よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 悪食令嬢と狂血公爵〜その魔物、私が美味しくいただきます!〜
2020年03月17日(Tue) 
読書記録:
■悪食令嬢と狂血公爵〜その魔物、私が美味しくいただきます!〜 54 滋養に良さそうなスープ[食材:ベルゲニオン]
 https://ncode.syosetu.com/n9941fv/

社交界デビューしてからはや3年。ついに父の後妻から、「あと一年以内に婚約者を見つけなければ、修道院に行ってもらう!」と宣告された伯爵令嬢メルフィエラには、とある悪評がつきまとっていた。
それは『魔物の生肉をむさぼり食べている』『果実酒の代りに生き血をすすっている』『魔毒に侵されまともではなくなった』『生まれてくる子は魔物になる』といったものだ。おかげで見た目はそう悪くないはずだが、縁談のひとつも舞い込むことはない。まったく失礼な話である。
彼女は生肉など食べない(お腹を壊すから)し、生き血をすすったりもしない(お腹を壊すから)。食べる魔物は、きちんと毒を抜き、下処理をしてから食べている(そうでないと、お腹を壊すから)。
しかし『悪食令嬢』の名は、既に社交界へ広まりきっていた。
さすがに不憫と思ったのか、父親からは「この際そこら辺の一般騎士でもいい。人としてきちんとした男なら、私は喜んで結婚を許可するよ」と、そう言われた。そこで彼女は出会いを求め、王都で開催される秋の遊宴会に参加したのだが。
しかし貴族たちはみな彼女を遠巻きにするばかりで、ひそひそと聞こえてくる噂話も尾鰭のついたひどいものだ。仕方なくもう少し目立たない場所へと移動しようとしたメルフィエラだったが、そこで混乱が生じた。
狂化した魔物の群れが、会場へとなだれ込んできたのである。
あたりは騎士たちの怒号と逃げ惑う人々の悲鳴で、あっという間に地獄絵図と化した。群衆に押しやられ取り残された老夫婦を見つけたメルフィエラは、手を貸そうとそのそばへ駆け寄る。そんな彼女の動きが目についたのか。巨大な牛型の魔獣バックホーンが、彼女達めがけて突っ込んできた。
とっさに両手を広げて立ちふさがった彼女は、次の瞬間、鮮血の雨を浴びる。ただし自分の血ではなく、魔獣の血を、だ。
「はっ……他愛もない」
血溜まりの中に倒れ伏す、頭部を失った魔獣の巨体。その傍らで、全身に返り血を浴びてなお不敵に笑う男が、剣を手に一人悠然と立っていた。
魔力を帯びて煌々と輝くその金眼が、メルフィエラへと止まる。
「どうした、私が怖いか?」
血まみれのその男のことは、世間に疎いメルフィエラでさえ知っていた。ガルブレイス公爵。血を好み、常に血臭を求めて魔獣を屠る変わり者で、残虐非道の血に狂った男と噂されている『狂血公爵』だ。
その姿に金切り声を上げて卒倒する貴婦人が続出し、かろうじて叫びを飲み込んだ者たちは、真っ青な顔で視線を逸らしている。そんな中で、メルフィエラは公爵の口元へと返り血が滴り落ちてゆくのを見て、思わず口を開いてしまった。
「生き血は新鮮ですが、魔毒を含む血を飲むと、発熱や激しい腹痛に見舞われてしまいます。お口をすすがれた方が賢明かと。二週間ほど低温熟成させたうえで毒素を抜き、十分加熱して食せばいけます」
「お前には、この魔獣が食物に見えるというのか」
「はい、もちろんです。食べるからには美味しくいただきたいですから!」
思わず力説した彼女の言葉に、狂血公爵が返した反応は ――


