よしなしことを、日々徒然に……
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 引き籠り錬金術師は引き籠れない―何だか街が発展してるみたいだけど家でのんびりさせて下さい―
2019年09月08日(Sun) 
読書記録:
■引き籠り錬金術師は引き籠れない―何だか街が発展してるみたいだけど家でのんびりさせて下さい― 〜169余り良く覚えていない人に会う錬金術師
 https://ncode.syosetu.com/n0427fk/

魔法ありの世界で、母親の英才教育を受けて育った女錬金術師セレス。
調合や魔法道具の作成はお手の物だし、その素材となる強大な魔獣を狩りに行くことだって苦にならない。
そんな彼女には、致命的な欠陥があった。それは壊滅的なまでにコミュ障なこと。
人の視線が怖い。面と向かって話すことができない。故に道具や素材の買い付けも出来ないし、作ったものを自力で売りに出す事も出来ない。そもそも日常に必要な物も買いに行けずに引き籠もっていた彼女に、ついに母親は切れた。
いきなり寝込みを襲われた彼女は、わずかな荷物とともに見知らぬ山中に放り出されてしまう。残されていた手紙には、「私はお前の家政婦じゃない。これからは自力で稼いで自力で生きていく様に」とあった。
仕方なく最寄りの街へとたどり着いた彼女は、なんとか門番とのやり取りをクリアし中へ入ることができたものの、泊まるべき宿の店主との交渉ができず、客でいっぱいの食堂に近づくこともできず、恐怖と空腹で路地裏にしゃがみこんでしまう。
と、そんな彼女にかけられたのは、ひどく懐かしい声で ――


現地主人公の異世界FT。勘違い系。連載中。
毎回一話の前半が主人公視点で、後半が他者視点。後半が誰になるかはその時その時で異なってます。
視線恐怖症で、何かあるとすぐに言葉が出なくなるし泣きそうになる。恐怖が頂点に達すると、周囲から意識をそらして内面に逃げ籠もるが故に、時に人の話が耳に入っていない気弱な主人公ですが、何故か周囲から誤解を受けまくり。

おどおどと上目遣いで様子をうかがう → 人を殺しそうな目つきで睨んでいる
泣くのをこらえている → 軋むほど奥歯を噛み締めた悔しげな様子
誰もが怖くて常に及び腰 → 殺気をまとい戦闘態勢を崩さない

といった具合に曲解されまくるため、周囲との齟齬は深まるばかり。まあ天才特有の、ちょっと……かなりぶっ飛んでいるせいなところもあるんですが。
セレス自身は「引き籠もって誰とも会わず平穏に暮らしたい」としか考えていないのに、その錬金術の桁外れな優秀さと独特の雰囲気と言葉足らずな態度から、周囲は深読みしまくったあげく、領地同士の駆け引きどころか、国同士のやり取りにまで発展していっているのに……本人だけが気がついていない(苦笑)
実際には唯一、偶然 ―― か、母親の心遣いかは謎ですが ―― 最初に再会できた、元幼馴染こと食堂の若き女主人ライナが、彼女の精神状態や言いたいことを汲み取ってくれるため、どうにか住む場所と仕事を斡旋してくれる先(ギルド的な役割を果たしている街の酒場)を得ることができているという状態です。
そして第一村人だった門番さんことリュナドさんも、慎重かつ実直な性格だったことが災いして、体育会系な兵士にしては穏やかな対応をした結果、「この人なら、怖くないかもしれない」とセレスに一方的に懐かれ → 上司領主から「街の発展には欠かせないけれど、問題児の錬金術師担当」を任命されてしまい、基本的にはその3人で動くことに。
とは言えリュナドさんはまだまだセレスを「怒らせたらまじヤバイ奴」と認識しており、ライナからいくら説明されても信じられない様子。でもセレスは「門番さんはこんな私を気遣ってくれる、本当にいい人。いつも助けられてばかり」とすれ違いまくり。
彼は生来お腹が弱いらしいと思い込んだセレス謹製、効き過ぎて怖い胃薬をお供に日々を過ごしておりますww
さらに街の近くに隠れ住んでいた強大な精霊をセレスが下したところ、その精霊が街へ出没するようになり、それにも懐かれたリュナドさん。セレスからもらった魔法道具の槍やら靴やらと相まって、「爆砕の錬金術師と肩を並べる、街の守護者たる閃槍の精霊使い」とか二つ名がついちゃったりして。人が苦手なセレスの盾となり、うるさい有象無象(他所の領主とか他国の王族とか)を対応するはめになって、さらにストレスマッハ(苦笑)
……いやリュナドさんは本当に超絶いい人で、しかも本人無自覚に超有能で、二つ名(笑)とかついても奢らず実直に、街の兵士としての本分を忘れず努力を怠らない、領主をして「理想の兵士」と言わしめるぐらいのすごい人なんですが。
もうね、隠れ有能キャラ好き心を撃ち抜かれておりますよvv
むしろ本当に闇が深いのは、食堂の女主人ことライナさんかもしれない(汗)
彼女、自分でもあまり幼い頃のことは覚えてないらしいのですが、なんであんなにセレスのことを無条件に理解し受け入れられるのか……そうして彼女を守りながらも、タダ働きはしないと領主に色々ふっかけたりできるのか……ライナ以外がセレスから離れる理由となった、その時の事件の詳細が気になるところです。
No.1443 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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