よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 今回の件で思ったこと ※長文辛口注意
2018年11月09日(Fri) 
えー、最近、某番組がきっかけとなり、「ハンドメイドは原価がほとんどかからない」「簡単に稼げる」という情報を真に受けた一部消費者から一部の販売者に対し、ボッタクリ価格だとか値下げしろとか言う発言があったり、あるいはハンドメイドって簡単に儲かるのね〜♪ と誤解して安易に自作品を売ろうとする人が出てきたりして、騒ぎになっているそうですね。
特に、しっかりとプロ意識を持ったハンドメイド作家さん達は、かなり乱暴な話だと感じていらっしゃるようで。

まあ、某番組はきっかけなのでしょう。実際前々から某知恵袋などで、「ハンドメイドを作って売りたいです! いま一番良く売れるのってなんですか?」みたいな質問をちらほら見かけていました。

……まあ、いろいろと思うところはありますが、とりあえず私が言えることは、

 ハンドメイドには初期投資が必要
 売り物に出来るレベルのものを作れるようになるには、最低でも半年以上練習しないと無理

の2点でしょうか。
例えば、昨日UPした、↓この写真のイヤリングですが、



これが売り物に出来るレベルなのかは、まあさておき(苦笑)

まず単純に、これをイチから作成しようとします。必要なものは、

Tピン(100本入)60円・イヤリングパーツ(10組入)300円・マルカン(50個入)150円+送料164円
金色ビーズ(50個入ぐらい)=手芸店の会員価格で300円ぐらい
レース糸(450m巻・1本)=530円+送料490円
タティングシャトル(2個組)=800円
レシピが載っていた書籍=1400円
ペンチ・ハサミ類(丸やっとこ1個・平やっとこ2種類・ニッパー・糸切りバサミ・針)=648円

合計4842円。
メインになっているとんぼ玉ビーズも、普通に購入すれば、たぶん一袋500〜1000円ぐらいするはずです。

私は基本、どれも安物ばかりを選んでいます。それでも作るために必要だった、物理的値段だけでも、それだけ(ほんとは道具とか、もっとたくさん使ってます)。
パーツ類は1個ずつバラ売りなどしてくれませんから、当然まとめ買いが基本。イヤリングパーツとか、むしろ1組だけ買おうとすると、それだけで200円とかします。
あと手芸店に行くまでの交通費とか、買ったものを整理して保管しておくケースとかも馬鹿になりません。

さらにペンチ類など、私はどれも百均で揃えたのでこの値段ですが、百均製品だとパーツにすぐ傷がつきます。
できあがったものを商品として売るなら、相応のきちんとした工具が必要な訳で、それらがひとつにつき安くて1000円。むしろ売り物を作る人用なら四千円、五千円もザラ。タティングシャトルに楽に糸を巻くための道具だけでも、普通に二千円とかしますし。

つまりぶっちゃけ、イヤリングひとつを作るために、初期投資込みで軽く万単位行きます。
それを数百円で売って、果たして利益が出るでしょうか?

さらに前述の通り、ものを作るには練習と経験が必要です。
私はTピンの丸め方とか全然練習していないので、とても売り物レベルにはなっていません。しかしレース編み部分など、これを作れるようになるまでに、ほぼ毎日シャトルを手にして、一年半ぐらいは掛かっています。その練習で使い潰した材料と時間。自分が扱いやすい糸や道具に出会えるまでに、買っては手に合わないと無駄になったものの数々。

そしてよく誤解があるのですが、基本的に書籍に載っているレシピで作った作品は、売ってはいけません。それは作者様のものであり、それで作ったものを販売する権利はあくまで作者様にあります。
なので売り物を作るには、自分でオリジナルのデザインを考えなければなりません。それを行うにも経験と時間が必要。

また、ものを売るには売るための場(いわゆるフリマサイトへの登録や、イベントへの参加手続き)が必要ですし、それには当然登録費や売上に応じた手数料、参加費などがかかります。
売り物にする以上、梱包作業とその資材も大切ですし、ネット通販なら発送作業に送料や振込料も上乗せ。リアルイベントなら陳列する棚とかテーブル等々、もちろん来客応対やクレーム対応だって大切でしょう。

それら諸々をひっくるめてもなお、まだ本人の人件費が入っていません。
上記の作業にかかる時間分の最低賃金&技術料をプラスして……さらに作成時の場所代や光熱費……それでも仮に売れたら売れたで、今度は経理作業や税金関係の諸手続き……

さて、それらを踏まえてもなお「ハンドメイドは原価がほとんどかからない」「簡単に稼げる」「あのハンドメイド作家はぼったくってる」と、あなたは思えますか……?

もちろん、売れるだけで嬉しいから、材料費だけで良いよーという人もいます。
作るのが楽しいし、できたものの置き場に困ってるから持ってってーという人もいます(私はむしろこれ)。
でも、そういった、いわば素人のお遊びボランティアと、しっかり商品として作り込んで販売しているプロ作家さんの活動を、同一視されるのは、どちらにとっても迷惑なのだと。

私はそう思ったという次第でした。
No.829 (創作)


 更新情報(2018/11/09)
2018年11月09日(Fri) 
閲覧室の「その他書架」で、著作権切れテキスト「博士臨終の奇探偵」の三話目をUPしました。
原作はシャーロック・ホームズの『瀕死の探偵( The Adventure of the Dying Detective )』です。
No.830 (更新)


 生物のなぞを とく化石のひみつ(旧版・学研まんがひみつシリーズ18)
2018年11月09日(Fri) 
読書記録:

えーと……勢いで三冊ポチった後に、読み返したかったエピソードがそれらには含まれていないと知って、さらに追加で注文してしまいました(苦笑)
旧版・学研ひみつシリーズ、こんどは「化石のひみつ」です。

唐突に始まる劇画タッチの、ドキュメンタリーっぽい語り。



フタバスズキリュウの発掘で、背骨部分に石膏を流し入れる場面とか、





同じく恐竜のミイラを見つける&ジャガイモの木箱エピソードvv
ジャガイモについてはちょっと記憶と違ってましたけど、この仰向けになった恐竜の骨と、胸元の岩を転がした途端に見つかる皮膚の痕跡が、超絶懐かしいで〜す〜〜《o(><)o》 < そればっかり言ってる

私は確実にこの本の影響で、小学校で科学部に入り、三年間化石の研究やってましたからね……研究と言っても、先生に引き回されるまま化石採集へ行って、言われるままにスケッチして整理して、模造紙にいろいろまとめていただけでしたが(苦笑)
それでも一応、なんか賞取って部長として授賞式にも行きましたよ。ああ懐かしい。

……しかしそれにしても、「恐竜のひみつ」「恐竜化石のひみつ」「化石のひみつ」と、似たような内容で3冊も出ているあたり、当時の編集さんはよっぽどこのあたりがお好きだったのでしょうか。それともやっぱりそういう時代だったのか……?
おかげで読み返す方は、どの本にどのエピソードが掲載されているのか、探すのが大変ですわww
No.831 (読書)



<< 2018年11月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

サーチ :



 with Ajax Amazon

にほんブログ村 ハンドメイドブログ タティングレースへ
にほんブログ村

 最新の記事
 今回の件で思ったこと ..
 更新情報(2018/11/09)
 生物のなぞを とく化石..

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  




Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41