割れ鍋に綴じ蓋というか、変わり者同士で混ぜるな危険の二人が出会ってしまったからには、ブレーキなんのそので突っ走ります的な、婚約から始まるじれじれ甘々な恋物語。現地主人公。タグに「俺の婚約者が 可愛くてツラい/私の婚約者が 格好良くてツラい」が入ってるあたり、察して下さいww
グルメとシリアス要素もありで、連載中。
メルフィエラが魔物を美味しく食べられるよう研究を重ねていることは、本人『趣味』と言いつつも、かなり切実な理由があって、知るほどに切なくなります。そして狂血公爵様も、生まれ持った強すぎる魔力をどうにかして発散しないと命に関わる上に、そこへ政治的なあれこれやら何やらが重なって、国全体の防波堤として魔物の生息域でひたすら剣を振るっているのに、中央の貴族連中からは悪評受けまくりという、これまた悲しい裏事情が。
しかも公爵様、それを自分の役目だと割り切って、ストイックにこなしちゃってるんですよ。見た目も合わせて非常に恐ろしく映るそんな彼のことを、「血も滴るいい男は、何をしても様になる。噂の狂血公爵様はお気遣いのできる紳士だった」と言っちゃえるメルフィエラさんに、そりゃ速攻で婚約を申し込むさ!
なお公爵様、中身はけっこう不器用さんというか、身内限定でヘタレ属性ですww
公爵という身分にではなく、アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイス個人に忠誠を誓ってくれている幼馴染の副官ケイオスさんとか、領地で魔物討伐を共にし同じ釜の飯を食べてる騎士達とか相手には、かなりいろいろ(良い意味で)好き勝手言われまくってる感じww それがまた良いvv
……ケイオスさんには「どこでこんな怪我を」とか言われながら、隠そうとした傷を握りしめられても、かなりぞんざいな手当てのされ方をしても……それが実はケイオスさんによるフレンドリーファイア的なものでだったとは絶対口にしないで、普通に憎まれ口だけ叩いて治療されてるのとか、もうね……ケイオスさんが知ったら、仕方ない状況だったとはいえめっちゃ落ち込むだろうと想像できるだけに、この主従ってやつは……っっ

ひとつ残念なのは、キャラの年齢や外見にあまり詳しい描写がないこと。
ざっくりな体格と、たまに髪と目の色ぐらい? あとメルフィの髪はくせっ毛のふわふわ。そしてたまに脇キャラが「可憐だ!」って騒いでいる程度。公爵様の髪は灰色らしいですけど、長さや髪質はどうなんだろう……個人的には魔王様っぽい癖のある長髪イメージなんですが、戦闘職だし短くまとめてる方が自然なのかな? でも無精の長髪という説もありだと思うし。
そして年齢も、公爵様はおそらく二十代後半として、メルフィは……いくつなんでしょう? 社交界デビューが十六歳としたら、十九歳ぐらいだと思うのですが、そうすると十七年前の大飢饉のことを、記憶に残してるとは思えませんし。そのあたりは実母から話を聞いただけなんでしょうか? それで実母が飢饉をきっかけに始めた研究で5年後あたりに亡くなったんなら、その当時七歳として計算は合うんですが。
私は文章を読む時、脳内フルカラー映像を動かすタイプなので、そう言うところがけっこう気になるのでした。
No.1884 (読書)


 転生賢者は娘と暮らす。(旧題:おっさん孤児院、娘たちの楽園になる)
2020年03月16日(Mon) 
読書記録:
■転生賢者は娘と暮らす。(旧題:おっさん孤児院、娘たちの楽園になる)
 https://ncode.syosetu.com/n4302es/

書籍化、コミカライズ済、ダイジェスト化なし。完結済。
ブラック企業のサラリーマンが神様(天使)転生して、今度はのんびりスローライフしたいから野菜を育てやすいスキルをと願ったら、もらったのは手塩にかけて育てたものが『なんでも』よく成長するスキル。
さらにモンスターが跋扈するこの世界では、これぐらいないと『のんびり』は暮らせませんと、凄腕冒険者10人分の身体能力や魔力ももらっちゃいました。
で、廃墟になった教会で一人ひっそり過ごそうとしていたら、冒険者養成学校が火竜に襲われ焼け出されたというシスター(15歳)と、寄宿生3名(12歳・8歳・5歳)が転がり込んできて……的なやつです。冒険者養成学校がもともと修道院だったそうで、はい、極端に登場人物の性別に偏りが(苦笑)
で、もふもふやら無詠唱開発やら育成やらいろいろあって、後半は再建された学園へ移動しての学園ものへ。
まあなんだかんだあってもハーレムには行かず、あくまで伴侶は一人であとは娘扱いというのと、完結しているのとがオススメどころです。
No.1882 (読書)


 Magic Paradise ダニー・エルフマン・シリーズ
2020年03月15日(Sun) 
読書記録:


