捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました 1巻
2022年05月03日(Tue)
|
|
|
読書記録:
あらすじについてはweb版を読んだ時に書いているので省略。 なろうの規約上、web版の更新が絶望的と言う情報を見かけて、うっかりポチってしまったのは良いんですが。図書館で借りていた返却期限有りの方を優先していた結果、ようやく手を伸ばすことができました。 とはいえ1巻目は、web版とほぼ内容変わらず。 前も書きましたが、ネットスラング的なネタがちょっと減っているのと、イラストがついているほかは、そんなに目新しさは感じなかったです。 イラストがときどき本文と食い違ってる(ここ向かい合って座った夜なうえに、串に刺さってるのはぶつ切りの身じゃねえの? とか、シャチ小さすぎとか)のも、まあ絵柄が個人的イメージには合ってたので許容範囲。 人物紹介を兼ねたカラー口絵で、並んでる料理と持ってる飲み物、使ってるカトラリーまでほぼ本文準拠なだけで、絵師さんがんばったなあと思っちゃいます(笑) ただ相変わらず、本文ではヴィルさんの結膜(白目部分)や爪の色も、リンちゃんのかんざしにも触れられていないのがなあ。いや作者様のイメージイラストでそう描かれてるから、ちゃんと想定通りのデザインなんでしょうけど。どうせならそのあたりも文章で描写してほしかった。 TRPGに関しては、web版を読んだあとに友人の付き合いでプレイすることがあったので、「そんなあなたは正気度チェックを……」とか、2D6とか書かれていても、あまり戸惑わずにすみました。 そうそう、ネットスラングが減っているのと同様に、2D6の部分が「六面体のサイコロを2個振って」のルビになっていたり、魚釣り用語が素人にも判るようかみ砕かれていたりと、そう言う意味でも一般読者向けの調整があったのは、正直ありがたかったです。 内容は51話「海老礼賛 美味礼賛」のあたりまで。 ラストで寝落ちせず、良い感じにまとめてあります。 2巻のカラー口絵には、いきなり「ストームイール」なる見覚えのない魔物(と書いて食材と読む)が登場していたりするので、どんな書き足しがあるか楽しみです^^
|
No.3082
(読書)
|
|
|
|
贅沢三昧したいのです!
2022年05月01日(Sun)
|
|
|
読書記録: ■贅沢三昧したいのです! https://ncode.syosetu.com/s0737e/
祖父の残した借金を家族総出で返済し終え、ようやくみんなで笑いあったその直後、居眠り運転の車に突っ込まれて異世界転生したOL。 5歳の誕生日に頭を打って記憶を取り戻したところ、どうやら自分は乙女ゲームの悪役令嬢サレスティア=ドロードラングに生まれ変わったらしいと気づく。もっとも彼女はゲームをプレイしておらず、友人が作った薄い本を読んだことがある程度。 ただ、学園の最終試験後に親の不祥事が発覚。それが原因で没落し、15歳で一族処刑という流れなのは覚えていた。 それに気づいたとき、サレスティアは叫んだ。 「令嬢ってまじか!! やっほぅ! 命尽きるまで贅沢三昧してやるぜ!」と。 しかしその様子を気味悪がった両親に、王都の屋敷から領地に戻って療養するよう命じられる。それでもかまわない。これから美味しいものをいっぱい食べて、豪華な服をいっぱい着て、死ぬまでを華やかに過ごすのだ……と、思っていた時期がありました。 領地に着いて意気揚々と馬車を降りると、待っていたのは広大な荒れ地だった。 