方で、なおかつリングの重なり方を逆向きにしてみたらどうなるのか、ということ。 やはり以前、自己流のやり方で挑戦してみた時には、最後がしっちゃかめっちゃかになってしまって、アレンジって難しい……と心に刻んだのです。 で、改めての再チャレンジ。
PuPuのクールグレイ(廃盤色)による、本来のやり方で、リングの重なりを逆向きにしたバージョン★ 手持ちの糸でダブルステッチが一番きれいに見えるのがPuPuで、しかも薄色のほうがさらにケルティックな部分をよく視認できるんですよね。
同じくPuPuの、マリンブルー(上)とフラックス(右)が本来の重なり方。 クールグレイ(左)だけ、中央に現われている渦巻きのような模様が逆回転になっているの、お判りになりますでしょうか? ……本当によく見ないと判らない、間違い探しレベルですね、ハイ(苦笑) で、結論。 本来のやり方でも、逆重ねはやっぱり無理がありましたww なんとかどうにか形にはしたものの、果たして何度、最後のリングをほどいてやり直したことか…… ぶっちゃけ、糸をどう通して、どこを指にかけてどっち向きに作業していたのか、さっぱり思い出せませんですことよ ┐(´〜`;)┌ うーん、修行が足りないなあ……
No.1284
(創作 >> タティングレース)
タティングレースの略図記号
2019年06月11日(Tue)
タティングレースのフリーパターンについて、メールでお問い合わせをいただきまして。 これは個人宛に返信するよりも、共有したほうが良いかなということで、こちらでお返事させていただくことにしました。 うちの略図記号表記についてですが、「nrw」は「 Do not reverse work 」、つまり「リバースワークしない(ひっくり返さずにそのまま続ける)」、「cl」は「 Close Ring 」すなわち「リングを閉じる」ということを表しています。 これらの記号は省略されることが多いようですが、clはともかくrwとnrwは、頻繁にチェインの向きが変わりがちなうちのパターンだと、書いておいた方が良いかなあと思って採用した次第でした。 なお、リバースワークの必要性については、↓こちらの記事などが詳しく説明してくださっています。 ■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース RW と NRW(リバースワークする?しない?) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-474.html ■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース リバースワークとシャトルスイッチ(タティングレース) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-230.html なんでもタティングレースの略図記号については、地域や時代・書く人の癖によって、いろいろと使われ方が異なるのだそうで。 私もネットなどで様々な表記を拝見して、それらを自分が判りやすいように混ぜたり、自己流にして使用している状態です(^^;;ゞ < vsp( Very Small Picots )を小文字のpにしたりとか ■タティングレース日和 タティングレース 洋書の読み方 http://tatting.blog49.fc2.com/blog-entry-204.html 以前にも「タティングレースの略語表記メモ 」や「 All New Knotless Tatting Designs 凡例メモ 」といった記事でまとめてみたりしていますが、例えば同じ「SS」が、場合によって「 Switch Shuttles(シャトルの持ち替え)」だったり「 Single Stitch(半目)」だったり、「SR」が「 Split Ring(スプリットリング)」かと思えば「 Small Ring(小さいリング)」だったり、あるいは逆にピコ繋ぎが「+」だったり「J」だったり「=」だったりと、やはりややこしくて混乱しがち。 そもそも略記号表記自体が、日本の書籍ではあまり採用されていないんですよね。 ただ、限られたスペースの中に文字で説明を入れようとすると、やはり略記号は本当に便利なんですよ。 だって以前にも書きましたが、たとえば全て日本語でメモを取ろうとした場合、 チェイン:4目・通常ピコ・4目、ひっくり返さず、シャトルを持ち替え フローティングリング:6目・小さいピコ・6目、リングを閉じ、ひっくり返さず、シャトルを持ち替え チェイン:4目・通常ピコ・4目・小さいピコ・2目、ひっくり返して、シャトルを持ち替え と、長々しくも目の滑る文章になる↓の部分が、略記号表記だと、