26年前に刊行された絶版漫画。なんとか紙書籍版を入手することができました。
同時期に連載されていた、青年向け猟奇アクション漫画「ミキストリ」のスピンオフと言うか、途中からレギュラーキャラになった小説家ダニー・エルフマンをメインに据えた、ホラー短編集です。共通する登場キャラは彼の妻子のみ。
アクション要素が強かった「ミキストリ」と異なり、運動神経皆無の小説家が主役なせいか、ホラーやサイコ要素の方がメインでした。老境に達したベストセラー作家が、過去を回想しながら「この話は実話である」と執筆をしているところから始まり、書き終えたところで終わるのが様式美。210ページで7話と一話一話は短いのに、読んでも読んでも終わらない感じがして、中身が濃かったと思います。
回想している過去は、ベストセラー作家になりたての二十代後半ぐらい? もあれば、まだデビュー前の教師だった時代や、作家の卵として北欧を放浪していた、もしかしたら「ミキストリ」に初登場する寸前の頃かもというあたりや、果ては小学生の頃のエピソードまであります。
……この人がやたら怪奇現象に巻き込まれる体質だったのは、なにも陽介さんに会って『神(ウイルス)』に感染したからって訳じゃなかったんですね(苦笑) むしろあれは必然だったのかもしれないww
そして意外とヤることもヤッている、自称冴えないおっさん……なんだかんだで一番人生勝ち組なのは、やっぱりこの人なんじゃないだろうか。
ともあれ、面白かったです。

ただひとつ不満を言うなら、終わり方が…… ・゜・(ノД`)・゜・
↑の電子書籍版には「1」って振ってありますけど、これ決定的に続きが無理なやつですやん……
せめて4話目の「 Peeping Danny 」みたいに、ラストを読者の想像に任せてくれる系なら良かったのに、話の中でも著者後書きでもはっきりきっぱり断言されてるんだもんよ……(しくしくしく)
いやでもまあ、あの無茶苦茶な経験をしてきたダニー・エルフマンが、ちゃんと老境に達することができたことのほうが、むしろ奇跡と言うべきなのか……?<スター・システムではなく、「ミキストリ」に登場する彼と同一人物設定らしい
そして1994年に書かれた35年後の時代に、めっちゃ古い形式のワープロ使ってる執筆光景が、判っちゃいるけど笑えちゃいますww
こういうのがあるから、うっかり小説内でキャラが年取った頃の未来を書けないんですよねえ。いっそ数百年後とかの、まったく文明が隔絶した時代設定なら良いんですけど……
No.1881 (読書)


 幸せカナコの殺し屋生活 2巻
2020年03月14日(Sat) 
読書記録:


ブラック企業のパワハラで心が折れて、退職した挙げ句に気がつけば殺し代行業者へと転職。
今どきの殺し屋は、常識的な勤務時間に福利厚生も完備。上司と同僚にもなんだかんだで恵まれて、カナコは殺し屋として天才的な才能を開花させつつ、公私ともに充実した幸せな日々を ―― って、それで良いのか? なWEBから書籍化ギャグ漫画、2巻目。
ページ数の割にお高めなのは、全ページフルカラーだからです。豪華。
これシュールな内容で悪人をゴミのように殺していく、でも読んでいると何故か心がほんわかするというか、なんとも言えない気持ちになれるんですよね……
前巻ラストで登場したドヤ顔が超うぜえ刑事さん(カナコに一目惚れ空回り中)のその後が、(さっさと退場してほしい方向で)気になって購入してしまったのですが。

さ、桜井さーーんーーーーっっっ!?!?!?

レビューでめっちゃ桜井さん連呼されてた理由が判りましたよ! しばらくあの見開きに見入ってたわ!
もうね、最っ高ww
私はやってくれると信じてた!
いやでも詰めが甘いといえば甘いのか……? ああもうこのツンデレがーーーーっっっ(ごろごろごろーーっ)
そういえば桜井さん、社長の息子じゃなかったんですね。顔つき似てるから、てっきり血縁だと思ってました。そう言う情報がちまちま出てくるのも面白かったです。
あとカナコ、才能もあったけど、でもめっちゃ努力もしてたのね……というか、それだけ努力してても前の職場でパワハラ受けてたの、想像するとマジ泣けてくる…… ・゜・(ノД`)・゜・
No.1879 (読書)


 もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた
2020年03月13日(Fri) 
読書記録:
■もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた【Web版】 〜351 突破方法
 https://ncode.syosetu.com/n7009fc/

突然の土砂災害に巻き込まれた青年は、その死の寸前まで……いや、死んでからもなお、『みんな』を助けることのみ考えていた。しかし自身の魂すらをもすり減らし、高次の世界まで辿り着いた彼にもたらされたのは、その『みんな』も既に死んでいるという、残酷な事実。
理(ことわり)は変えられない。絶望に魂ごと崩れていこうとした彼を、白髪の老人 ―― おそらくは『かみさま』 ―― が止める。
最期の時に、青年が皆を助けたいと思ったように、皆もお前を助けようと思った。その皆の魂が一部お前に入り込み、今にも消滅しようとしている魂をなんとか繋ぎ止めている。
そんな魂が消えていくのは惜しい。しかしそこまで傷ついた魂を、そのまま修復することも難しい。だから『よそ』へ行ってみるか? と。
老人いわく、他の世界へと送れば、魂の修復は出来る。その繋がりがあれば、皆をその世界へ呼ぶこともできるだろう。ただし儂ができるのは魂の修復まで。あとはお前の頑張り次第だ、と。
えっ? それって頑張って……なんとかなるものなの?
とまどう彼へと、老人はうなずいてみせる。
「綺麗な魂の迷い子よ、次は、悔いの残らぬようにな」
そうして次にはっきりと意識を取り戻した時 ―― 彼は見知らぬベッドに横たえられていた。なんでも気を失って海岸へ打ち上げられていた所を、その地の領主が助けてくれたらしい。
薄桃色でふわふわの産毛と、小さな角の生えた巨大なヘビを肩に巻きつけた領主 ―― カルロス・ロクサレン様は、貴族らしからぬ豪快な笑顔で声をかけてくる。
「ぼうず、丸一日寝てたんだ、腹減ったろう」
そう、彼は正しく『ぼうず』となっていた。
どうやら魂の損傷が大きすぎて、無事な部分を寄せ集めて修復した結果、2歳児の身体になったらしい。
えっ……てことは……寿命、2年分しか残ってなかったの? あっぶな……
内心で冷汗をかく元青年、今は幼児になってしまったユータを、ロクサレン家の人々は快く受け入れてくれて ――


神様転生系で、現代知識で無双、もふもふ、総愛され。現在300話オーバーでなおも連載中。書籍化・コミカライズ済。
一部厳しい世界で、基本的に子供達の精神年齢も高め。でも鬱展開はなく、ひたすら優しい雰囲気でほっこりできました。
主役の年齢がまだ公称5歳、実質4歳なこともあるのでしょうが、親愛・家族愛方面での溺愛はあっても、恋愛やハーレムは一切匂わされないのも評価高し。キャラの男女比も不自然じゃないですし。
むしろチートなのは、最初に拾ってくれた領主様御一家(使用人含む)。
元A級冒険者達が、国から首輪の意味で辺境伯の爵位を押し付けられたのを、鎖ぐらいいつでも引きちぎれるけど今はまあ持っておいてやるか、程度の認識でいる人達なので、強い強いww
あと主役が「前世を含めれば精神年齢**なのに」とか言わず、今の自分は前世とは別物。身体に引きずられて精神も幼児になっていると自覚してるので、少々アレなことやらかしても「まあ幼児だしね、うん」と見守れます。
もはや聖人レベルで「それ許しちゃいかんだろ」ってことをあっさり許してしまうのも、そもそもが聖人レベルで魂が清かったから、転生が可能になったんだと思えば^^;;

登場キャラが多い割に、再登場のたびにちゃんと補足を入れてくれるためか、混乱が少なかったのもいいですね。
個人的には、ツンデレなおっさん隠密が好きww
神獣ルーはもっと出番が多いかと思ったら、なにやら過去に屈託があるようで、なかなか素直にユータを構いにこないのがもどかしく。彼が何を気にしているのかも、早く知りたいところですが。
あ、領主様は別格です。イケメンなのに身なりに構わない、無精髭の豪快なおっさん(16歳の息子あり)。でも領主として父親として、家族と民を大切にして、やる時はきっちりやる大きな背中の持ち主。なお生活能力は皆無とか、最高かよww
あと実は凄腕魔法使いで、いざという時は汚れ役も辞さないクールな老執事が、2歳児に落とされていく様もご馳走さまです。
最初にアレな目にあった護衛のタジルさんは、もうちょっと出番を期待したくww