領民の家はみなボロボロでバラック小屋のようだし、屋敷の使用人たちもみなやせ細っている……どころか、挨拶の途中で一人が倒れた。 慌てて厨房を確認すれば、食料はサレスティア用のものがほんのわずか。 領地運営に興味も知識もないドロードラング男爵は、王都で贅沢に過ごすため重税を課し、使用人達の給料すら払っていないのだという。金もなければ、買う食料すら存在しない。ここに残っているのはもう、行き場のない元奴隷か、先代に恩があるためここを死に場所と決めた者ばかりだった。 「どういうことじゃこりゃあああああ!!!」 貧乏を脱却したと思ったら、待っていたのはまた貧乏。 しかもこの現状を知った上でサレスティアを寄越したということは、ここで野垂れ死ねと両親から見捨てられた訳だ。 怒りのままに叫んだサレスティアは……あまりのショックに魔法に目覚めた。 前世で父方の祖父は借金を残し、母方の祖父母はマタギの技術を教えてくれた。獣を狩って、捌いて調理するぐらい、魔法の力を借りれば5歳でもできる! そうして彼女は立ち上がった。 領民みんなで一緒に、贅沢するまで死なないから! と。
書籍化・コミカライズ、本編完結済、ダイジェスト化なし。 悪役令嬢転生モノですが、本人にゲーム知識はほぼなし。そしてゲームの強制力もないし、話運びもサレスティア関係ないところでいろいろ齟齬が出ているので、あくまで「似た世界」っぽいです。 だってサレスティアがもし前世知識に目覚めていなかったら……ヒロイン、入学直後に死亡してると思うんですもん。いやそれ以前に、ゲーム開始前の時点で、玄武様により国自体が滅びてるわ。 とにかく主人公の知識&魔力チートで俺TUEEEE。 他国の圧政とか侵略とか各キャラの過去とかいろいろエグいところはあるんですが、主役の周りは優しい世界です。みんな主役が大好きで、たまに暴走しがちでわちゃわちゃ系。 途中からドロードラング領は治外法権みたいになって、各国の王族が平民たちと転げ回って遊ぶ休養気晴らし場所になったりしてますww ただまあなんというか……元社会人の主役が自国の王様相手でもタメ口なのはどうかと思うんですけどね……もうちょっと、領外では繕おうよと突っ込みたくなるんですが、まあそこがこの主役のアイデンティティみたいな感じなので。 あと、かなり早いうちに婚約者が決まって、ハーレム要素とかまったくないのは良き。主役たち以外にもいっぱいカップルできて、どんどん結婚していくのがなんか幸せですね。 なお主役の婚約者はもうね、スパダリすぎるww ちょっと独占欲は強いし、笑顔が怖いタイプではあるんですけど、でもほとんど年齢変わらない現地民なのに、規格外サレスティアにしっかりついてきて、時に上を行き、笑顔で抱きしめてくれるのはすごいと思うんだ…… 難点は、キャラクターが多すぎて、誰が誰だか判らなくなることでしょうか。正直、領地組と学園組、王族&婚約者達ぐらいのざっくり区別で、どれが誰だかはほとんど雰囲気で読んでました(苦笑)<登場人物一覧と首っ引きで2周目中 コミカライズがまだ始まったばかりらしいんですけど、それが進んだら多少は見分けが付くようになりますかねえ。 とりあえずヤンさんとダジルイさんのアイス屋シーンは、ぜひ絵で見てみたいですっ
■贅沢三昧したいのです! 転生したのに貧乏なんて許せないので、魔法で領地改革 https://www.comic-earthstar.jp/detail/zeitaku/
2話目から登場してる黒髪の青年が、他領出身なようだからヤンさんかな……いや年齢的にはルイスの方かも……?
