よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 1巻
2019年06月13日(Thr) 
読書記録:


悪役令嬢モノなのに、視点が転生した令嬢ではなく婚約者の王太子側だというのが新鮮なお話の、コミカライズ版。
あらすじについては、原作小説のWEB版を読んだ時に(以下ry
令嬢が破滅ルート回避に向かって努力するのではなく、王太子とヒロインの幸せのため、進んで没落ルートに突き進もうとするのが異色です(笑)

1巻目は令嬢バーティア8歳。婚約後の初顔合わせから始まって、どんどん話が進み、13歳で学院に入学して同学年のヒロインや、攻略対象者達が一通り揃うところまで収録されていました。

■自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 | アルファポリス
 https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/44000215

作画の蓮見さんが、「原作の世界観そのままに出来ていれば良いなあと思います」とおっしゃっている通り、しっかり原作を大事にしてくださっていて、うんうんこんな感じ! と拳を握りたくなる良コミカライズだと思いますvv
もうね、表紙からして、バーティアのドレスがちゃんと薄黄色メインなあたり、判ってらっしゃる! しかもよーーーく見ると彼女、ちゃんと首に鎖(殿下からのプレゼントのネックレス)がかかってるし! 作画が細部まで細かいよ。背景もしっかりあるし(笑)

さらに話の密度が……200Pもない、普通よりも薄めの1冊なはずなのに、なんかもうお腹一杯ってぐらい読んだ気がします。 ってか吹き出すのこらえすぎて、むしろ腹は痛いww
削られたエピソードはほとんどなく、逆にWEB版小説よりも内容が増えている気が?<クールガン勧誘まわりとか、あんなに細かくなかったような
表紙カバー外したところにまで、そう言えばこんな一幕あったなってやりとりのマンガが隠されてました。
そしてバーティアはほんとバーティアだし、リアルチートなアンドロイド王子もといセシル殿下の冷静なツッコミもマジセシル殿下。
バーティアの一生懸命な斜め上の努力と言い、それを笑顔という名の無表情で観察……もとい見守る殿下の真っ黒さと言い、実にいい感じ★
そんな完璧万能殿下が中盤で冷や汗をかいていて、うーん、そりゃ映像的に判りやすくても、ちょっとこの表現は……と思ったら、続く「暑くもないのに出てくるこれは、あの有名な冷や汗だろうか」ってモノローグで、ああ確かにこれ原作でもあったわ! と思い出したり。

あとは、乙ゲーもので陥りがちな、複数の攻略対象とさらにそのお相手が一気に登場する分、キャラが多すぎてどれが誰だか混乱しちゃいがちな部分。それがマンガだと映像的に判りやすいのもありがたく。
しかも各キャラ登場シーンを絵と合わせて読んでようやく気が付けた、それぞれのネーミングが(笑)
本来は悪役令嬢だったバーティアのミドルネームが「イビル」だったり、攻略対象のクーデレキャラが「クールガン・デレス・〜〜」だったり、「バルド・ノーキンス」が体育会系(脳筋)、「ネルト・クラム」は根暗ボソボソ系で、小動物系男子が「ショーン・ターコイン・〜〜」。「チャールズ・ラオネル」に至ってはチャラ男てww
他にも変態ロリコンの「ローリー・コンサブティエ子爵」とか、悪徳貴族の「サギール男爵(詐欺)」に「コンモールノ伯爵(小物?)」とか、小説読んでる時には完全スルーしてましたよ(苦笑)
セシル殿下とか他のキャラのネーミングにも、まだ気が付けてないだけでちゃんと意味があるんだろうか……(どきどき)
No.1289 (読書)


 一般人な僕は、冒険者な親友について行く
2019年06月08日(Sat) 
読書記録:
■一般人な僕は、冒険者な親友について行く 〜119
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/198287835/346159012