そしてハンドメイドをかじった人間としては、作者さまが参考画像としてUPしておられる、羊毛フェルトのクォリティが高すぎて打ち震えております。

■作中もふもふ参考画像 *ネタバレあり 2019/8/3 追加
 https://ncode.syosetu.com/n7009fc/1/

もっぱら作中に登場する架空のもふもふ達のものなのですが、もう脳内では完全にその姿で再生されてますよ。ラピスめっちゃ可愛い! ムゥちゃんなんて、文章だけではよもやこんなにも愛らしい存在だとは想像できなかったっっ
プリメラの自然なラインとかもすごすぎる……私は自分が立体造形能力皆無なので、もう尊敬するしかありませんです。
No.1878 (読書)


 転生したら推しが王子のフリしてやってきた。
2020年03月10日(Tue) 
読書記録:
■転生したら推しが王子のフリしてやってきた。 〜50話 因果応報
 https://ncode.syosetu.com/n5236fz/

乙ゲーに夢中だった元OLが、悪役令嬢は次回アップデートで主役キャラになる、しかも個人的に最推しだった脇キャラが攻略対象にランクアップしている……という広告を読んだ直後に事故死。悪役令嬢に転生。
推しキャラへの愛があまりにも深すぎて、婚約者候補である第二王子との初顔合わせ時に、影武者としてやってきた魔法で変装してる推しキャラをひと目で見破り、歓喜のあまりそのまま気絶。
そんな彼女へと、影武者である相手も相手で一目惚れしていて……という、お互いに愛が重すぎる二人の、初っ端からシナリオを完全逸脱したあれこれ。連載中。

冒頭を適当に試し読みのつもりが、気がついたら最新話まで行ってました(苦笑)
あとでもうちょっとちゃんと読み直そう……^^;;

転生者は複数存在していて、最初は電波かと思われたヒロインも、金魚のフンを除外してちゃんと話してみると、割と普通にいい子っぽく。
重すぎる愛の持ち主同士がカップルになると、普通に甘々になる……というのは、以前読んだ「物語の裏側で」を思い出す感じですねえ。
No.1873 (読書)


 死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!
2020年03月03日(Tue) 
読書記録:
■死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました! 〜新たな死亡フラグ じゅうご
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/917441874/660334142

「喜べ、お前の結婚が決まった」
貧乏男爵令嬢リリアンは、そう言われた瞬間、前世の記憶を思い出した。結婚相手であるオーウェン公爵は、妖狐の血を引く半妖で、とても美しい顔立ちをしている。そんな彼は、リリアンが前世でハマっていた乙女ゲームの攻略対象者だった。しかもラスボスを兼ねた非常に攻略が難しい相手で……かつての妻を、『地雷を踏まれて、カッとしたから、つい』という理由で殺したという過去を持っていた。
そう、過去の妻。つまりはこれから結婚する自分である。
「おもいっきり、序盤で殺されるモブじゃないの!」
リリアンは頭を抱えた。
前世のことをはっきり思い出した訳ではないため、その『地雷』がなんであったのかもまったく見当がつかない。
しかし父男爵は既に公爵から融資を受けてしまっており、返済は不可能。結婚を回避するすべはない。
―― 尾を振る犬は叩かれず、っていうし、こうなったら、地雷を踏んでも殺されないように全力で媚びよう。
そう決心したリリアンは、見目麗しい婚約者へと、積極的にアピールしてゆく。
そんな彼女に対する、オーウェン公爵の反応は……


乙ゲーのモブ転生系。連載中ですが、第一部の「よんじゅうろく」あたりで一区切りついているので、そこで止めてもそれなりにすっきり終われるかと。なお第二部は不穏なフラグが立ちつつも、砂糖吐きそうなほど甘々です(笑)
妖狐の能力で他人の嘘が判ってしまうがゆえにトラウマ持ちの公爵様と、基本的に嘘がつけない善良突撃タイプなご令嬢との、婚約から始まる恋物語的な。あ、でも公爵様の方は、過去にリリアンといろいろあったことを覚えていて、それで婚約を申し込んでいます。
そして「殺されたくないから媚びる」と連呼しつつ、やってることの根底が「二人で幸せになりたい」なリリアンさんなので、公爵様は毎度撃沈されてます(笑)
途中から出てくる前世記憶持ちのヒロインも普通にいい人なので、特にヘイトを貯めることもなく気軽に読めて助かりました。
……もう一つの時間軸の方も、ちゃんと幸せになってくれると良いなあ……
No.1857 (読書)


