よしなしことを、日々徒然に……
※ 2017年以前の記事は こちら になります ※



 悪役令息に転生したビッチは戦場の天使と呼ばれています。
2021年12月22日(Wed) 
読書記録:
■悪役令息に転生したビッチは戦場の天使と呼ばれています。 〜64話
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/494528477/350556742

「嫌われ者の俺はやり直しの世界で義弟達にごまをする」と同作者さんの、BLもの。R18で連載中。
嫌われ者〜の方は書籍化されるらしいですね! そっち読むなら今のうちですよ〜〜
で、こちらはというと、「総受けではありません」「主人公はビッチだけれど固定CPです」とあったので安心して読み始めました。
公爵家の次男である18歳の主役の前世は、38歳で病死した中年男。看護師としてバリバリ働き……そしてバリバリ遊んでいた、パートナーを決めないタイプのゲイ。
死ぬ前に願った内容が「病気をしない丈夫な身体に生まれ変わりたい……そして、出来れば外見は可愛い男の子で、気に入った男達と楽しくSEXさせてくれ!!」というのがもうねww
なお好みは筋肉質なごつい男。そんな彼らがたまに見せる可愛い反応にギャップ萌えという人なので、冤罪(?)で断罪されている途中に記憶を取り戻して、そのまま奉仕活動しろと魔物との戦いの最前線送りになっても、割と落ち込みもせず環境に適応しています。
夢は傭兵ハーレムエンドとか妄想してるぐらいにはww
いやもちろん、元看護師として、怪我人には真摯に向き合ってますけどね。
なお元の身体の記憶は飛び飛びで、冤罪云々についてはまだ真偽不明。あと背中に誰かの手でつけられたと思しき深い傷があり、そのせいで魔法が使えない&触られるとフラッシュバック起こして泣き叫ぶというトラウマがあったりと、いろいろ謎が多いです。
固定CPのお相手は……堅物&シュッとしたイケメン。そして奉仕活動の監視としてつけられた神殿騎士で、最初は罪人相手だと偏見バリバリでそっけない態度を向けられていたことから、主役の意識にはまだほとんど入っていません(苦笑)
騎士さんの方はもう、「噂に踊らされて、現実を見ていなかった」と反省して、恋心も自覚してるんですけどね……どんまい。
あと最近出てきたお兄さんが、ブラコンこじらせていささか病んでるっぽいのがちょっとライバルっぽいです。有能かつ予想外の出来事にもしっかり対応できてる分、兄のほうがリードしてるぞっっ、頑張れ神殿騎士ww
No.2900 (読書)


 ある間諜と子爵令嬢の独白
2021年12月19日(Sun) 
読書記録:
■ある間諜と子爵令嬢の独白
 https://ncode.syosetu.com/n8151gh/

わがままな伯爵令嬢の命令で、王太子の婚約者候補の一人だという子爵令嬢を探りに行く羽目になった間諜。
諜報の何たるかも知らぬ伯爵令嬢の指示により、触ったこともないハープを手に急遽標的の妹の誕生会へと潜り込んで、道化師兼ハープ弾きとして演奏の手を止めぬまま耳を澄ませていた彼だったが……付け焼き刃で身につけた演奏はともかく、指ばかりは長年続けた本職に及ぶはずもなかった。弦で切れた両手指を血に染めながら演奏を続けていると、妹令嬢が笑顔で恐ろしいことを提案する。
「みんなでダンスでもしない? ハープがずっと鳴っているんだから踊りたいわ」
その言葉に、彼は乾いた笑みを浮かべてしまった。
間諜に表で目立つ役をやらせると、かえって情報が得られないということを、今回の件であのわがまま伯爵令嬢も思い知るだろう。まあいいさ、感覚はなくなっているが、まだ指は動く。
そう思っていた彼の耳へと、よく通る声が届いた。
「ダンスもいいけど、その前に星の話をしない? ロザリンドは星にお詳しいのではなかった?」
それは彼の標的である、子爵家の長女、レリアの言葉であった。
妹は興味を惹かれたようで、会場にいた他の客たちもみな星の話へと意識を向ける。
これ幸いと演奏の手を止めた彼の目の前へと、一人の女性が立った。
「し、失礼。語りが気になって演奏の手が止まってしまいやしたねえ」
慌てて誤魔化そうとする彼を、しかし目の前の女性 ―― レリアは邸の中へ連れて行った。
「ごめんなさい。あなたがこんな指になってしまうまで気づかなかったなんて。ずっと音楽が聞こえていたのに」
そう言って指の傷を洗い、手当てをしたうえでたっぷりの報酬を弾んでくれた彼女について、間諜は雇い主に当たり障りのない報告だけしておいた。伯爵令嬢はレリアの美貌と、母親が平民だということが気に食わないらしく、いろいろな嫌がらせを画策し始める。
あのレリアって女も気の毒なことだと、そのときは肩をすくめるだけですませた間諜だったが ―― しかし数日後に漏れ聞こえてきた嫌がらせの計画は、さすがに看過するにはひどすぎるもので……