ch:4P4 nrw SS FR:6p6 cl nrw SS ch:4P4p2 rw SS だけで済むんですもん。そりゃ使いたくもなるというもので★ いっそ誰か、日本ではこうしよう的な感じで大々的にまとめて下さらないかなあと思いつつ、前述の通りいろいろな書かれ方があるので、どれを採用するのかと言われると困りものなのが。 ……正直、通常ピコに「−」、ピコ繋ぎに「=」を採用されたりすると、感覚的にめっちゃ困るだろう自分がいたりします(苦笑)
No.1285
(創作 >> タティングレース)
自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 1巻
2019年06月13日(Thr)
読書記録: 悪役令嬢モノなのに、視点が転生した令嬢ではなく婚約者の王太子側だというのが新鮮なお話の、コミカライズ版。 あらすじについては、原作小説のWEB版を読んだ時 に(以下ry 令嬢が破滅ルート回避に向かって努力するのではなく、王太子とヒロインの幸せのため、進んで没落ルートに突き進もうとするのが異色です(笑) 1巻目は令嬢バーティア8歳。婚約後の初顔合わせから始まって、どんどん話が進み、13歳で学院に入学して同学年のヒロインや、攻略対象者達が一通り揃うところまで収録されていました。 ■自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 | アルファポリス https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/44000215 作画の蓮見さんが、「原作の世界観そのままに出来ていれば良いなあと思います」とおっしゃっている通り、しっかり原作を大事にしてくださっていて、うんうんこんな感じ! と拳を握りたくなる良コミカライズだと思いますvv もうね、表紙からして、バーティアのドレスがちゃんと薄黄色メインなあたり、判ってらっしゃる! しかもよーーーく見ると彼女、ちゃんと首に鎖(殿下からのプレゼントのネックレス)がかかってるし! 作画が細部まで細かいよ。背景もしっかりあるし(笑) さらに話の密度が……200Pもない、普通よりも薄めの1冊なはずなのに、なんかもうお腹一杯ってぐらい読んだ気がします。 ってか吹き出すのこらえすぎて、むしろ腹は痛いww 削られたエピソードはほとんどなく、逆にWEB版小説よりも内容が増えている気が?<クールガン勧誘まわりとか、あんなに細かくなかったような 表紙カバー外したところにまで、そう言えばこんな一幕あったなってやりとりのマンガが隠されてました。 そしてバーティアはほんとバーティアだし、リアルチートなアンドロイド王子もといセシル殿下の冷静なツッコミもマジセシル殿下。 バーティアの一生懸命な斜め上の努力と言い、それを笑顔という名の無表情で観察……もとい見守る殿下の真っ黒さと言い、実にいい感じ★ そんな完璧万能殿下が中盤で冷や汗をかいていて、うーん、そりゃ映像的に判りやすくても、ちょっとこの表現は……と思ったら、続く「暑くもないのに出てくるこれは、あの有名な冷や汗だろうか」ってモノローグで、ああ確かにこれ原作でもあったわ! と思い出したり。 あとは、乙ゲーもので陥りがちな、複数の攻略対象とさらにそのお相手が一気に登場する分、キャラが多すぎてどれが誰だか混乱しちゃいがちな部分。それがマンガだと映像的に判りやすいのもありがたく。 しかも各キャラ登場シーンを絵と合わせて読んでようやく気が付けた、それぞれのネーミングが(笑) 本来は悪役令嬢だったバーティアのミドルネームが「イビル」だったり、攻略対象のクーデレキャラが「クールガン・デレス・〜〜」だったり、「バルド・ノーキンス」が体育会系(脳筋)、「ネルト・クラム」は根暗ボソボソ系で、小動物系男子が「ショーン・ターコイン・〜〜」。「チャールズ・ラオネル」に至ってはチャラ男てww 他にも変態ロリコンの「ローリー・コンサブティエ子爵」とか、悪徳貴族の「サギール男爵(詐欺)」に「コンモールノ伯爵(小物?)」とか、小説読んでる時には完全スルーしてましたよ(苦笑) セシル殿下とか他のキャラのネーミングにも、まだ気が付けてないだけでちゃんと意味があるんだろうか……(どきどき)
No.1289
(読書)
終わりが見えたと思ったけれど
2019年06月14日(Fri)
お昼休みとかにちまちまと進めている、8×8サイズのイノセンスなアイビーさん。 ようやく最後の角を曲がりました。