 魔導具師ダリヤはうつむかない 1〜2巻
2020年03月02日(Mon) 
読書記録:




買っちゃった (。・ ω<)ゞてへぺろ
あらすじ等については、WEB版を読んだ時に書いているので省略。
1巻は「37.魔導具師はやめられない」まで、2巻は「76.雨上がりの墓参り」まで収録されていました。
……コミカライズが更新されるたびに該当箇所を読みに行っては、気が付くとあちこちをつまみ読みし返しているので、もうこの際だと購入。3巻などは、試し読みできる冒頭部分でいきなり書き足し開発エピソードがありますしww っていうかイボダイの塩焼きって何??<次のポイントセールでポチる気満々
1〜2巻に関しては、そこまではっきり解る加筆修正には気づけませんでした。もちろん見比べるといろいろ手が入っているんですが。
一番目についたのは、五本指靴下と靴の中敷きが、もともとは普通の品だったのを、ヴォルフのリクエストを聞きながら魔法付与していく流れになっていたことでしょうか。たしかにこちらのほうが、この二人らしいなあと思いましたww
巻末書き下ろしは両方とも、WEB版では完全に謎の人な、人脈チートの父カルロさん視点。
……この人にも謎が多いのですが、巻末SSを読む限り、非常に不器用な職人で娘馬鹿ですね(笑)
なんでこの人が娘の婚約者選びには失敗したのかと不思議でもあったのですけれど、そのあたりも納得できる感が。

2020/03/03 追記:
巻末のQRコードからアンケート回答すると、書き下ろしSSも読めました。
1巻はオズさんが奥さんに逃げられて、カルロパパと飲みに行った時の回想。
2巻は五本指靴下を前に意地悪くほくそ笑む、グラート隊長とグリゼルダ副長でした。

あとやっぱり初期の頃読み返すと気になるのが、ヴォルフと初お出かけの時に出会って撃退した、「君に運命を感じた」発言のナンパ野郎……こいつが実はダリヤの異母弟だったりしないかなあと。わざわざ「同じような赤髪」で、しかも運命発言してるんだもん……ラノベ腦がつい深読みをしてしまう……ダリヤの母及びその実家関係は、これまでWEB版でもまったく語られていませんが、このシリーズなら忘れた頃に、意外な方向から出てくるんじゃないかと思うんですよ。
妹の妄言信じて友情が破綻したというヴォルフの元親友も、いつか登場して関係修復してくれると信じてる……っ
No.1856 (読書)


 モブなのに巻き込まれています〜王子の胃袋を掴んだらしい〜
2020年02月28日(Fri) 
読書記録:
■モブなのに巻き込まれています〜王子の胃袋を掴んだらしい〜 市場にて
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/731619705/664338193