どこにでもいそうな、ちょっとおとなしめで優しげな雰囲気を持つ男子高校生 新田聖と、その幼馴染にして親友である佐藤春樹。彼らは二人並んで学校への道を歩いていたが、聖が何かを踏んで滑ってしまい、とっさに隣にいた春樹の腕を掴んだ。そして次の瞬間 ―― 二人はそれまでいた場所とはまったく似ても似つかぬ、だだっ広い草原の中にいた。
よく判らないが、とにかく自分は何かをやらかして、それに親友を巻き込んでしまったらしい。それだけは理解した聖が、まず謝ろうと口を開く。
「ごめん春樹、なんか巻き込ん――
「っっしゃあ――っ!! 異世界テンプレチートきたコレぇぇぇ!!」
 ――だのは問題ないんだね。よくわかったとりあえず落ち着いてくれ話し合おう」
鋭い目つきや、先祖に海外の血が混じっていることで茶色がかった髪と瞳をしていることから、周囲や親からさえ不良のレッテルを貼られていた春樹だったが、実はそんなことなどまったくなく。むしろ彼は読書やゲームが大好きな……重度のオタクだった。
異世界トリップと言えば冒険者。冒険者と言えばギルド。そんな春樹の主張により、とりあえず近くの町を探し、やはり存在した冒険者ギルドへと二人は足を踏み入れた。そうして貼られている依頼表を眺めてみる。
と、春樹が首をかしげた。
「なんでスライムなのにゴブリンとかより高いんだ? なんか特殊なのか?」
その瞬間、ギルド内を衝撃が駆け抜ける。
「おい、今、スライムが弱いって、言ったか?」「……まじか……」「誰かギルマス呼べ! 落ち人だ!!」
そうしていきなり面会することとなったギルドマスターから説明された内容によると、この世界には違う世界から何らかの原因でやって来た者が、物語に登場するほど昔からそこそこの数存在しているらしい。そうして彼らは何故か、ほぼ9割の確率でスライムを弱い魔物だと思っているのだと。
剣で切ればその数だけ分裂し、毒薬を投げれば吸収する。魔法もまったく効かないスライムは、討伐すること自体がほぼ不可能。それがこの世界の、子供でも知っている常識なのだと。
そんな、不思議なぐらい常識が欠落しているにもかかわらず、誰も知らないような知識を持つ人々 ―― 落ち人が、特に多数存在した時代があった。
300年ほど前のその当時、多くの落ち人たちは何故か己を特別な存在だと思い込み、この世界の人々の言葉を聞くことも忠告に耳を貸すこともなかった。結果、この世界をゲームのように攻略しようとしては、命を落としていったのだという。
そんな事情から、やはり落ち人のひとり ―― クソみたいな国にクソみたいな理由で召喚されクソみたいな扱いをされた結果、その国を滅ぼして新たな国を建国した ―― 英雄王ナナキ・アベ・サンドラスを中心として、落ち人救済運動が始まったらしい。そして現在では落ち人に関しての様々な知識が広められ、見つけたら冒険者ギルドへと連絡することが浸透しているという。
何故冒険者ギルドかと言われれば、それはいろいろあるのだが、一番の理由としては、基本的に落ち人は冒険者ギルドに集まるから、らしい。それが落ち人だから、と。
そんな訳で、英雄王が遺したメッセージとプレゼントを受け取った二人は、ギルドで冒険者登録を行った。
その結果……

名前:ハルキ・サトウ
職業:守護者

名前:ヒジリ・ニッタ
職業:主夫

春樹はともかく聖の主夫という職業は、完全なる非戦闘職であった。
が、春樹のテンションはとどまるところを知らない。
「強くない職業を与えられた主人公。でもそれはチートの始まりだった! ビバ、異世界ファンタジー!!」
むしろ己のほうがよっぽどハイスペックで主人公っぽいであろうに、彼はひたすら聖こそが最近主流のテンプレ主人公だと主張して譲らない。
そんなこんなで、二人で冒険者として活動を始めた彼らは、とにかく楽しく生きようをモットーに、主においしい食事を求めてひたすらマイペースに突き進んでゆくこととなる。
そうして、異世界の不思議や過去にやらかした落ち人たちのあれこれに頭を抱える彼らもまた、「これだから落ち人は……」と、無自覚に周囲の者を振り回しまくるのであった ――