優秀だが人との接し方がよく判らない不器用な間諜さんと、貴族として抜け目なく生きてきた子爵令嬢の視点が交互に語られる、恋物語……なのかな? 目次では全8話ですが、6万5千字オーバー(薄めの文庫一冊ぐらい)とけっこボリュームがあります。完結済。
最後はけっこうばさっと終わります。ある意味、童話的な感じでしょうか。
優秀なはずの間諜さんは、育った環境もあってか、本人視点だと有能というよりもドジっ子に近いしww
王太子は太っ腹といえば聞こえが良いですけど、セキュリティ的なことをそんなにあっさり決めちゃって良いのかそれはとか。実母が平民の子爵令嬢が、王太子にその態度は大丈夫なのかとかとか、いろいろと突っ込みどころは多いのですが。
まあ、「そうしてみんな幸せになりました」というお話も、たまには良いと思います。ギスギスしたストーリーは、そろそろ辛いお年頃なのですよ……
それに女性が強い話は良いです。間諜さんの仕事を闇雲に否定せず、その誇りをちゃんと認めるというスタンスも好印象でした。
……超特急で外堀埋めまくりに行くのは怖えと思いましたが。
のちのち尻に敷かれるのが目に見える……でもそれが幸せなんだろうね、きっとww
No.2898 (読書)


 俺魔王だけど、悪魔の執事に溺愛されてたくさんエッチなことされて美味いもんたらふく食わされてます
2021年12月16日(Thr) 
読書記録:
■俺魔王だけど、悪魔の執事に溺愛されてたくさんエッチなことされて美味いもんたらふく食わされてます 〜番外編 芋名月
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/220573124/959534901

かつて勇者によって殺された魔王が、千年の時を経て復活した。彼は異界へと魂を避難させ、時が来れば自然に転生し直せるよう事前に魔法をかけておいたのだ。
地球という惑星の日本という国で生きた、マンガが好きで、アニメが好きで、ラノベが好きなごく一般的な若者となっていたが、あの日トラックに轢かれたのは運命だったのだ。
目覚めた彼は、まだ完全に力を取り戻していないからだろう。弱体化し、肉体年齢もかなり若返っていた。廃墟のような建物の中で、目覚めを見届けてくれたのはたった一人。
燕尾服を身に着け、白銀の頭髪を後ろに撫で付けた、左目の下に二つ並んだ泣きぼくろと暗褐色の肌が特徴的な、男。コウモリのような羽と尾を持つ彼は、悪魔であった。
「ああ、魔王様……若返った姿も麗しいですね」
千年間、魔王の復活を待ち続けた悪魔は、嬉しそうに微笑むと ――
「思わず食べたくなってしまうな」
そう呟いて、顎を持ち上げてきた。
「う、うおお、お前の名前は今日からセバスチャンだ!」
魔王はとっさに名付けの儀を行った。
悪魔は忠誠心の高い頼りになる種族だが、時折こうして食欲に忠実になってしまうのだった。ちなみに悪魔の食料とは、魂 ―― 感情の昂りである。そして感情を揺さぶる手っ取り早い手段は身体を重ねること。魔力の譲渡もできて、一石二鳥の行為である。
「セェ・バス・ティアン……変わった響きの名前ですね。異界の名前ですか」
「まったく油断も隙もあったものじゃないな悪魔族は……!」
魔族にとって、名付けとは上位のものが下位に対して行うものだ。名付ければ互いの魂が繋がり、名付け親が死ねば配下は記憶の欠落や自我の崩壊を起こす。同時に配下が死ねば名付け親もまた、魂の一部を失う。そういった強い結びつきをもたらす儀式である。
第一番の側近を傍らに、魔王は思う。
さあ、千年ぶりに魔界を復活させよう。
魔界の領土であれば、魔王は魔力と引き換えにあらゆる物を生み出すことができるのだから。
そのためのまず一歩として ―― とりあえず、オコメでも作ってみようかな?