|
No.3081
(読書)
|
|
|
|
婚約破棄され捨てられた令嬢は、魔物の森で毛玉を洗う
2022年04月26日(Tue)
|
|
|
読書記録: ■婚約破棄され捨てられた令嬢は、魔物の森で毛玉を洗う https://www.alphapolis.co.jp/novel/173492654/62495697
第二王子の婚約者として虐待まがいの教育を受けていた令嬢が、第二王子の浮気というスキャンダルを隠すため、国ぐるみ濡れ衣だと承知の上で、焼印を押されて魔物の住む森へ追放された。 もう、普通に話しても怒られることはないし、笑っても歌っても良い。魔物に食い殺されるまでの残り少ない時間だが、これほどの自由は何年ぶりだろう。 そう、泣きながら笑い、見つけた泉で汚れた身体を洗っていた彼女は、赤い瞳を持つ真っ黒い毛玉のような魔物と出会った。 手触りの良いモフモフのその魔物は、襲いかかってくるようなこともなく。よく見れば黒いのは汚れのようだった。試しに泉の水で洗ってみると、毛玉は真っ白な姿になり、なにやら喜んでいるように跳ね回る。 「私……食い殺されるなら貴方がいいわ」 そうつぶやいた彼女に、毛玉はさらに激しく飛び上がる。 そうして森の奥へと消えていった毛玉は、やがて同じような黒い毛玉達を、大量に連れてきて……
現地主人公の追放&ザマアもの。完結済。 「食い殺す」という言葉の定義が異なるという、種族間文化的なすれ違いが楽しみどころ(笑) 毛玉さんは親しみやすいスパダリで、一粒で2度美味しい仕様です。 ただまあ、なんというか……人間国の王侯貴族が控えめに言ってもクソ(−ー;) 国王として、国を守るために少数を犠牲にするのは仕方のないことなのかもしれませんが、それに罪悪感のかけらも持たないところでアウト。そもそも婚約者いるのに浮気、しかも第一王子の婚約者を寝取った第二王子の後始末を、その婚約者を罪人に仕立てることで片付けるって、意味不明もいいところ。 第一王子は……王族としては有能なのかもしれませんが、聖女拉致召喚やらかして、相手の都合も聞かずに勝手に「王妃に」とかなんとか、「返事はハイかYESだ」というのを平然とやらかすあたり、こちらも五十歩百歩。 あー、毛玉なスパダリさんに癒やされます……
|
No.3072
(読書)
|
|
|
|
妹に婚約者を奪われた私は、戦場の悪魔と呼ばれる辺境伯へと嫁ぎます。
2022年04月12日(Tue)
|
|
|
読書記録: ■妹に婚約者を奪われた私は、戦場の悪魔と呼ばれる辺境伯へと嫁ぎます。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/173492654/514384919
妹を溺愛する両親と、婚約者を寝取る妹と、辺境の悪魔とは名ばかりの紳士とのテンプレ。本編完結済。 なんか前にも読んだような気がするんですけど、読書記録に残ってなかったのでメモ。
|
No.3049
(読書)
|
|
|
|
わたくしは根っからの悪役令嬢ですが、婚約者がエキセントリックすぎて出る幕がありませんわ!
2022年04月03日(Sun)
|
|
|
読書記録: ■わたくしは根っからの悪役令嬢ですが、婚約者がエキセントリックすぎて出る幕がありませんわ! https://ncode.syosetu.com/n9737gs/
読み切り短編。完結済みの連載版もあり。 主役の悪役令嬢は現地人なんですけど、なんで悪役令嬢という概念があるのかは謎。 タイトル通り、婚約者の王太子が突き抜けてるんですが、その理由についてもちゃんとラストで触れられています。
|
No.3034
(読書)
|
|
|
|
おまけ召還された不用品の私には、嫌われ者の夫たちがいます
2022年04月02日(Sat)
|
|
|
読書記録: ■おまけ召還された不用品の私には、嫌われ者の夫たちがいます 〜30 https://www.alphapolis.co.jp/novel/796982143/718608921
環境の変化に弱い種族が住むその国は、気候変動により気温がどんどん下がっていることで、近く滅亡するだろう未来が目に見えていた。 周辺国から寒さに強い血を入れても、結局は中途半端な混血児しかできず、人口は減り続け、女性は最低でも3人の夫を持って多くの子をなすのが法律で定められている。 そんな国に神託がおりた。「異世界の乙女は環境の変化に強い」「異世界で不幸であり、この国に来たことを喜ぶ」というそれに従い、召喚の儀を行い ―― 現れたのは二人の少女であった。 一人は乙女だが一人は幼い子供。そう思った彼らは、神託の乙女を丁重に迎え、もう一人も女児であることから一応の保護をすることにした。 よもやその子供が、高校入学間近であり、15歳で成人を迎えるその世界では、立派な乙女であると気づきもせずに ――