テンプレが多重崩壊して、もはや何がなんだか判らなくなっている、異世界トリップもの。連載中でちょいエタり気味?
とりあえず、鬱展開はほぼないです。
いや、現在の時間軸でも、テンプレ召喚勇者を強制洗脳して敵国に鉄砲玉させるろくでもない国とか存在するのですが、そこに『偶然』介入していろいろ捻じ曲げちゃうのが落ち人クォリティww
そして優しげな自称一般人で、怒らせると一番怖いのが主役ってのは、やはりお約束(テンプレ)ですね。
途中で登場する、同時期に召喚されたクラスメートがめっちゃうざいの(春樹を不良だと信じて疑わず、優しい聖くんを、この世界では特別になった私が助けてあげなくっちゃ! と盲信してるタイプ)ですが、きっちり(斜め上の方向で)報復していきます(笑)
春樹の方は、もともと聖が唯一だった上に、この世界では鋭い目つきも茶髪もなんら問題視されないので、もう生き生きと異世界ライフを満喫してますし。
とにかく気軽ーに読める、一周まわって清々しいほどにエンターテイメントになってるお話でした。
新たな落ち人とか、カエデ様とグレイスのお話とか、いろいろまだまだエピソードが残っているので、続きを楽しみに……したい……
No.1283 (読書)


 C.M.B.森羅博物館の事件目録 35巻
2019年06月07日(Fri) 
読書記録:


日本人バックパッカーがタイで安い大部屋に泊まっていたら、いきなり警察に踏み込まれ、荷物の中から身に覚えのない覚醒剤が出てきて逮捕されてしまい……「ドミトリー」
死亡した大富豪の元から大量の美術品を買い付けたマウが、保管料や保険料などの経費を安く上げるために取った方法は……「クリスマスのマウ」
山で遭難した親子連れ。意識のない父親に代わり電話で山岳救助隊へ助けを求めた少年だったが、彼の説明に合致する場所に、二人の姿はなく……「ドングリとマツボックリ」
二週間前、自社ビルで起きた殺人事件。その犯人に合致するのはお前しかいないと、警察に詰め寄られたサラリーマン。しかし二週間も前の夕方に、何をしていたかなどなかなか思い出せなくて……「アリバイ」
以上、四編が収録されていました。
なんというか、雰囲気がだいぶ初期の頃に戻った気がします。特に「ドミトリー」と「〜マツボックリ」は、久々に森羅の博物学的知識が活用された印象が。あとどの話も、そこまで後味が悪くなかったのも、安心して読めました。
QEDもCMBも、ときどき容赦なく人の心の闇を抉ってくるから、予断を許さないんですよね……
No.1278 (読書)


 コミック シャーロック・ホームズ 赤毛連盟
2019年06月05日(Wed) 
読書記録:
コミック シャーロック・ホームズ 赤毛連盟 (ミッシィコミックス)
JET 宮越 和草 天野 瑰 コナン・ドイル
宙出版 (2015-10-26)
売り上げランキング: 241,041

400ページちょいある、コンビニ廉価版の、漫画版シャーロック・ホームズ。
……てっきりJETさんのものだと思って購入したら、三人の共著でした。JETさんのやつ、全部別の傑作選で読んでたよ _| ̄|○

『赤毛連盟』『曲がった男』JET
『緋色の研究』『白銀号事件』『四つの署名』宮越和草
『唇のねじれた男』『入院患者』『マスグレイヴ家の儀式』『黄色い顔』『黒い盗人』天野瑰