「実はわたし、この乙女ゲームの世界のヒロインなの! 10歳になったら伯爵家の人が迎えに来るイベントがあって、王子様とかイケメンたちに見初められて、いずれ王妃にだってなるんだから!」
友人スピカが意気揚々とそう宣言したのは、彼女とミラが8歳の頃であった。宿屋の娘であるミラと、身寄りのない孤児院の少女スピカ。確かにスピカはこの平凡な田舎町には珍しく、輝くブロンドの髪を持つ、まさにお姫様のように美しい子供だ。黙っていれば、人形のように愛らしい。
「悪役令嬢に負けないようにしないとね。ねえミラ。仲良しのあなたは特別にメイドとして、こんな田舎町から連れ出してあげてもいいわよ」
しかし、黙っていないのがこのスピカという少女だった。どこか周囲を見下すような彼女の態度は、村の女の子達から反感を買っている。男の子はスピカを可愛い可愛いと褒めそやすグループと、遠巻きにするグループに二分化されていた。
(……いやそういうヒロインって、小説だと逆にざまあされるじゃん)
得意げに話す彼女を前に、ミラはそう考え……考えてから、ふと首を傾げた。
はて、ざまあとは何だったか。
乙女ゲーム、ヒロイン、イベント、悪役令嬢。
初めて聞くはずの言葉を、何故自分はあっさりと理解することができるのだろう。
そう思ったミラの脳裏に、大量の情報が流れ込んでくる。黒髪の人々、雑踏、車のクラクション。眩い看板に、多種多様な音楽。この世界では知らない、けれど確かに知っているそれら。
どうやら自分はスピカと同じく転生者で、前世では少なくとも成人した、パティシエだったようだ。詳しいことまでは思い出せないが、異世界ものの小説、特に転生乙女ゲームものが大好きで読み漁っていた。
そうしてミラは、考えをまとめると口を開く。
「スピカ、よく聞いて。乙女ゲームの記憶を持って好き勝手するヒロインは、逆にざまあされて大体は平民落ちとか国外追放になって、悪役令嬢の方がハッピーエンドだよ」
「ふえっ!?」
「王子に不用意に近づくと、スピカなんか不敬罪で即死ぬから」
「ええ!? ざまあとかフケイザイって何!?」
このままでは、ゲーム展開に固執してイベントを無理やり起こしたりする“電波ヒロイン”となるであろうスピカへ、ミラはアドバイスすることに決める。
人の話を聞かず、上から目線で同性から反感を買いまくるスピカは、しかし同時に優しい所も持つ、ミラの大事な友人なのだから。
そうして同じ転生者としてこれまで以上に仲良くなった二人だったが、ミラの前世知識で宿の食事が向上したことで、さまざまな変化も起きてきて ――

乙ゲーのモブへ転生系。連載中。同作者の他作品とも多少リンクがあるそうです。
プロローグでいきなり婚約破棄場面から始まっているものの、そこに到達するまでがまだまだ長そう。っていうか、タイトルと作品紹介文で、ものすごーく先までネタバレされてるんですが(笑)
そして未来の電波ヒロイン(予定)は、主役の話をちゃんと聞いていろいろ努力をするので、ヘイトが貯まることはありませんでした。うん、普通にいい子。
あと過去にも転生者がいるっぽくて、醤油とかうどんとか既にある世界観なので、主役のやらかしが「いやそれ無理やろ」ってほどの開発レベルではないのも良きかな。
そして主役の出生に関してなにか秘密があるらしいので、そのあたりを早く知りたいです。
で、プロローグにいたピンクブロンドの令嬢はいったい誰ww
No.1850 (読書)


 異世界での天職は寮母さんでした 〜王太子と楽しむまったりライフ〜
2020年02月22日(Sat) 
■異世界での天職は寮母さんでした 〜王太子と楽しむまったりライフ〜
 https://ncode.syosetu.com/n8218fb/

子供の頃から母親に厳しく育てられた挙げ句、大学受験に失敗した途端「生むんじゃなかった」と言われ勘当された、19歳の山代美花。それでも祖父母のもとでなんとか立ち直りかけていたところへ、前触れもなく母が押しかけてきた。そこで言われた内容は問答無用の縁談。さすがにカッときてハエたたきを振り下ろした瞬間……叩き落としたのは老人の生首だった。
え、と驚いた彼女がいたのは、すでに日本ではなかった。
大小十六の国々を有する大大陸にて、その頂点に君臨する首長国、ハルヴァリ皇国の偉大なる初代皇帝 ―― 千年以上前に死亡し、荼毘に付されたその彼の幽霊こそが、美花がハエたたきで叩き落とした生首だったのだ。
どうやら美花の祖父母が住んでいた村とその世界とは非常に近しい存在であるらしく、村には昔から神隠しの伝説があり、その世界には異世界から迷い込んできた人々の記録が複数残されていた。一日の長さや時間の単位も同じだし、空を見上げれば星座も変わらない。恐らくかなり近い平行世界なのだと予想された。
幽霊である初代皇帝は、そんな世界と世界の狭間を漂っていた際、たまたま美花を巻き込んでこちらの世界へ戻ってしまったのだと言う。責任を感じた彼(生首)は美花の後見となり、職も用意してくれた。それは寮母さんである。
初代皇帝の死後、その領土は子孫と忠臣達によって十六に分割され、それぞれ別の国となった。しかし彼らは現在でも初代皇帝と首長国を始祖として崇めている。各国の王位を継ぐ王太子達(女性含む)は、14歳になるとハルヴァリ皇国へ送られ、そこで3年間寮生活を送りながら勉学に励むのが習わしとなっていた。侍女や護衛などは一人も伴わず、自由になる金銭は自らが労働して得たもののみ。そうして他国の王太子らとも交流しつつ、一国を率いる者としてふさわしい存在に成長するべく、さまざまなことを学ぶのである。
そんな彼らを見守るのが、初代皇帝の生首 ―― もとい幽霊と、現在の皇帝と寮母である。初代皇帝が偉大なる祖父であるならば、当代の皇帝は頼れる父であり、寮母は尊敬すべき母となる。
そんな由緒正しき寮で、五十年近く寮母を務めてきた大ベテランである女性が、年齢を理由に引退することとなった。美花はその後任となったのだ。
現在の皇帝リヴィオ・ハルヴァリは、まだ弱冠25歳。しかしこの大陸で唯一猜轍辞瓩噺鴇里気譴詒爐蓮△修慮書に相応しく堂々とした威厳と見目麗しい容姿を持つ、まさに完璧な猊祗瓩任△辰拭N誓犬燭舛呂澆福彼を尊敬してやまない。
しかし年若の彼らにとって、異世界人である美花はまだまだ頼れる存在とは言い難かった。しかもリヴィオ皇帝には、王太子達にはけして見せない一面もあって ――