残るは4分の1。 よっしゃ終わりが見えてきたぜーーー! と、ちょっとテンション上がったのですが。 よく考えたら、8×8サイズの4分の1って、普通に4×4サイズ1枚分ですよね。 ……俺たちの戦いはこれからだ! もとい、普通にスタート地点に立った状態だった(苦笑) そう考えると、完全に感覚が麻痺してきてるなあ(^^;; 今回はメインもサブも、大サイズシャトルMAX巻き(両手×18)で8分の1前後結えるので、どちらもあと1回はMAXを繋いで、その次がラストシャトルになりそうです。
No.1290
(創作 >> タティングレース)
領民0人スタートの辺境領主様 2巻 双子の祈り
2019年06月15日(Sat)
読書記録: なろうから書籍化第二弾。 丸々一冊かけて、「第三章 領主様、奮闘す」が収録されていました。 紙書籍で改めてきちんと読み返すと、建国王の墳墓にあった「額に不思議な傷跡がある女の石像」って、もしかして……? でもって、後の二体は王笏持ってるのがディアスで、本持ってるのは妙な知識いっぱい持ってるエルダンに対応してるのかなあとか。 そしてあれ、実肥石と根肥石なんてあったっけ……(WEB版を確認)……あったわww と、自分の読み込みの足りなさを再認識してみたり。 書き足されている部分として気付けたのは、ディアーネや第二王子側について掘り下げられていたり、あれこれの裏側で「玉無し刑」を食らった元貴族子息が暗躍している描写が挟まっていたり、戦闘中のアルナー&婦人会についてや村に残っていたセナイとアイハンの頑張りなどなど。 もっぱらディアス視点以外の部分で、補足が多かったと思います。そしてちゃっかり、戦利品に馬が一頭増えてるww 初版特典SSは、セナイとアイハンが蜂蜜を求めて物置に忍び込んだら……というお話。 出会った頃を思えば、こんなに我儘が言えるようになったのねえと感慨深く。 そうそう、ようやく私、セナイとアイハンの台詞の区別つくようになりました(苦笑)<セナイは普通で、アイハンはひらがな表記、ですよね? 後書きによると、ここまでがようやくプロローグで、主要キャラが出揃ったとのことですが……WEB版に、もうかなり追いついてきてるいるのが気になりどころ。 しかも活動報告によると、あまり売り上げが思わしくなく、「3巻は出るけど4巻は出ないんじゃないかなー」とのことで……(汗) とりあえずお布施ーーー! とばかり、書籍2冊とコミカライズ版を購入した次第なのでした。 個人的には非常に面白いので、ぜひぜひしっかり続いて欲しいところです〜〜(><)
No.1294
(読書)
領民0人スタートの辺境領主様 〜青のディアスと蒼角の乙女〜(マンガ版) 1巻
2019年06月16日(Sun)
読書記録: 自覚のある脳筋も、ここまでいけばいっそあっぱれな救国の英雄さんが、騙された挙げ句に無一文でいわくつきの呪いの土地に飛ばされて、こちらは自覚なしに新たな伝説を作る、本人の主観では実直なほのぼの開拓スローライフ。コミカライズ版です。 内容的には「第二の来訪者 出戻り男」、クラウスが合流してきたところまでを収録。巻末に6Pほど、ディアスとアルナーのモンスター狩りSSが書き下ろされていました。 ……私はこちらから入ったので、絵柄やストーリーに関してはまったく文句ありませんvv っていうか、アレンジとか補足が良い感じに入っていて、ある意味では原作より面白いんじゃないかと思ってます。 原作知らなくてもちゃんと成立してるメディアミックスって良いですよね(しみじみ) 特にディアーネが訪ねて来た時に、ディアスがアルナー達のことを考えた上ではっきりお断りを入れているのと、その際のやりとり。そして飛んできた剣先を、クラウスがしれっとした顔ですっと避けてるのがすごく好きです。 でもって、メーア(表紙の羊みたいな生き物)がかわいい(*´Д`) 原作小説の表紙では、背景にちっちゃく描かれるのがお約束みたいになっているディアスさん(主役)も、さすがにコミックの表紙ではしっかり顔出しなさっていますね。マンガだと中をめくって確認できないからしょうがないですか(笑) このディアスさんがちゃんと歳相応のおっさん(白人系で35歳)、かつでっかい戦斧と金属鎧で戦うパワーファイターに相応しいマッチョなのがポイント高いんですよ! 後書きの初期デザイン&メモによると、「最初はまあまあ細マッチョでそこそこイケメンだったのに〜〜」とあって、もしそのままだったら書籍買うまで行ってなかっただろうなあってぐらいですよ(苦笑) ちなみに表紙カバーを外す場合は要注意ww いや表表紙側はまあなんというか、お約束なんですけど……裏表紙側は一般人にはお見せしないほうがww 後書き脇のイラストもけっこうヤバく、これをうっかり人前で見られると大変なことに……wwww 個人的には、ディアスさんの左肩の傷がとっても気になりますです、ハイ。 ってか、いま検索してみたら、作画の人、男性なんですね……起床シーンや徹夜明けに毎度ちゃんと無精髭伸びてたりするあたりが、男性だからこそできる表現なの、かも?
