よしなしことを、日々徒然に……
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 航宙軍士官、冒険者になる
2018年05月13日(Sun) 
読書記録:
■航宙軍士官、冒険者になる 〜061.クラン始動
 https://ncode.syosetu.com/n3490ee/

300近い惑星と、2000に及ぶその植民星が加盟する人類銀河帝国。彼らは謎の生命体バグスとの長き戦争を続けていた。
人類の肉を好む昆虫型生命体バグスとの間に、和平などありえない。
帝国暦二千二百五十八年、航宙軍艦イーリス・コンラートは、長い探査任務についていた。その目的は、人類の悲願であるバグスの母星発見だ。一定間隔でワープアウトしては探索を行ないマッピングしていくという、地味で果てしない任務を続けてもう二年になる。
そんな航宙艦イーリスは、超空間内部を航行中に何の前触れもなくありえない攻撃を受けた。強制ワープアウトさせられた船は激しい衝撃を受け大破。艦内にいた人間もみな壁や天井に叩きつけられ、全員がほぼ即死した。
唯一生き残ったのは、たまたまメンテナンスで狭い通路内にいた、アラン・コリント中尉ただ一人。しかも運の悪いことにワープアウトしたすぐ側に惑星が存在しており、船体は今にも墜落しようとしている。
イーリスに搭載されたAIは、船体を分解し修復不可能なセクションを廃棄するための直接命令が必要だと判断した。そのためには『艦長』による第一級非常事態の宣言がいる。
かくしてその場に生存する最上級士官であるアラン・コリント中尉は、急遽艦長 アラン・コリント准将へと昇格することになったのだった。
彼の命令により船体の立て直しを開始したイーリスだったが、それでも再構築が成功する可能性は、五四パーセントしかない。なによりアランがいる場所は生命維持セクションとの接続が断たれ、酸素が尽きようとしている。
幸いにも眼下の惑星には、人類が呼吸できる大気が存在していた。一時的に脱出ポッドで艦を離れ、再構築が終了した段階で再び回収するより他に、彼が助かる方法はない。
そんな訳でアランは、最低限の装備だけを持ってイーリスから出た。
しかしその脱出ポッドは不良品で、彼は不時着とすら呼べない状態でかろうじて九死に一生を得る。そして見上げた空には流星雨のように降り注ぐ船体の破片。
「あぁ…ダメだったのか」
そこはイレギュラーでワープアウトした先にある、どことも知れぬ惑星だった。救助が来る可能性は無きに等しい。もはや死ぬまでこの惑星で過ごすしかない。
そう判断した彼は、持ち出せたわずかな物資と、体内で共生・培養している軍用ナノマシン ―― 一種のマルチシステム ―― を頼りに生きていくことを決意する。
そうして移動を開始し始めたアランだったが、発見した道らしきものを進むうちに、巨大な狼に似た生き物に襲われている、人類にしか見えない一団と遭遇して……


SF世界から剣と魔法の中世FT世界への転移……じゃなくて漂着してからの、技術と料理チートで無双的な? 連載中。
人類銀河帝国は、何故か同じ遺伝子構造を持ちながら、個々の惑星で独自に文明を発達させていった人類種族の集合体。最初は「同盟」でしかなかったのが、いろいろあって「帝国」として統一されてます。『地球』もその中のひとつに属していますが、別に主流という訳ではなく、むしろ最近発見されたばかりの辺境で保護領扱い。その文化が物珍しいということで、一部でもてはやされているという程度に過ぎません。……単に主役が作る料理の類を、読者の馴染み深いものにするための設定だろうなぐらいです。
で、まあなんというか……御都合主義かつチートの無双でハーレム気味鈍感難聴主人公の勘違い要素ありと、地雷な人にはとことん地雷な系統なので要注意。
特にナノマシンはもう反則技。栄養さえ取っていれば欠損した手足も生えてくるし、身体能力UPもお手の物。情報の収集や記憶分析、シミュレートによる発展研究まで全部丸投げして、結果だけ受け取れるわで、主役の努力? なにそれ美味しいの?? 状態です(苦笑)
ただまあ主役が鈍感なのは、士官訓練を受けた先進国の軍人として当然の行動を取ったのが、治安がアレで女性の扱いもアレな世界においては超紳士的で、結果あちこちで秋波を向けられても、本人の意識上「任務中」でスルーしちゃうのも無理ないかなとか。
多数の惑星国家だの植民惑星だのが存在している世界で生きてきた人間の価値観なら、いくら相手が一国の元王女とは言え、「ゆくゆくは共同統治で」という発案がイコール求婚になっていると気付かないのも当然かなあとか。
そもそもベテラン軍人にとって、未開惑星の16〜7歳なんて、子供も良いとこでしょうし。ましてや実年齢が1年どころか下手すりゃ一ヶ月にも満たないような存在達なんて、恋愛対象には見ないでしょう。
そういう意味では、現代日本からのトリップ系鈍感主人公よりは納得がいくかと。
あとまあ、もしこれで主役の倫理観がアレだとほんとにやりたい放題になるんでしょうけど、そういう意味では主役、かなり意識が高いんですよね。本人は平凡な中尉だとか言ってますし、お調子者の行き当たりばったりな部分はありますけれど、その倫理観はかなりのもの。しかも軍人ですから盗賊とかには一切容赦しないので、安易に助命してやれば……とかの甘ちゃんな判断をしないのが良い感じ。
偶然助けた相手助けた相手、みんながそれなりの有力者なのと、あと食材関係の都合が良すぎるのは……まあスルーってことで。
ただ川魚とか野生動物のレバーの生食は、いくらナノマシンのOKが出てたとしても、止めといた方が良いと思うんだ……
No.357 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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