絶滅寸前の民族が、新たな血を求めて聖女召喚したら予定外なものが、系。 逆ハーR18注意! いっしょに召喚された女子高生の方はちゃんとした人で、主役のために一生懸命心を砕いてくれてはいるんですが、しょせんは女子高生。しかも借金のカタとしての政略結婚目前と、確かに元の世界ではいろいろあったことや、神託の乙女としての優遇で夫は一人を許されたので、割と早々に王子様にほだされています。 主役の方は、最初はおまけ扱い。しかも女性が貴重になっているうえに男尊女卑な種族なので、子供が産める年齢だと判明した途端、最低でも5人は娶れと国の上層部総出で吊るし上げられる始末。 なんというか、文化風習の違いとは言え、別の意味でひどいしエグいです(−ー;) まあ結果的に、選んだ相手はみんな国から見れば訳あり物件達で、ざまあみろって気はしなくもなく。 あとカタナおにーちゃん、よくやった!! 最初は大人なシビル推しだったんですが、事情が判ったらもうゼファー推しになりました。 なお、寒さに弱いこの種族はケープペンギン(アフリカに住んでる南国種)の獣人種で、周辺国は皇帝ペンギンとかアデリーペンギンとかイワトビペンギンとかです。 あと作者さんがバイク好きなのか、そのへんについてやたら出てくるので、興味のない方は(特に登場人物紹介を)読み飛ばし推奨。
|
No.3033
(読書)
|
|
|
|
|
読書記録: ■暗殺者クリア - 矢薙/綾広 | 少年ジャンプ+ https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496372417502
読み切り短編な商業マンガ。 透明人間な暗殺者の少年クリアと、盲目の少女のあれやこれや。 血飛沫飛びまくってますが、まあ読後感は悪くないです。第一印象は毒親だったお母さんも、なかなか良い感じでしたし。 ……ただ、クリアがクリアであるということは、服装は……とか考えちゃいけませんww 血まみれになった時のビジュアルがかっこいいんです(きっぱり)
|
No.3032
(読書)
|
|
|
|
聖女が国外追放されるから剣聖と呼ばれた俺もついていく
2022年03月30日(Wed)
|
|
|
読書記録: ■聖女が国外追放されるから剣聖と呼ばれた俺もついていく https://ncode.syosetu.com/n3764hm/
タイトル通り。魔王退治が終わり、地球に戻った勇者と残った剣聖。 彼らをバックアップしていた現地人の聖女は、残った瘴気を浄化しつつ学園に通っていたが、卒業式の日に婚約者である王太子に婚約破棄を(以下略 全4話でサクッと読めます。 追放した側のそれぞれの未来が、その後の態度如何で多少は変化していました。 でも親世代も偉そうに子供達を非難している割に、聖女の重要性を周知していなかったり、彼女が虐待に近い状態にあったのを放置していた責任はどうした、というもやもや感が残らなくもなく。 ……と書いたあとで感想返しを読んでみたら、そのあたり親世代は偽情報を握らされていたという設定があったのを、中編に収めるためにばっさりカットしたそうです。 裏事情をどこまで説明するかって、難しいですよねえ……
|
No.3031
(読書)
|
|
|
|
退職するのも一苦労 他一編
2022年03月29日(Tue)
|
|
|
読書記録: ■退職するのも一苦労 https://ncode.syosetu.com/n3173gn/
パワハラ上司とワガママ王様のせいで、婚約者に愛想を尽かされそうになった有能男の逆襲的な。 短編でさらっと読めます。読後感もまあ……でも、大臣と王様の行動は、立場を考えればやっぱりパワハラでしかないよねとも思う……相手がこの婚約者じゃなかったら、洒落にならなかったよたぶん……
■アルトリアス伯爵の受難 https://ncode.syosetu.com/n6246hc/
こちらはヤンデレ王太子(幼馴染)と、無関心な周囲の大人により、結婚しても王城に軟禁状態で家に帰らせてもらえなくなった元公爵令息、現伯爵が、妻が実家に帰ったと聞かされてブチ切れた結果。 周囲の大人……というか親世代が、事情を知ったらちゃんと対処してくれたのは良きです。あと王太子の歪みっぷりが怖いけれど、まさかそこまで逝ってたとはと、同情はしないけど状態を想像するだけでガクブル。 回復魔法とかはない世界なようなので、恐ろしすぎる……
|
No.3030
(読書)
|
|