No.1295
(読書)
鼾もかいてるらしい
2019年06月17日(Mon)
朝起きて、寝起きの紅茶に牛乳を入れようとして、うっかり同じサイズの紙パックジュースを注ぎ込んだ私です。 ……良いんだ、フルーツティーになったと思えばww いやもうなんというかですね。 このところレース編み関連記事が激減しているところにも如実に現れていますが……眠いんです。 眠いと言うか、寝ても寝ても寝た気がしないんです。帰宅してすぐ寝落ちして、そのまま朝までコースなんて日も増えてきているし。 ちょっといろいろ手を広げすぎて、疲れが来たのかなあとも思って、日課にしていた幾つかのことを、思い切って止めてみたりしています。お昼休みも横になって休んだりとか。 最初は、眠れなかった頃に比べて、睡眠時間がずいぶん増えた。眠れるようになったよ、わーい★ って思ってたんですが……眠っても疲れが取れないなら意味がないですよね。 まあ、そんなこんなで、いつの間にか「楽しい!」から「やらなきゃ」に変わってしまっていた幾つかのことを切りました。あ、レース編みはちまちまとですが続けてますよ。 でも優先は読書。あとモノカキ。これは切れない(苦笑) そんな訳で、しばらくブログ更新の方も滞るかもです。 ネットサーフィンも切れないもののひとつなので、あちこち拝見にはうかがいますが。 っていうか、もう半年でサイト開設20周年じゃん……そろそろ何かネタ考えないと……って、これが「やらなきゃ」に繋がってるのか……? ううん、昨夜から枕変えてみたのが、少しは効果あってくれると良いなあ(´・ω・`)
No.1296
(日常)
異世界に来た僕は器用貧乏で素早さ頼りな旅をする 他3編
2019年06月17日(Mon)
読書記録: ■異世界に来た僕は器用貧乏で素早さ頼りな旅をする 〜第二百四十四話 https://ncode.syosetu.com/n1633dr/ ■誰かこの状況を説明してください 〜本領発揮!! https://ncode.syosetu.com/n3039bm/ ■引き籠り錬金術師は引き籠れない―何だか街が発展してるみたいだけど家でのんびりさせて下さい― 〜予想外の事態に慌てる錬金術師。 https://ncode.syosetu.com/n0427fk/ ■スキルはコピーして上書き最強でいいですか〜改造初級魔法で便利に異世界ライフ〜 動き出す強者 https://ncode.syosetu.com/n1247ex/ ここしばらくで、流し読みしたり途中で読むの止まってるもの、とりあえずメモ。
No.1297
(読書)
アイビーさん、メインシャトルに使用しているクリアカラーの方が、また糸がなくなったのでMAX巻きをしようと思ったのですよ。 恐らく今回でメイン側のMAX巻きは最後になり、この次は残量計算が必要になると思われます。 そんな、そろそろ終わりが見えてきたぜvv という段階で、
はい、結び目出てきました〜〜 こういうのって当たり外れの運って言いますけど、やはり Aroma Lace(約450m)とかミルフローラ40(約880m)とかの、1玉(1コーン)に巻いてある長さが長いものほど、結び目が入ってる可能性が高くなっちゃうんでしょうね。 今回は幸い、糸端から2mぐらいのところに位置していたので、そこで切っちゃうことにしました。 切り離した分はまあ、半端糸として保存しておけば、またなにかの役に立つことでしょう。
そんな Aroma Lace のイノセンスは、糸の色で判りにくいですが、そろそろ芯が見えてきています。 廃盤でもう買い足しがきかないのに、ずいぶんと余裕だなって? はっはっは!