他のお二方も、以前お見かけした絵柄ではあるんですが……うーん(苦笑)
宮越和草さんは、かなりすっきりしたタッチで少女漫画チック。ワトソンさんに髭があるのと、ホームズさんがコカイン使用してるのは評価高し。そしてホームズさんがかなり判りやすくワトソンさん大好きっ子(笑)
『四つの署名』のラストで、さて反動が来たとコカインの壜取り出すホームズさんを見て、「やっぱりほっとけないなあ」とため息をついて、帰っていくメアリを見送っちゃうワトソンさんという展開になってました。……そう言えばグラナダ版もこうだったか?
天野瑰さんの絵はちょっと雰囲気があって、あえて言うなら耽美より?
限られたページ数の中で取捨選択が必要だと判ってはいますが、ちょいまとめきれていない印象。『唇のねじれた男』では、ワトソンさんが同道した意味がまったくない上、謎が解決した後のセントクレア氏についての説明も全然なし。原作にない遠乗りなんかしてる暇があったら、そこらへんにページ割いてくれよぅと思っちゃいました。あ、もちろんメアリは影も形もなかったです。『マスグレイヴ〜』も、ホームズさんが回想話を語って聞かせるのではなく、二人で旧友宅へお呼ばれして、いっしょに宝探ししてるし。これもグラナダ版と同じ展開でしたっけ?
そして最後の『黒い盗人』は、タイトルも内容もまったく覚えがないなあと思ったら、やっぱりドイルの原典には含まれていない作品らしく。
ちょっと検索してみたんですが、パロディ(パスティーシュ)ともオリジナルストーリーともあって、正確に誰の作品かは判りませんでした。
話的にはまあそれなりに面白く。あ、トリックは一発で判りました(苦笑)
ただ、ああいう判りやすい人情を露わにするのは、ホームズさんよりワトソンさんの役目じゃないかなって印象でした。ライヘンバッハから帰還した後を想定してるのかなあ。
No.1275 (読書)


 天使たちの課外活動6 テオの秘密のレストラン
2019年06月04日(Tue) 
読書記録:


茅田さんの未読分、ようやく消化終了。
あ……もものき事務所がまだ一冊残ってるか……?

あーまあ、ともあれ。
刊行から一年近く経ってるのにようやく追いつけました。
……珍しくリアル店舗で購入したら、奥付確認した店員さんに「新刊じゃないですけど大丈夫ですか?」って念押しされたよ(笑)<未だに初版が帯付きで平積みされていた
内容はタイトル通り。故人なのが惜しすぎるスーパーチートなアンヌ奥さんの生前の手配りにより、老朽化した店舗を改装することになったテオドール・ダナー。
店を閉めなければならない三ヶ月間のこともちゃんと手配済みで、昔テオやアンヌと同じ店で給仕をやっていた、実は実業家の息子だった男が中央座標(セントラル)に新たなホテルを建てるというので、そこで本格開業前の試用期間中、料理長を務めながら若手料理人を仕込んでほしいという流れ。
いきなり店の情報サイトが勝手に書き換わっていくわ、故人からメールが届くわで、最初はパニックを起こした息子夫婦と義父さんたちですが、アンヌだからですべて終わるあたりがww<テオさんは料理できればどうでもいい人だから驚かない
その後は、開店前のホテルでいつものテオさん節であっちゃこっちゃを振り回しまくった挙げ句、こりゃ自分たちだけで親父のフォローは無理だと判断した息子夫婦がルウにヘルプを求め、週末だからと金銀天使も同行。
いつものごとく、値段なんか関係なしに一流の調度品をガンガン選んでいく中で、最後にテオが「ここには、前にアンヌが気に入ってたあの絵がいい」と言い出したのが、よりによって人類の至宝とも呼ばれる「あの絵」で……と。
はい、茅田さんのファンならば、「あの絵」がどの絵かはもうお判りですね(笑)
今回は金銀黒天使よりも、完全にテオ。っていうか、課外活動シリーズは半分がテオのお話になってませんかね。この巻なんて、怪獣夫婦もライジャも出てきてませんし。
ただ後書きによれば、この話、まだ終わってないそうなんですよ。実際、「いよいよ開店だった」ってとこまでしか到達してませんし。
上流階級向けの隠れ家的ホテルなので、試用期間が始まったら、怪獣夫婦やジャスミンなんかも泊まりに来るんじゃないかなあと期待しつつ、続刊を待つことにします。
No.1274 (読書)


 海賊王と開かずの《門》 海賊と女王の航宙記2
2019年06月03日(Mon) 
読書記録:


