よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 更新情報(2020/09/25)
2020年09月25日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「外交の危機」の一五話目をUPしました。
原作はシャーロック・ホームズの『海軍条約文書事件( The Naval Treaty )』、著者は高等探偵協會です。
No.2171 (更新)


 お伽もよう綾にしき ふたたび 5〜6巻
2020年09月25日(Fri) 
読書記録:




本棚整理ついでに、長らく積読になっていたものを読了。
4巻読んだのが4年以上前で、すっかり内容を忘れ去ってました(苦笑)
改めて読み返した4巻後半で始まった、新たなる事件は5巻で終了です。すずと新九郎の初々しい甘々新婚夫婦&なんか子供返り気味な源八郎、そして最近めっきり毒気が抜けたおじゃる様といういつものメンバーで、那王寺で起きたあやかしによる戦没者名簿盗難事件を追うという展開。
可愛かったり一生懸命なあやかし達も新たに登場して、随所でほんわかしたと思えば、ゾッとするような描写もお見事なひかわさん節。
人の心の闇のほうが、純粋なあやかしよりもよっぽど恐ろしいというのは、前シリーズや「彼方から」より引き継がれる、ひかわさんのテーマですねえ。
最後の最後では、すれ違っていた親子も判りあうことができ、めでたしめでたしでした^^
……フィクションって夢があっていいですよね(ぼそ)

そして6巻の方はまるごと一冊、おじゃる様の過去に関わるエピソード。現代の事件と同時進行で交互に語られ、最後でひとつに収束します。
事件に巻き込まれて新九郎が戻らなくても、すぐに気持ちを切り替えて瞑想に入るすずに、成長したなあとしみじみしてみたり。
でもっておじゃる様、なんだかんだで優しいというか、悪事を働いて封じられていたという割にはかなり初期からすず達弱者に対していろいろ気を遣ってくれてるよなと思っていたら、もともと悪いあやかしじゃなかったと言うか。むしろ一番最初に関わった人達とは、すっごくいい関係を築けていたんだなあと( T ^ T )
そんな穏やかに時を過ごしていた彼を狂わせたのもまた、荒んだ人の心が孕む欲などだった訳で。
やっぱりあやかしは、相対する人の心の在り方によって、いい方向にも悪い方向にも引っ張られやすいのかなと思わせられました。
で、封じられたおじゃる様を救ったのもまた、結果的には特別な力じゃなく、長い時間をかけた多くの人々のささいな想いだったというのも良いですね。
このままおじゃる様は、ゆっくりとあの地を見守る土地神になっていくのかなあ……彼が探していたものはもう、すずや新九郎だけではなくて、あの土地に住まうありきたりで善良な人々すべてだと思うのですもの。
そしておじゃる様は、人という存在に出会うその前から、その営みを美しいと思える感性の持ち主だったんだもん。
数十年後、数百年後も生き続け、人の営みから取り残されていくおじゃる様(と源八郎)が、また狂うようなことのない、穏やかで平和な日々を祈りたい読後感でした……
No.2172 (読書)


 増えるのはあっという間なのに
2020年09月25日(Fri) 
昨日宣言した通り、今日は机の上と床にまで進出していた紙書籍の山を、本棚に収めるべく整理に着手してみたのですが。



……ダンボール1箱ちょっと、107冊+アルファを取り出して箱詰め or 廃棄したのに、なおほぼ満杯に見えるのは何故なのか(遠い目)

でも蔵書リストの内容を信じるなら、現在この本棚に入っているのは819冊+アルファほどのはず。
手芸本とか同人誌に雑誌、フォルダファイルの類はリスト化してないですから多少は増えるとしても、いま室内にあるのが(おそらく)千冊行っていないという事実は……もしかして快挙じゃね!?<かつては隣の壁も満杯のスライド本棚2台で埋まっていた

ああでも数日中には、うっかりストレス発散を兼ねてポチったあれこれが……ええと1の1の4で6冊届くなあ(乾笑)

なお未読本用の別本棚にはまだ63冊入っていて、自分で裁断し電子化した自炊済書籍はハードディスクに3671冊。箱詰めして物置に片付けてあるのが1504冊。あと茅田砂胡関係とか時代小説の一部あたりは母の寝室に移動させたから……トータルすると6千の大台には乗ってますね……ははは……

ああ、手持ちの書籍をすべて並べて、背表紙を一望できるような部屋が持てたら、どんなにか幸せかしら……


2020/09/26 追記:
母が食料買い出しで、エコバッグ代わりに良さげなダンボール(程よいサイズかつ丈夫そうで持ち手穴付き)を持ち帰ってくれたので、ありがたく拝借して次の整理用の箱にしました。
とりあえず、A5判サイズの同人アンソロジー系を中心に71冊ほど詰めて、蔵書リストにも書き込み。
まだ数十冊は入りそうなので、これはしばらく部屋に置いておき、床に積む代わりに本を収めていくことにします。
少しは隙間が見えてきたかな……?
No.2173 (日常)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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