手付かずがまだ丸々1本あるんだぜ……(遠い目) 在庫限りと知った時に、大慌てでストックに走ったこの糸、最近私の手癖が変わったのか、装飾ピコの入ったデザインには使いにくくなっちゃったんですよね…… そしてこのアイビーさん自体が、ピコ割れする糸を楽しく消費するためにデザインしたものだったのに、意外と減らなかったな……っていうのが正直なところだったり<1本目は使い切るつもりでの8×8サイズだった そう考えるとアラベスクタイル の方は、アイビーさんに比べるとかなりすかすかな印象なのに、消費した量はあまり変わらなさそうなあたり、1枚につき3段のモチーフをさらにひとつひとつ繋いでいたぶん、糸始末の回数が多い=ロスが多かったのかも? とも思ってみたり
No.1300
(創作 >> タティングレース)
Windows10 でフォトビューアーを使う
2019年06月19日(Wed)
パソコンを Win10 に変えてから、地味に使い心地が悪かった、画像を表示する規定ビューアー「フォト」とかいうもの。 起動は遅いし、一度倍率を変えると、戻すまでカーソルキーで別の画像に移動できないしと、細かいところが非常にストレスだったのですが。 なんとな〜く検索してみたら、やっぱり同じこと考える方が多かったようで(笑) ■【Windows10】従来の「Windowsフォトビューアー」で画像を開く方法 | ナーグル(Nurgle) https://nurgle77.com/1313.html 私の場合、アップグレード版ではなく、最初から Windows10 の入ったノートPCを購入しましたが、ちゃんと PhotoViewer.dll が入っていました。 で、それを使えるようにするには、レジストリの書き換え、あるいは海外製フリーソフトの導入で行けるようです。 さすがにレジストリを直接いじるのはややこしそうだったので、私は下記サイトで配布されている、 photo-viewer.reg でやってみました。 ■Windowsフォトビューアーはどこ?Windows10導入後に困ったぞ! | Tanweb.net http://tanweb.net/2017/01/16/12689/ あとはjpgやpngなどの画像ごとに右クリック → プログラムから開く → 別のプログラムを選択 で、規定のアプリに設定。
無事使えるようになりました♪ ……使えるついでに、もうちょっとしたら必要になりそうな、アイビーさん@ Aroma Lace での必要糸長メモ画像をもういっちょ、と。
っしゃ、これでどちらも準備オッケーっす★ あ、レジストリの変更については、あくまで自己責任でお願いしますね。 下手するとパソコンが起動しなくなったりなんてこともありえますが、うちの情報でそのようなことが生じましても、こちらは責任など取りかねますので。
No.1303
(電脳)
1/4×1/2R 9巻
2019年06月20日(Thr)
読書記録: 「 match better 」、「化石の瞳」、「20万年の恋人」、「禁じられた愛」、「 daddy 」、「 pray for 」、「欠けたピース(前後編)」の7(8)編を収録。 ……なんか今回は、人間の霊 in 動物とか原人(?)の霊とかパワーアニマル、そして幽霊と見せかけて実は生動物というネタが重なっていて、微妙にう〜んという感じでしたかね……やっぱりこのシリーズは、言葉こそ通じないけれど純粋な動物霊達と、四苦八苦しながらやり取りするというのが持ち味だと思うので。 ああでも前巻で登場がなかった、ジョイスさんやシンバさんがしっかり出てきてくれたのは嬉しかったですね。ホワイトウィングまで出てきてるしvv<ってかほんとに何歳なんだホワイトウィング、むしろ若返って(ry あとやりきれなさすぎる、切ないお話もなかったのがありがたく。 そしてこれまでまったく話題に出てこなかった、クォートの両親について、衝撃の事実が明らかに。 この次の巻から、3冊ほど外伝が続いていて、なんかクォート達がタイムスリップする系らしいのですが……そちらにも関わってくるエピソードらしいです。
No.1305
(読書)
更新情報(2019/06/21)