異世界から地球に転生したのが、戻ってきた系ほぼコメディ。BLでR18。連載中。
基本的に魔王様は美味しいもの食べてのんびり過ごしたいとしか思ってないですし、悪魔執事は魔王様の魂の輝きを美味しくいただくため、せっせと世話を焼いています。いろんな意味で。
悪魔自体は食事をとれないのですが、美味しいものを食べると魔王様が魂を輝かせるからと、せっせと料理の腕を磨いたりとかww でも基本的には腹黒S系です。そして執事攻め。
時おりシリアスが顔を出すのが、今後の懸念でしょうか。魔王様は前々世のことをほとんど覚えていないし、悪魔執事の方は名付けの契約をした前の魔王様が殺された&千年待っていたせいで、すっかり記憶が欠落。知識だけで動いている状態です。もしかしたら自我も一回壊れて、再構築されたんじゃという疑惑も覚えたりして。現在の忠誠心はMAXだし、魔王様への愛情も本物なんですけどね。今のところは。
あと魔王様もそれなりに魔族っぽく、倫理観ぶっ飛んでいるし薄情な面がちらりほらり。人間の国の王族の方だって、どこかサイコパスっぽさがあるしで、不穏な気配が。
癒やしは、そんな魔王様に一度とっ捕まったけど、いろいろあって人間の国との橋渡しをするはめになった、苦労性商人クラレゴの今後でしょうか。魔王様が与えた馬の魔物、ケルピーとの関係がどう変化するか楽しそうです。中年おっさん受けもいいよねww
なお魔物は貞操観念がアレ&魔力譲渡の手段でもあるってことで、双子の弟×兄とかも普通に出てきます。魔王は男でも妊娠できるとかいう設定もあるので、苦手な方は要注意。
No.2890 (読書)


 生贄令嬢は怠惰に生きる 〜小動物好き竜王陛下に日々愛でられてます〜
2021年12月13日(Mon) 
読書記録:
■生贄令嬢は怠惰に生きる 〜小動物好き竜王陛下に日々愛でられてます〜 かわいすぎるのは罪です
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/580522748/185407015

地上に人間、天空の浮島に竜人とドラゴンが住む世界。
伯爵令嬢リア・エスコッタが住む人国では、竜王が代替わりすると「貢ぎ者」として女性を差し出すしきたりがあった。これは立場として圧倒的に上にある竜王国と、人の王国が共存するために定められた、古くからのしきたりである。
この貢ぎ者には、貴族か王族で、年頃かつ独身の少女が選ばれることになっていた。
家族などの慣れ親しんだ者達と離れ、単身で見知らぬ土地へと移り住まなければならない上に、竜王国の方から貢ぎ者の生活の様子が伝えられることは滅多にない。竜王国でどんな扱いをされるかも分からないことから、王国民の間ではいつしか『生贄』と呼ばれるようになっていた。
物心つく前に両親が行方不明となったリアは、代わって爵位を継いだ父方の叔父に引き取られたが、その扱いはけして良いものとは言えなかった。現在では書類仕事のほぼ全てを押し付けられ、食事すら満足に与えられない状態だ。
そしてついに、従姉妹からこう告げられた。
「あなたは竜王陛下に差し出す生贄に選ばれたのよ。出立は明日だから」
もう決まった話に文句をつけても仕方がない。従姉妹は餞別にとメイド服を寄越し、「まあ殺されないようにがんばりなさい」とだけ言って出ていった。
この家の中ではそれなりに世話になった気がしなくもない従姉妹だったが、あっさりしたものだった。
そうして迎えの竜に乗せられ浮島にある竜王国に着いたリアは、出迎えに現れた竜王を始めとした竜神たちに、カーテシーで挨拶をした。
「初めまして。リア・エスコッタと申します」
しかしいっこうに反応がない。止めていいという言葉がないため、プルプルする足で無理な姿勢を維持するが、初飛行の後ということもあり、十数分で限界が来た。
ぺたりと座り込んでしまったリアへと、無言で見守っていた竜人たちは、ハッとした表情をする。そうして竜王陛下その人が、ズカズカと近づいてきた。
リアを抱き上げた男は、大きく息を吸う。
「皆の者〜!!! 城にあるありったけのクッションを用意しろ〜!! あとマッサージが得意なやつは集合だ!!!」
竜人の咆哮を間近で耳にしたリアは、そのまま気を失ってしまい……


