よしなしことを、日々徒然に……
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 ダィテス領攻防記
2019年03月04日(Mon) 
読書記録:
■ダィテス領攻防記 〜将軍と苛烈姫
 http://ncode.syosetu.com/n1899bl/

実の母である王妃に疎まれ、その裏工作により廃嫡されることとなった元王太子マティサは、貧しい辺境にあるダィテス公爵家の婿養子として、王都から半ば追放される形となった。配下も全て取り上げられ、付き従うのは幼い頃からの忠臣であり、地位も爵位も弟に譲ってきた副官、『銀の守り刀』ことコシス・カティラただ一人だ。
とは言え、その知略や武勇から『戦神の寵児』『黒の魔将軍』と呼ばれ、王級の加護 ―― キレれば素手で城をも半壊させる、高い戦闘能力 ―― をも備えたマティサは、常に領土拡張の野望を持つ周辺諸国への押さえとして、失うことなどできない存在だった。故に国王は、いつでも離縁させて呼び戻せるよう、いわば彼を『取っておく』ために、身分だけは高いが権力を持たない辺境の公爵家へと送り込んだのだ。
この先どうなるかは判らないが、いずれ中央で必要とされる日が必ずやって来る。さてその時に、いったいどう動くべきか。
そんなことを考えていたマティサ達だったが、ダィテス領と ―― そして妻となる領主の一人娘ミリアーナは、彼らの想像をはるかに超えてくる代物であった。
今年18歳になるというミリアーナは、けして美しいという訳ではなかった。年齢より3つは幼く……もとい若く見える彼女は、貴族女性としてはごく平凡な、いちおう美少女と呼べなくもない程度の見た目をしていた。しかし女だてらにマティサを取り巻く状況や各国の情勢、国王の思惑などをしっかり理解している聡明さがまず目を引いた。
そしてそれ以上に驚かされたのが、ダィテス領内の豊かさであった。製鉄、通信、製紙に印刷技術と、王都をはるかに超える ―― どころか、どこの国でも聞いたことのないような、発達した文明がそこには存在していたのだ。それらすべてをもたらしたのが、ミリアーナその人なのだという。
実は彼女は、前世の記憶を持って生まれてきた、異世界の日本という国からの ―― 転生者であった。
毎年多数餓死者が出るほど貧しい領地の様子を見かねた彼女は、快適な暮らしと、そしてもう一つの野望を持って、領内の文化レベルをひそかに数百年単位で発展させてしまったのである。
その、野望とは……

書籍化&コミカライズ済。第一部完まで。WEB版は書籍の4巻までの内容だったっぽいです。
元腐女子な女子大生だった令嬢が、自分以外の書いたBL本を読みたい一心で産業革命(作者様いわく中世世界にシャーロック・ホームズの時代レベルの近代化)を起こしている真っ最中のところへ、現地チートの旦那が政略結婚でやってきて、なんだかんだでラブラブ化。チート+チートでハチャメチャやらかすお話です。互いの呼び名は嫁&婿様。
旦那と忠実なる副官を見て「主従カップル萌える!」とかやっていたら、その二人が本当にデキていて……しかも嫁、それを喜んで容認。むしろ自分ひとりではとても身体が保たないし、戦場にもついていけないからどんどんどうぞと背中押しまくってます。ある意味、両刀ハーレム?
他にも衆道カップルが山ほど出てくるわ、嫁は狂喜乱舞で、侍女達といろんなカップリング妄想してはBL談義に励んだり同人誌書きまくるしで、そういうの苦手な方は要注意。
嫁が元日本人なので、基本的に人殺しは避ける方向にあり、旦那もそれに影響を受けていきます。でもどちらも殺るときは容赦も葛藤もなくばっさり殺る感じ。あと加護持ちは、感情の沸点を超えると『キレる』すなわちバーサークして、一人で文字通り国ひとつ(物理的に)滅ぼすこともある爆弾なので、たまにかなり危ない時もあります。嫁も実は、戦闘能力とは別の方向で加護を持ってますし。
そして途中で仲間に加わる密偵さんとか、隣国の王様達とか、その他諸々みな相当エグい経験してきている割に……何故かほのぼのした空気を保ち続けているのがすごいです。
ご都合主義でもなんでもハッピーエンド万歳主義には、なかなか楽しめるお話でした。
No.1072 (読書)


 8×8サイズのアズレージョさんは
2019年03月04日(Mon) 
あちこちに寄り道していることもあって、やっと8分の3というところ。



ようやく模様の傾向が見えてきたでしょうか。
現状、一辺56cmほどになっております。

……それでもこのデザインは比較的畳みやすいこともあって、そのサイズでもまだなんとか外へ持ち出すことができているのがありがたく<シャトルごとダイソーのA4ハードケースに収納
目数はシンプルで覚えやすいし、当分は糸を巻く長さも計算したりせず、ひたすらMAX巻きシャトルを追加していけばいいので、本当に何も考えずに手を動かすのに良いんですよね。

ああでも、他のアレンジバージョンも試してみたい……それにJanさんのあれとかこれにも挑戦してみたいし、フリーレシピのそれとかなんかも……っっ
それ以前に、アイビーさんの4×4サイズも形にしないと、レシピ用の写真が……
もう、手がいくつあっても足りないでーすーーー 《o(><)o》
No.1073 (創作 >> タティングレース)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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