2019年06月21日(Fri)
「閲覧室」の「オリジナル小説書架 」で、「鵺の集う街でIV ―― Chicken or the egg. 」の連載を開始しました。 「プロローグ」と第一章「発病の発覚」を同時UPです。 シリーズ目次は↓こちら。 そろそろ二人の過去とかも明らかにしていきつつ、前回閑話で出番のなかった分、思い切り登場させようと思います。え、平常運転? はいその通り(笑) サブタイトルは、いつもの通りそのままな感じで。 今回もプロローグ+全4章+エピローグとなる予定です。
No.1307
(更新)
ヴェルシュタイン公爵の再誕〜オジサマとか聞いてない。〜
2019年06月22日(Sat)
読書記録: ■ヴェルシュタイン公爵の再誕〜オジサマとか聞いてない。〜 48 https://ncode.syosetu.com/n6630di/ 神様の手違いで死んだ駆け出しの女優(23歳)が、異世界の貴族当主(43歳男性)に憑依させられて、しかもそれが最愛の妻を亡くして以来、心がぶっ壊れて破滅願望まっしぐらに悪徳の限りを尽く ―― そうとしたけど、心が壊れてるからあんまりうまく行かない暗愚止まり。結局本当の悪人に良いように利用されて悪評ばかりが高まってって、現在進行形で毒殺されかけたばかりの、もはや国の存続そのものが〜レベルでほぼほぼ詰んでる状態の筆頭公爵。 とりあえず、幽閉や断罪コースは嫌だと、目覚めた時にとっさに記憶が欠けてる本人(それなりにまともな言動=他から見ると正気に戻ったように見える)の演技でしのいだ彼女は、とにかく死にたくない、神様マジぶん殴る、あとこの外見イケオジのイメージは壊せないを座右の銘に、ハイスペックなカリスマオジサマとして必死に生き延びようとするお話。 いわゆる憑依系チートで勘違いモノ。連載中。神様が超クズなので主役その他がめっちゃ気の毒です。 人間のことは蟻ぐらいにしか考えていない神様が、ちょっと気に入ったゲームによく似た世界を作って遊んでいたら、中盤の噛ませ系キャラになるはずの人間を手違いで死なせてしまい、ちょうど良いからと適当に選んだ異世界の魂を突っ込んでみたら、シナリオからどんどん外れていくぜ、おもしれーーーと鑑賞して楽しんでいる感じ。 ストーリー上、悪堕ちさせるために、生まれながらに不幸がてんこ盛り。かつ弱めの魂を入れられていた未来の噛ませキャラことヴェルシュタイン公爵さん。それらに耐えきれず、シナリオ開始前に死んじゃったのですが……最初は、まわりにこんなに愛され心配されてるのに、12年もやらかした挙げ句に全部放り出していって無責任すぎるやろとか思っててゴメン。もうね、最新話あたりでどんどん明らかになっていく彼の不幸っぷりが不憫すぎて ・゜・(ノД`)・゜・ そして早くに死にたいからと暴飲暴食を繰り返して典型的悪徳デブ貴族になっていた彼の肉体は、盛られた毒で一ヶ月寝込んだため往年のスリムさと中年の色気溢れるクールビューティーな美貌を取り戻したついでに、一度死んで神の手で生き返ることにより、その世界で“賢人”と呼ばれる魔力量、寿命、体力、知識量等、様々なものが最低でも五倍以上増えたチートな存在に変化。ただでさえハイスペックだったのが、賢人としても桁外れの存在に。 しかしそんな中に突っ込まれた魂の持ち主は、オタクでも何でもないうえに魔法とかファンタジーとか何それ無理と言っちゃう、あんまり賢くないタイプの凡人女性。もちろんゲーム知識なんて皆無だし、統治とか何すればいいの?? 状態なのに、周囲は「あの旦那さまがやっと戻ってきた!」と、ものすごい期待と信頼を寄せてくるものだから、もう大変。 ひたすらいろんなことから目を反らしながら頑張っていた彼女も、やはり最新話付近で糸が切れて、帰りたいなんでこんなことにと慟哭してます。憑依や転生系で、ここまで元の世界への未練や執着をちゃんと残しつつ、でも話が鬱になりすぎない主役ってのも珍しいなあと思いました<普段は外見カリスマイケオジ、内面ちょっと知識足りない系女言葉のギャグテイスト なんかね……周囲の人達がヴェルシュタイン公爵好きすぎるのは良いんですけど、あまりにも疑わなさ過ぎるのがいたたまれないと言うか。