虐待追放からの溺愛系。連載中。
種族そろって可愛いもの(主に小動物)大好きな竜人&ドラゴン達にとっては、か弱い人間は「とにかく可愛い!」としか思えない生き物。
過去の貢ぎ者に関しての記録も、『羽のように軽いし力もないので、きっと人間の中には内臓や筋肉じゃなくて夢と希望が詰まっているんじゃないだろうか』『人間はか弱すぎる。今日も転んで膝を怪我していた。人間の皮膚は我々竜人の粘膜よりも柔いんじゃないだろうか。入り込んだ菌であっさり死んでしまいそうだと思ったので傷口は念入りに洗っておいた』と言った感じで、要約すると『人間かわいい』としか書かれていないので、竜人たちの過保護に拍車がかかりまくりww
さらに実年齢は16歳にも関わらず、いろいろあって12歳ぐらいにしか見えないリアは、もう老若男女、貴淺問わずに愛されまくっております。
もちろん人間なら誰でもいいという訳ではなく、過去には性格に難のある「貢ぎ者」が来たこともあるため、そんな場合はひっそりお帰りを願っていたりもするので、無条件ではありません。あくまでリアの性格と、あと出生のもにゃもにゃが関わっています。
出生に関しては、母方に関してはすぐに予想がついたんですけど、父方はちょっと予想外だったですかね。あと従姉妹さんのキャラがけっこういい感じに裏切られた感じなので、彼女のその後を番外サイドとかで読んでみたいところです。
No.2887 (読書)


 嫌われてたはずなのに本読んでたらなんか美形伴侶に溺愛されてます〜執着の騎士団長と言語オタクの俺〜
2021年12月11日(Sat) 
読書記録:
■嫌われてたはずなのに本読んでたらなんか美形伴侶に溺愛されてます〜執着の騎士団長と言語オタクの俺〜 第一王子のその後
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/220573124/321562113

女性という性別がとある事情で存在しなくなった、中世風異世界が舞台。
兄弟のうち長男とスペアの次男以外は、第二次性徴前に薬を飲んで体内に子宮を作り「ノンノワール」という身体に。そうして男同士で結婚し、子孫を作るのが当たり前の世界。
幼い頃の一目惚れから婚約、そのまま政略結婚した騎士団長エルムートは、成長するにつれ着飾ることにしか興味を持たなくなり、装飾品や華美な服ばかりをねだってくる伴侶に早くも嫌気が差していた。
結婚一ヶ月目のプレゼントを要求され、「オレに好かれたいなら、少しは学を積むと良い」と告げ、分厚い書籍を送ると、伴侶は泣いて自室にこもってしまった。
一方、伯爵令息だったフランソワは、格上の公爵家から縁談を持ち込まれた父に、「よほど美しさを気に入られたのだろう。美しさを絶やすな。兄弟たちの縁談のためにも」と教育されており、身分違いを覆すためにひたすら美を磨いていたという経緯があった。
完全にすれ違った二人だったが、贈られたその書物が状況を一変させる。
それは今では芸術的価値しか認められていない、解読方法が失われた古代語の書籍であった。こんなものを渡されても読めるはずがない。つまりは完全なエルムートの嫌味である。
涙ながらページをめくっているうちに、しかしフランソワには蘇ってくるものがあった。
“いくら時代が変わったとしても、文の構造までは大きくは変わらないはずだ。”
“例えば現代語は、英語などの多くのヨーロッパ諸言語と同じく、SVOの構造をしているから……”
頭の中に、膨大な記憶が流れ込んでくる。
日本語英語ドイツ語韓国語イタリア語中国語フランス語アルファベットハングルひらがなカタカナ漢字……エトセトラエトセトラ。
フランソワの前世は ―― ありとあらゆる言語を嬉々として学ぶ、言語オタクであったのである。
前世の記憶を得たフランソワには、目の前の本が宝のように輝いて見え始めた。どうして今までアクセサリーなんかに金を使っていたのだろう、世の中にはこんなにも面白いものがあるというのに!
そうして化粧を直すのも忘れ、古文書の解読に没頭し始めた彼は、たった数時間で古代の精霊術の基礎を復活させてしまう。
それが、王家どころか全世界をも巻き込む、重大な出来事への幕開けで……