「天井裏からどうぞよろしく」の、くるひなた さんの異世界トリップもの。書籍化・完結済、ダイジェスト化なし。
祖国では様々なしがらみや権謀術策に巻き込まれがちな王太子達が、三年間だけそれらから開放され、絶対的な庇護を得られる貴重な学生期間。年齢的にはむしろその王太子達の方に近い美花もまた、彼らと交流を深めながら成長し、己の過去や親との確執を振り返る的な感じです。
基本的には優しい世界ですが、ハルヴァリ皇国以外はかなりドロドロというか、ハルヴァリ皇国のありようそのものにもどこか歪(いびつ)さがあるのは、割と最初の方から匂わされています。なんというか、箱庭や閉ざされた楽園的な印象。そのあたりについての理由なども終盤語られていくのですが、けっこういろいろどんでん返しがあって面白かったです。あ、ちゃんとハッピーエンドですのでご安心を。
一見完璧なイケメン皇帝陛下が、美花の元では本性をさらけ出していたり、美花もかなり遠慮会釈なかったりとかはお約束★
……陛下のドン引きな寝方の理由なんて、知ってみるとかなり同情できるというか、泣けてきますよ。
そもそも十五の国の王太子達には三年の庇護期間がありますけど、首長国ハルヴァリの皇太子にはそれ、ないっぽいんですよね。それで即位したら若い時から寮生達の完璧な父親役を義務付けられてるとか、気の毒すぎるかもしれない……
No.1842 (読書)


[1] [2] [3] [4][5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24]

<< 2020年08月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

サーチ :



にほんブログ村 ハンドメイドブログ タティングレースへ
にほんブログ村

 最新の記事
 悪食令嬢と狂血公爵〜そ..
 転生賢者は娘と暮らす。..
 Magic Paradise ダニ..
 幸せカナコの殺し屋生活..
 もふもふを知らなかった..
 転生したら推しが王子の..
 死にたくないので、全力..
 魔導具師ダリヤはうつむ..
 モブなのに巻き込まれて..
 異世界での天職は寮母さ..

 最新のコメント
 sakura さん、こんばん..
 by 神崎真
 at 2020/08/04 17:40:49
 「優雅な額縁」ってタイ..
 by sakura
 at 2020/08/04 00:07:37
 エビチリさん、こんばん..
 by 神崎真
 at 2020/08/01 21:09:04
 Janさんの指定糸がKordo..
 by エビチリ
 at 2020/08/01 09:52:19
 次兄が家の書類ひっくり..
 by 神崎真
 at 2020/07/28 12:32:37
 契約内容がわからんのは..
 by ちなつとも
 at 2020/07/28 11:05:56
 エビチリ様>
 by 神崎真
 at 2020/07/23 09:37:42
 黒本の表紙はいつかは〜..
 by sakura
 at 2020/07/23 06:54:08

 カテゴリー一覧
 更新(81)
  タティング フリーパターン(7)
  タティング 技法(4)
 創作(607)
  タティングレース(522)
  小説(26)
 読書(232)
 電脳(66)
 映像(41)
 日常(102)
 その他(3)

 最新のトラックバック

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  




 

Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41