決死の思いで「元の自分ではない」「君たちの知る私ではない」って匂わせても、一番理解ある人でさえ、『ヴェルシュタインの中に、別の魂が混ざった』ぐらいの認識なのがもうね……事情を知っていてくれる人がひとりもいないうえに、少しずつヴェルシュタインさんの記憶に侵食されていく主役が気の毒過ぎる。 むしろ本人は「この人、私の表面しか見てない」とあまりいい印象を持ってない、途中で部下にする隠密さんのほうが、むしろ昔のヴェルシュタインさん関係なく今の彼(in彼女)からの付き合いな分、理解者になってくれるんじゃないかなあと思うんです。 そしてそんな中、現在最新の48話で、ついに執事さんが動いてくれた訳ですが! ……そうか、月イチ更新とはこんなにももどかしいものなのかと、ふと己を顧みてみたり(苦笑) とにかく、神様はいずれザマアされて欲しいと思う。切実に。
No.1308
(読書)
ひさびさ糸長計算
2019年06月23日(Sun)
イノセンスなアイビーさん、サブシャトル最後のMAX巻きを使い切りました。
残りは全体の8分の1の、さらに半分ちょっと。 Aroma Lace の場合、LサイズシャトルMAX(両手×18)で、おおよそ8分の1.125進めたので、そのちょうど半分ぐらい巻けば足りそうですかね? まあ少し余裕を見て、両手×9.5ってところで行ってみますか。 その長さなら、ノーマルシャトルでも巻けますな。 ……なんかノーマルシャトル使うの久しぶりな気がします(笑)
No.1309
(創作 >> タティングレース)
穏やか貴族の休暇のすすめ。 5巻
2019年06月25日(Tue)
読書記録: 「60:無いなら仕方ない」〜「70:二人は意外と気が合う」までを収録。 アインくん達が初踏破した謎解き迷宮の攻略から、アスタルニアへ出立するところまででした。巻末には、飛ばされていた「閑話:憲兵長の真面目な一日」と「閑話:十二の頃の間接的アレ」、そして書き下ろし短編として、陛下は覚えていない、リゼルと陛下の初邂逅時のエピソード。現時点でオネエになっちゃってる第一王子も登場してます。 ……最初カラー口絵の一番左に立ってるの、誰これ陛下のお兄様?? とか思っていたら、レイ子爵の御子息さんでした。うん、これはこれでなんか判るww そしてWEB版でだいぶ元の世界のことが判明してきてから改めて「十二の頃の〜」を読むと、いろいろ感慨深いですね。 しかし死神さん、けっこう普通に友人っぽいんですけど、これでもやっぱり対等じゃないのかあ。まあどちらかというとジルよりもイレヴンに近い感じがするから、根っこのところで明確な上下関係があるんですかね。 あと懐古の迷宮の憤怒フロアがちょい加筆修正されてました。これ台詞変えちゃったら、逆にどこの場面だったか判りにくくなったんじゃないかなあとか思いつつ、でも「弁えろ」は格好良い〜〜《o(>▽<)o》と悶えておりますww なお、今回もイラストが素晴らしくvv 表紙の陛下(チラ見せ)はもとより、内部挿絵は「誓って」と「椅子(笑)」と双子の猫獣人お姉さんズ(メイド服&オッドアイ仕様)、Sランクの代理で用心棒(ダークスーツ姿)に、懐古の迷宮でのリゼルたん&パパ。城壁上での明暗美中年、魔鳥車を見送る年下組、そして元の世界の戦場での死神さんと、もうお腹いっぱいというか、どの挿絵も性癖を突いてくるチョイス(笑) そしてスーツ姿の挿絵にどこか既視感を覚えたと思ったら、あれだ。 ジル=火村英生、リゼル=有栖だったww 特にジルのネクタイ緩めっぷりと黒手袋が、完全に火村さんだよこんちくしょう(笑) 次巻、アスタルニア編でのナハスさんと宿主さんと王弟殿下がどんなデザインになるかが楽しみです★
No.1312
(読書)
ダイソーのアイロン台カバー
2019年06月26日(Wed)
先日うっかり大穴を空けてしまったので、取り急ぎダイソーのアイロン台カバーを買ってみました。 端の方とかだいぶ布が薄くなってきていたところへ持ってきて、アイロン台の上で裁ちばさみ使ったら、うっかりその薄くなってたところへ刃先が入り込んでいたらしく。切り終わった布をどけたら大穴ができてたんですよ (´〜`;)