結婚から始まる恋愛のち世界救済。BLでR18もの。連載中となってますが、本編は完結済みで後日談的番外編が続いています。
あと男性が出産可能という世界観な段階で、読む人はかなり選ぶかと^^;;
基本的に堅物すぎる騎士団長さんは、言葉が足りなすぎなところと、思い込み強くて視野が狭いところがちょっとマイナスとか、最初は思っちゃいました。まあ、前世の記憶を取り戻して性格が変化した伴侶と接することで、言葉足らずや一人で思い込むのは(むしろそこまで行かんでええというほど)改善されていきますけどww
フランソワの方は、最初こそ乗っ取りかと思うほど性格が変化しましたが、話が進むにつれてそれまでの性格とか記憶とか価値観もちゃんとこちらの世界のものを保っていて、いい感じに融合していると言うか、同一人物のままですね。
前世についてはあまり語られません。もと大学教授で言語オタク。本が切れると生きていけないコミュ障(上から目線の偉そう系)だったというぐらいでしょうか。おかげで結構イイ性格になってますww
いちおう、記憶を取り戻した理由もラストでほのめかされましたし。

そして千年間「女性」というものが存在しなかったおかげで、「性別」という概念そのものがなくなり、古文書の内容を知った王族たちが、「女性とは被差別民族だったのだろう。気の毒に」と評していたり、過去の焚書で情報が失われていたけれど、他国には残っていたとか、そういう描写が時代によって伝承が変遷していくリアルな感じで面白かったです(笑)
そして後日談、宰相さんまさかのww
これは単純なザマアよりも面白い結末だと思います。よくやった第二王子ww いろんな意味で、みんな幸せになればいいよ!

……それにしても、千年前の王族たちの選択は……苦肉の策だったのかもしれませんけど、普通にひどいですわ……もしもこの世界の千年前に女として転生したら、悪役令嬢なんてレベルではなく詰んでますなあ……
No.2884 (読書)


 宮廷鍛冶師の幸せな日常 〜ブラックな職場を追放されたが、隣国で公爵令嬢に溺愛されながらホワイトな生活送ります〜
2021年12月10日(Fri) 
読書記録:
■宮廷鍛冶師の幸せな日常 〜ブラックな職場を追放されたが、隣国で公爵令嬢に溺愛されながらホワイトな生活送ります〜 第一章
 https://ncode.syosetu.com/n8836gp/

書籍化・コミカライズ済。ダイジェスト化なしで連載中。
ブラック環境で酷使されていた宮廷鍛冶師が、隣国の公爵家令嬢に偽装婚約を持ちかけられ、ついて行った先で才能を……系。とりあえず一章目まで読了。
この世界観での鍛冶とは、基本魔法で作業を行うもので、その中でも特に大切なのが、武器の中に書き込むプログラムという形のエンチャント。力量が違いすぎると読み取るどころか見ることもできないそれを、コネで宮廷に入った貴族の上司&同僚達が誰も確認できず、ひたすら虐められ、雑用その他全てを押し付けられていたせいで、自己評価最底辺の青年鍛冶師。実際には超一流の鍛冶師であると同時に、自分の肉体にもエンチャントして、魔物と戦ったりもできちゃう超有能。
公爵令嬢の方は、初代が優秀な鍛冶師だった家系なので、鍛冶の腕が良ければ平民でも婚姻OKという立場。そもそも本人は本気の結婚を申し込もうとしていたのに、途中でヘタれて偽装婚約にという流れ。
そこからはモダモダしたり「偽装婚約だから勘違いしちゃ駄目だ」というラブコメ展開になりつつ、基本は「爆発しろ!」みたいな状態で、優しい世界に突入します。
ライバルの婚約者候補が、想定外の面白キャラだったのも良き。
なお元上司は、一章目ラストできっちりザマアされますが……全然反省してないので、何かやらかさないかとちょっと心配になったりとか……
No.2883 (読書)


 服飾師ルチアはあきらめない 〜今日から始める幸服計画〜
2021年12月05日(Sun) 
読書記録:



「魔導具師ダリヤはうつむかない」のスピンオフ。
前世持ちの親友に、遊び心で五本指靴下の試作を頼まれた下町工房の服飾師志望の少女が、うっかり服飾・商業・冒険者ギルドと王宮が関わる大商談に巻き込まれ、気がつけば魔導服飾工房長に……という流れは本編でも語られているのですが。本編ではさらっと愚痴程度で流されていたその内情が、きっちりしっかり一冊にまとめられています。
時系列的にはいまいちはっきりしませんが、季節は夏だし微風布はまだ出てきていないので、本当に最初の頃のようです。
そして危惧していたような、「ポッと出の庶民少女がいきなり工房長に就任して、服飾ギルド員の陰湿なあれこれが……」という展開はほとんどなく。
卓越した技術と根っからの服飾師としてのあり方で、あっという間に年上の部下たちの心をつかみ、さらに服飾に関して様々な問題を抱えた人たちの相談に乗った結果、お悩み解決と同時に新たな流行を生み出してゆく……そんなルチア無双でしたww 裏地の花エピソードとか、挿絵も込みで素敵過ぎるvv