WEB再録じゃない書籍をここまでがっつり読むのも久しぶり。
ともあれ。
「パピヨンルージュと嵐の星」の続きですが、さらにその前、2007年に刊行されている「大峡谷のパピヨン」もおさらいしておかないと、やっぱりいろいろ判らなくなると思いました<もちろんおさらってから読んでる
「大峡谷〜」のラストでは、なんかいろいろ面倒になったのか、密輸業者への報復とかもせずに放り出して行っちゃって正直あれ? ってなっていたのを、いまになっての回収ですよ。長えわ!
ざっくりまとめると、前巻ラストで起きた監禁立てこもり騒ぎの主犯を、「大峡谷〜」ラストで追放された阿呆二代目が手引きした疑惑が浮上。捕まえて締め上げたら、借金で首が回らなくなったので、父親の形見のペンダントを売り飛ばし(騙し取られ)てた。そのペンダントは、立てこもりが起きた宇宙施設のすべてを制御できるマスターキーになっていて、使えば施設の大部分をパージ(切り離し)することすら可能というもの。増築に増築を重ねて、現在は数万人が居住&複数の一流会社の開発工場すら入っている施設でそんなことをやられたら、立派な大規模テロになるってことで、超特急で回収するべく奔走する羽目に。
で、いろいろ調べている内に、ペンダントを騙し取ったのが、「大峡谷〜」の最初でケリー達が間違われた、未登録の《門》を使う密輸業者と判明。そしてその密輸業者が今まさに運んでいるのが、ジャスミンの元同僚が務める会社から横流しされた、宇宙空間の障害物排除用核兵器。
そんなものを人が住む惑星に落とされれば、共和宇宙全体を巻き込む大騒ぎになる! と話が大きくなってきたところで、めったに安定指数が上がらないため、どこに繋がるか密輸業者しか知らない未知の《門》をケリーが跳ぶ! 的な感じ?
……前巻で気になっていたディアス社の経済状況や、いろいろやらかしていた『善意』の空回りお姉さんは、今回まったく関係ありませんでした。おのれ、きっとなんかの伏線だと思ってたのに(苦笑)
あと、今回は《門》関係だからケリーの活躍よね! って思ってたのに、またもいろもろ女房に持ってかれてました……いや例によって安定度数六十五の《門》跳んじゃったりしてるけどさ……そう言えばもともとケリーって、どっちかと言うと内助の功(笑)なタイプだったっけ。あの女王様を『内助』できるってだけで充分すごいけどww
口絵登場のゲストキャラ、売れっ子モデルのオルガさん及び彼女の故郷(二手に分かれて内戦中の、世間知らずな独裁政権という、第二のウィノアの異名持ち)に関しては、相当な設定とキャラ付けがあるっぽいので、これはまた別の巻でいずれフォローありかな……? むしろ俳優のトレミィが再登場してきたことにびっくりです<こっちも、ついでに「サイモンの災難(2008年刊)」おさらってなかったらたぶん判らなかった

……判らないと言えば、ケリーが博物館化したクーアキングダム振り回して、息子と一緒に大気圏近くに跳躍やらかす活躍回があったと思うんですけど、あれってどの巻だったっけ……? 250センチ砲とやらがいつ登場したのかも思い出せない……
No.1273 (読書)


 パピヨンルージュと嵐の星 海賊と女王の航宙記1
2019年06月02日(Sun) 
読書記録:


