本日のディナーは勇者さんです。
2020年02月07日(Fri)
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読書記録: ■本日のディナーは勇者さんです。 〜三章 勇者と偽勇者と恩人勇者 28 https://www.alphapolis.co.jp/novel/266628978/81296767
異世界に拉致られ勇者という名の兵器として酷使されまくった挙げ句、政治的に邪魔になったから死んでこいとばかりに、たった一人で魔王城へ送り込まれた元サラリーマン大川勝流(しょうりゅう)ことシャル。 圧倒的な力を持つ魔王を前にあっさりと意識を失った彼が気がついた時には、檻に入れられ……豪華な天蓋付きベッドの上にいた。 「なにも怪我人檻に入れるこたねぇだろ!?」「いけません魔王様! 勇者というのは魔物をサーチアンドデストロイするデンジャラスバーサーカーなんです! 噛み付かれたらどうするのですか!」 言い争っているのは、先ほどまで命を掛けて戦っていた魔王と、その側近らしい。 どうして殺されなかったのかと首を傾げるシャルへと、濃密な夜色の髪を持つ長身の美形 ―― 魔王アゼルは、何やらしどろもどろになりながら告げる。 なんでも異世界人の血は、吸血嗜好を持つ魔物にとって、非常に美味いらしい。だから殺さないで飼う、と。 なるほど、勇者とはレア食材であるらしい。 異世界召喚によって歳こそ取らなくなったものの、八年もの間使い潰されてきたシャルは、すでに疲れ切っていた。この先も続くだろう長い一生を檻の中で飼い殺しになるくらいならば、いっそもうあっさり死んで、できれば来世ではホワイトに生きていきたい。 そう思った彼は、襟元をくつろげながら言った。 「 ―― 俺を吸い殺してほしい」、と。 その言葉に魔王は、顔面を真っ赤にした。 「は、ハレンチだぁぁぁぁぁあッ!!」 絶叫して部屋を駆け出していった彼を、シャルは呆然と見送るしかなくて……
拉致系異世界トリップ、連載中。BLでR18! クソ真面目で癒やし系な天然勇者(外見年齢二〇代後半の細マッチョ系)が、精神年齢おこちゃまなツンデレ純情魔王(外見は二十代半ばぐらいの超絶美形。主人公以外にはほとんど興味なし)に溺愛される系。 魔王様の側近(宰相さん)は常識人で、空軍司令の竜人は魔王様と似た系統の、ガキ大将がそのまま大きくなったタイプ。どちらもシャルとはいい関係を築いてます。 基本シャルの一人称なので最初はあまり判らなかったんですが、クソな人間国でろくでもない扱いをされていた頃よりも、魔王城に来てからのほうがはるかに充実かつ穏やかな暮らしをできていて、もう本当にシャルが気の毒すぎる…… そんな環境でも前向きに生きることを忘れず、魔王様との両片思い状態になっても変に卑屈にならず、恋心を自覚したらすぐに頑張って押せ押せで関係を構築した時には、もうよくやった! って思ったんですが。 そんなシャルをどうして魔王様がここまで溺愛していたのかという理由がやっと語られた……と思ったその直後に、いきなり鬱展開がぁぁああっっ(汗) なんかもうこれ、第三章20までの、幸せ甘々なままで良かったんじゃないかな ・゜・(ノД`)・゜・ とりあえず、アゼルが即行で態度を決めてくれたのは良し。 あとはもう、これ以上シャルさんがひどい目に合わない内に、早く助けに行ってくれることを願うばかりです。 リューオとかいう野郎も、都合よく捻じ曲げられた情報ばっか聞かされたんだろうし、この人も被害者なんだろうけど、それでもシャルへの扱いが辛すぎて……(泣)<鬱展開に耐えられないお年頃
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No.1810
(読書)
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本日のストームグラス
2020年02月07日(Fri)
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昨日の令和初積雪が、放射冷却現象でジャリジャリに凍結している現在、
いつもより多めに結晶が舞っております(笑)
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No.1811
(日常)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
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