……前世ありのダリヤよりも、普通に生まれ育ってこれって、ルチアのがよっぽどリアルチートじゃね? みたいな。いやめちゃめちゃ努力した結果だから、チートって表現は失礼なんですけど。
というか、ルチアとダリヤが親友だというのが本当によく判りました。いろんな意味で類友だよこいつら……ただまあルチアのほうがドライで世間擦れしているし、精神的に強いと思いました。それだけに安心して読めます。
このあとフォルト様がやらかすのを除けばですがね……(苦笑)

そもそも今になって積読のこれに手を伸ばしたのは、ネット本編の方の展開が気になったからなんですよ。
ヨナス先生がファーノ工房へ一週間の居候とか聞いたら、それを読む前に活動報告や感想欄で飛び交っている「夕焼けのお兄ちゃん」「早くワイバーンが降ってくればいいのに」といったキーワードをちゃんと知っておきたいじゃないですか?

で、読んだ感想はというと、
「マジでそこは、名前ぐらい聞いておけよぉぉぉおおお!!」
と壁を殴りたい気持ちでいっぱいになりました(笑)

6歳にして「たいした包容力だ」と言わしめるなんて、もはや運命じゃん。むしろだからこそのあの好みなんじゃ? とか思っちゃいますYO!
実は私的にはスライムお姉さんの方が推しだったんですけど、この書籍を読んだらもうネモフィラの少女しかいないですね!
早く気付け、お二人さん〜〜〜ww
No.2874 (読書)


 ひさびさに
2021年12月05日(Sun) 
紙の書籍を手に取りました。
なんとびっくりすることに、過去ログ確認してみたら今年に入ってから1冊目なんですよ、初読の紙書籍(小説)って。それどころか再読さえもほとんどしていない。
オンライン小説と朗読動画は活用していたといえ、まさか自分がこんなふうになる日が来るとは夢にも思いませんでしたねえ……(遠い目)


昨日ストラップにした蓄光石は、意外に長く光り続けるようです。
起きてる時、手のひらで包んだり机の下の暗がりで確認した時は、すぐに暗くなっちゃうなあとか思ってたんですけどね。スマホにつけた状態で枕元に置いて就寝。明け方5時頃に目を覚ましたら、ほんのりとですが、まだはっきり所在が判る程度には黄色く浮かび上がっていて、ちょっとびっくりしました。
暗がりに目が慣れていて、わずかな光でも気づく状態だったという面もあるんでしょうが。
最近の蓄光素材って優秀なんですねえ(しみじみ)
車の鍵とかにつけておいたら、夜に駐車場で落とした時とか便利かもww
No.2873 (読書)


 旦那様はどうしようもないですね。
2021年12月02日(Thr) 
読書記録:
■旦那様はどうしようもないですね。
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/615705678/125571539

全三話完結済み。
No.2869 (読書)


 気づいたら、異世界トリップして周りから訳アリ幼女と勘違いされて愛されています
2021年11月30日(Tue) 
読書記録:
■気づいたら、異世界トリップして周りから訳アリ幼女と勘違いされて愛されています〜69
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/517477343/305570820

ブラック企業勤務のOLが、電車の中で居眠りして気がついたら異世界の危険な森にいた系トリップ。
拾ってくれたのが、平均身長2m超えの獣人騎士団員たちだったので、べつに容姿とか変わっていないのに幼女と勘違いされ、出生率が下がっていて仲間意識の強い獣人たちから無条件の保護対象に。実際、寿命が十倍ぐらい違う(成人が200歳)ようなので、あながち間違いでもないんですが。
そして本人は勘違いされていることに気づいていないので、普通に成人女性として振る舞おうとしていて勘違いがいろいろと加速。
ついでに過去やってきていた日本人が残した文化がいろいろねじ曲がって伝わっていることと、ブラック勤務で睡眠不足&栄養失調&土下座慣れから、虐待された挙げ句に森に捨てられた可哀想な訳あり幼女扱いされてます。
そもそも騎士団員の多くが訳あり過去持ちだし、なんか妙な暗躍する存在とかもいますしで、先は気になりますね……
No.2866 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。

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