積読消化週間に基づき、積みっぱ(ry
リィ達学生組が登場しない巻は、別シリーズとして独立させることにしたのでしょうか?
今回はクラッシュ・ブレイズの中の一冊だった「大峡谷のパピヨン」のほぼ続編でした。
大峡谷〜で伝説の飛翔士として鮮烈に駆け抜けて姿を消したジャスミンことパピヨンルージュに、整備士だったガストーネから、ちょっとやっかいな新レースのテストパイロットをやってほしいとの依頼が。自分はもう引退した身だからと断ったら、ディアス社の筆頭株主としての責務があるだろうと突きつけられて、「そういえばそうだった」と思っちゃう、ひとつの星の一流企業からの収入程度、まったく目に入っていないジャスミンがww
で、テストコースまで送り届けついでにちょっと見物するだけのつもりが、「あのパピヨンの旦那!」ということで関係者連中にケリーまで取り巻かれーの、テスト飛行では相変わらず周囲の度肝を抜きまくりーの、前回目的だけ果たしてトンズラしたツケでいろいろあったことへのフォローにまわりーので、割とほのぼのした日常展開が続くと思ったら、最後の最後できな臭い事件が起こり、表面上はさくっと解決つけたものの裏にはまだ事情が隠れていそうで……というところで、この巻はおしまい。
次巻もあると知ってはいましたが、ここまではっきり話が続いているとは思いませんでした。内容的には前後編とか上下巻に近いですね、これ。大峡谷〜と合わせて、上中下巻と言っても良いかも。
さらっと触れられていたディアス社の経済状況とか、妙に思わせぶりな大統領の息子の嫁とかは、次巻で関わってくるのかなあ。
そして今回はジャスミンにくっついて回って、あちこちで腹抱えて笑ってることが多かったケリー、次巻はタイトルに《門》とあるだけに、活躍を期待したくvv
……しかし、大峡谷〜でもけっこういい味を出していて、今回も話の軸のひとつとして登場シーンが多かったのに、まったく挿絵に描かれなかったダイナマイトジョーが悲しい……ほんとに内面いい男だから、身長差30cmのツーショットをぜひイラストで見てみたかったのに〜〜
ところでダイナマイトジョーというレースネームを見て、最初にサイボーグ009を想像したのは私だけでしょうか(笑)<あっちはハリケーンジョー
No.1272 (読書)


 領民0人スタートの辺境領主様 1巻 蒼角の乙女
2019年06月01日(Sat) 
読書記録:


あらすじについては、WEB版を読んだ時に書いているので割愛。
第二章のラスト、隣領の新領主エルダンと出会ったところまでが収録されています。

書き足しでまず目立ったのは、アースドラゴンとの戦闘がより緊迫感のあるものになっていた……っていうか、私はもともとコミカライズ版から入ったので、こちらのほうが馴染みのある感じなんですが。

■領民0人スタートの辺境領主様|コミック アース・スター
 https://www.comic-earthstar.jp/detail/zeronin/

WEB版ではひたすら甲羅殴るだけで、反撃一切されないまま倒しちゃったのが、書籍ではちゃんと戦闘になっています。コミカライズはそっちに準拠していたんですね。
アルナーが攻撃された時の、ディアスの豹変っぷりもちゃんと挿絵がありましたしvv
そうそう、挿絵もコミカライズとさほど違和感のない雰囲気です。
ディアスがちゃんと年相応で、かつ戦斧振り回すパワーファイターに相応しい、ゴツくて傷だらけで素朴なおっさんであることが非常に好感度高く。
気になるのはひとつ、セナイとアイハンが挿絵だとちょっと歳いってるかなあってところでしょうか。
本文を読む感じ3〜4歳。行ってても5〜6歳だと思うんですが、本文挿絵だともうちょっと上に見えるし、2巻の表紙に至っては十歳ぐらいっぽい……アルナーが15歳で母親役やるんだから、そこはやっぱりしっかり幼児であってほしいのですよ。
けっこう過酷な草原の暮らしで、我儘をある程度微笑ましく見守ってもらえるのも、幼児だからこそでしょうし。
でもそれ以外はすごく雰囲気出ている感じで満足至極。
書き足しに関しては、他にも巻末に35ページぐらいほど、ディアスとアルナーの賊退治(共同作業)と、あとディアスが知らない結婚式(ディアスの中では婚約式)の翌日のアルナー視点のお話がありました。さらに初版限定特典リーフレットに、アルナーが染め物をする日常SS。

後書きでも触れられていましたが、この作者さんは本当に遊牧民の生活について興味がおありで、いろいろ調べておられるんだなあとしみじみ思います。日々のなんてことない習慣とか、染色のやり方とかが、すごく地に足ついた「こういうのありそう」っていう描写で。
中世ヨーロッパ系が多く見られる異世界モノとしては、かなり珍しいテイストかと。
自覚のある馬鹿と言うか、学はないし記憶力なんかもアレだけれど、でも本当に大事なところはきちんと押さえている主人公が、過酷な世界情勢の中でも親しい人達には慕われながら、自分の手の届く範囲をほのぼのと幸せに形作り、日々堅実に過ごしていく優しい世界観に安心させられるのでした。
No.1270 (読書)