っていうかこのカバー、すでに最初についてたやつ(2015年11月に購入)が端のほう何箇所も擦り切れたので、2017年の3月にありあわせの布で作って交換したやつだったんですけど……アイロン台カバーって消耗品なんですっけ?? 袋から出した時のたたみ皺は、軽くアイロンかけたらきれいに落ちてくれて一安心。 しかし……
んー……ちょっとシワが残る装着感。 そして実際に使ってみると、微妙にシャリシャリするこの感触はいったい……? さらに注意書きに「高温部を直接当てると溶ける恐れが〜〜」ってあったのが、いささか不安を煽ったりとか(汗) いや服にアイロンかける時はそれで良いかもしれないけど、小物を作る時はどうやったって、直接アイロンがカバーに当たるよ。なんか熱せられた部分がちょっと波打ってる感じがするよ。大丈夫かこれ。 ……まあ、当面はこれ使っていくとして、次に消耗品を購入する時、ちゃんとしたものを手芸店で買ったほうが良いかもですね……<しょせんは100円商品よ
No.1313
(創作)
最強タンクの迷宮攻略
2019年06月28日(Fri)
読書記録: ■最強タンクの迷宮攻略 〜聖誕祭16 https://ncode.syosetu.com/n4933ew/ 旧タイトル「体力9999のSSRスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される」で、まあそのままな感じ(笑) 仲間と認識した存在のダメージを代わりに引き受けつつ身体強化もするという超超レアスキルを無自覚に発動していた結果、戦闘中に一人だけやたらとダメージを食らっていて、お前は無駄にポーションを消費しまくると、勇者パーティーから追放されたタンク(防御役)。 勇者は勇者で、自分の使っていた超レア攻撃スキルが、自分のダメージと引き換えに攻撃力を上げるものだったと気付いておらず、受けた攻撃によるものも含めてダメージ全部主役になすりつけて、強化もされていたのにあぐらをかいて鍛錬も怠っていた結果、主役を追放した途端に使えない駄目駄目野郎に。 依頼達成よりも、妹の病気を治す手段を求めて迷宮探索を優先していたおかげで、元勇者パーティー所属なのに未だFランクの状態で故郷へ戻り、改めて冒険者活動を始めた主役は、帰路の途中で拾った違法ホムンクルス(美少女)の鑑定能力により、自分のスキル内容を自覚。受けたダメージ分を攻撃力に変換して上乗せできることも判り、さらに故郷では元々の人柄からかなり人望があったところへもってきて、新たな魔物や迷宮の出現に対処していく内に、どんどん出世していって……という感じ。 連載中、書籍化済。コミカライズも始まってるのかな? ダイジェスト化なし。 元々無自覚にパーティー全員分のダメージを常時引き受けていたため、超打たれ強い主役はどっちかというとおっとりというか。絡まれても理不尽言われてもあんまり怒ったりせず、まずは話し合いで解決しようとする、ほうようりょくはばつぐんだ。 で、故郷の幼馴染や追いかけてきた聖女や、助けたいろんな相手から秋波受けまくってるんですが、一応ある程度は自覚しつつ、いまはそんなこと考える余裕ないとひたすら拒絶してます。でも外堀を埋められ気味。あと超シスコンww 新しい仲間には同年代の男性キャラもいますし、指導している後輩達にも男の子が複数いるので、まあ……うーん(苦笑) やっぱり女性キャラちょっと多いか。 マリウス(男)とは気兼ねなくふざけあえる悪友と言うか、親友というか共犯者というか。信頼して背中預けあえる感じがすごく良いんですけどね。ふふふふふ。 ただ主役の包容力がでっかすぎて、仲間の配分に人外が多すぎってのも、いろいろ発覚したときがヤバそうだなあと<ドラゴンはともかく、ダンジョンマスターとか魔王がなあ 最新話付近で、元勇者が再登場。ザマア挙げ句のフェードアウトじゃなかったのはちょっと好感持てましたけど、ここでどんでん返しとか来る可能性は……どうでしょう?
No.1315
(読書)
プロフィール
神崎 真 (かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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