|
|
勘違い白豚令息、美形婚約者に振られ出奔。1人じゃ生きれないから奴隷買ったら溺愛してくる。
2022年03月27日(Sun)
|
|
|
読書記録: ■勘違い白豚令息、美形婚約者に振られ出奔。1人じゃ生きれないから奴隷買ったら溺愛してくる。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/412971661/455547146
婚約破棄のショックで家出した公爵家令息(13歳)が、欠損奴隷を買って治療したら、ものすごく溺愛されて……系。完結済。 BLでR18注意。あと「男しかいない世界」タグつきで攻めが2人、そして身体欠損とかもしょっちゅう出てくるわ、国の上層部がいろいろエグすぎるわな世界観なので、そのあたりも要注意。 文章にハートマークとか乱舞してるのが苦手な方も、注意ですかね(苦笑)
主役の子豚ちゃんことサミュエルは、そもそも家族や親戚や権力者達からも(家出時点では自覚なく)溺愛されまくっている、非常に真っ直ぐで一途で努力もできて、おまけに魔法的なことに関しては超有能な子。それであるが故に、周囲からお菓子をもらったり、その体型も可愛い★ と構われまくったり、魔力が強い割にレベルが低いとその魔力を収めるために身体が脂肪を蓄えるとかいう事情もあって、13歳にして背もたれがないと座ってもいられないほどの白豚体型になっちゃってまして。 で、お約束通り、男爵家の庶子にうつつを抜かした伯爵家の婚約者に、公衆の面前で婚約破棄を突きつけられる訳ですが……そこで相手を恨んだりせず、ただ「好かれていると勘違いしていた自分が恥ずかしい。頭が冷えて、ほとぼりが醒めるまで、暫く旅にでも出ます。危ない所には行かないようにします」と置き手紙を残しての傷心旅行に出るだけなのが、ええ子やなあとほっこりします。 家から持ち出す金目のものも、大事な人からプレゼントされたものなど、思い入れがあるものはちゃんと選り分けて置いていきますし。 そして、一人では常識的にも体型的にも生きていけないという自覚があっての、奴隷購入という選択。 奴隷に対して、購入前に「一生支えてほしい」と伝えた上での、完全家族扱いです。 欠損奴隷二人の方は……なんというか、陰謀に巻き込まれた挙げ句に打算と人間不信にどっぷりだったのが、治療をされる前の段階でもう好感度が振り切れ、治療された段階で天元突破してます(苦笑) 砂漠の国の褐色肌系兄弟なんですけど、キレイ系の弟でさえ190近く。がっちり系の兄は220cmの筋肉達磨(作者談)と、ちょっと身長がインフレ気味。 攻め入る側は180cmは越えないとだし、受け入れる側は160cm代が望ましく、170cmあたりはどっちつかずでモテにくいという世界観で、子豚ちゃんは最終的にはまんまとその170cmぐらいに。 で、4年ぐらい冒険者として世界を旅しまくる間に、白豚を卒業して瓜坊になった令息さん。 ……レベルアップで痩せるって、ずるいと思うんだ……(ぼそ) そしてきっちり居場所は把握していた実家から、そろそろ戻らないと復学できないと連絡を受け、帰宅した途端に奴隷紋解除スクロールを発動させてくる父と兄も相当ですが、それを見越して事前に一生解けない隷属魔法を主人(サミュ)に無断で契約しておいた、奴隷二人も負けてないww 結局、余計な虫よけにもなるからと、そのまま親戚の貴族と養子縁組して婚約者になった二人と学園に戻るも、今度は二人の祖国のしがらみが手を伸ばしてきて……という感じ。 元婚約者は、馬鹿だけど同情の余地もなくはないような……男爵家の庶子くんは……最初は同情できなくもなかったんですけど、だんだんいろいろとね……と言うか、思わせぶりな記述があったままフェードアウトしちゃったので、ちょっと肩透かし感があったりとか。 思わせぶりな記述と言えば、サミュに奴隷についていろいろ教えてくれていた、同系統の愛されキャラだったっぽい亡き親戚のおじさんについても、もうちょっとなんかあるかと思ったんですが……どうも作者さんの初BL作品らしくて、いろいろ書いてる間に設定が変わっちゃったところもあるっぽいです。 あと、繰り返して言いますが、けっこう妙なところがエグいです。 太りすぎて皮膚のひだの間に爛れがとか、風呂で手が届かないところを洗えてなくて……とか、そう言うのはラノベ系フィクションではいらないんだよ〜〜 ・゜・(ノД`)・゜・
|
No.3025
(読書)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
最近は小物作り(主にタティングレース)などにも没頭しています。
|
にほんブログ村
|
|