 幸せカナコの殺し屋生活 1巻
2019年05月28日(Tue) 
読書記録:


パワハラに心が折れてブラック企業を退職したOLが、病んでた勢いでどう見つけたのか自分でも記憶が無いまま面接に行ったのが、暗殺代行業の会社。
人殺しなんかできるわけない! と慌てる彼女だったが、人に笑われたくない一心で身につけた気配を消すスキルと、毎日終電後まで働かされて走って帰っていた体力、そして社長をして天才と言わしめるセンスによって、殺し屋としての才能を開花させて ――

全ページフルカラー四コマで語られる、ちょいブラックだけどなんだか心がスッキリするギャグ漫画。
……やってることは人殺しなんですけど、なんというかね、こう……うん。
これ読んで、世の中捨てたもんじゃないよねって思っちゃう人は多いんじゃないかなあ。カナコちゃん、新しい職場で上司にも先輩にも恵まれて良かったねえ ・゜・(ノД`)・゜・
ってか、桜井(先輩)さん、ツンデレーーーww
けっこういろいろ気遣って、なんだかんだと優しいこと言ってあげてるのに、自己評価最底辺のカナコちゃんに伝わってないのが気の毒面白くてww
12話でのデレっぷりと、そのひとつ前のページでスマホ確認してるシーン最っ高★
もうこれ16話が良い最終回だったと思うんですが、最後のOMAKEの引きっぷりがヒデえ。これじゃあ2巻買わずにはいられないじゃねえか! 踊らされてるよ!!
とりあえず、ドヤ顔が超うぜえ刑事さんは、桜井さんさっさとなんとかしてやって下さい。
読者は貴方を応援してるぞww
No.1261 (読書)


 天使たちの課外活動5 笑顔の代償
2019年05月27日(Mon) 
読書記録:


茅田さん読みたくなったタイミングを逃すまじと、もう何年も積みっぱなしだった課外活動5巻に着手。
ヴァンツァーの隠し子騒動とかいう煽りを以前見かけていて、いったいどんな事になっているのかとはらはらしていたら、まったく想像の斜め上を行く方向で、さすがは茅田さんと唸らせられました。
っていうか、ビアンカ親子、最初に登場した時はここまでメインに近いキャラになるとは思わなかったッス……むしろライジャよりよっぽど輝いてるんじゃww
内容的には、ヴァンツァーとレティに対して誹謗中傷と言うか、根も葉もない噂が広がっていて、出所の判らない噂が相手だからどう手を打てば……と困惑しつつ、レティはその解決をリィ達の課外活動に依頼。ヴァンツァーはビアンカと一芝居打って噂の元をあぶり出そうとしたら、今度は身の危険にまで発展していって……といったところ。
レティの方は本人あんまりダメージないので深刻にもならず、ストーリーの裏側であっさり解決しちゃってる感じで、メインはヴァンツァーの方。
恋愛不能性のヴァンツァーにも、ここしばらくジンジャーやらビアンカやらその母親やら、『個』として認識しうる相手ができ始めていて、それに周囲がびっくりさせられていた訳ですが。ついに本人もそれを自覚し、さんざん殺してきた自分が、特定の人物を死なせたくないと思うのは滑稽ではないのか……? などと考え始めたあたりに、数十冊を経てようやくの成長が……!? 的な。
……っていうかヴァンツァーさん、そこまで言うならビアンカの父親も勘定に入れてあげようよww いやたぶん、ちゃんと入ってるとは思うけどww
これがあっての、「ポーラの戴冠式」でナシアスの妹に届いた手紙にいろいろ籠められていたのかなあとか思うと、改めて感慨深く。
ともあれ、今回は挿絵はどれもが意外というか、いつもならまず見れないタイプのヴァンツァーがいっぱいで楽しゅうございました。
あと保育園児に遠巻きにされてるライジャさんがww
変人音楽教師フレッチャーさんも結構いい味を出していたので、彼にもぜひ再登場&挿絵を願いたいところです。ヴァンツァーが演技ではなく微笑んでみせた相手なんだもん、チャンスはあるよね!?
No.1258 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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